狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

場外乱闘は静かに継続中!沖縄にこだわり50冊/高文研

2009-01-27 10:11:53 | ★集団自決

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 本日アップが遅れた弁解。

6時30分頃から9時30分までにアクセスした方はご承知でしょうが、その時間帯は「gooブログ」のメンテナンスのため使用できなかったためです。

                  ◆


先週の土曜日、テレ朝の松本清張の「疑惑」を見た。

25年前に野村芳太郎監督で映画化された作品だが、現代風に脚色されており、テーマが法廷逆転劇であったせいか少しも原作の古さを感じさせない作品に出来上がっていた。

裁判官がマスコミにミスリードされるというドラマのうテーマは係争中の「集団自決訴訟」とイメージがダブってしまい、改めて「法廷外闘争」を考えさせられた。

ストーリーは松本清張の「疑惑」をクリックすれば読めるが、概略を述べると年老いた資産家の料亭主が若い後妻と深夜ドライブ中に車ごと海に転落し、後妻だけが助かり老主人は溺死する。

事故後、主人には後妻を受取人にした多額の生命保険に入っていることが判明。 さらに後妻は主人が数ヶ月前に上京した際、接待を受けたクラブのホステスで財産目当ての結婚だったとの噂があり、おまけに前科もあり、その奇矯な言動から地方紙の女記者が「後妻犯人説」で連日大キャンペーンを張る。 それにつられて証言者達は法廷で容疑者に不利な証言を次々する。

そして判決は死刑!

古畑任三郎演ずる、もとい、田村正和演ずる佐野弁護士が新聞社のキャンペーン記事の裏を取っていく。 すると、取材記者は容疑者に不利になることなら、単なるウワサでもそのまま針小棒大に取り上げ、その一方容疑者に有利な証言は「不都合な真実」として徹底的にスルーしている事実を突き止める。

そして、控訴審で「ウワサの証言」次々論破して、逆転無罪を勝ち取る・・・「♪ウワサを信じちゃいけないよ~♪」といった内容。

ストーリーとは関係ないが主演の田村正和の「バカヤロ」というセリフがミョウに面白かった。

ドラマでは地方紙の花形記者を室井滋が好演していたが「集団自決問題」でウワサをそのまま書きなぐったどこかの新聞社の記者の名前が複数名脳裏に浮かんで興味深かい。

ドラマ「疑惑」の裁判と「集団自決訴訟」は刑事事件と民事事件の違いはあっても、物的証拠もないままマスコミが誇大に喧伝する状況証拠だけで裁判官が恣意的判決を下したという点では共通項を持つ。

裁判官は「世論」を気にするというが、「世論」はマスコミが作る。

となると、判決は新聞の見出しが作るといってもあながち間違いとはいえない。

 

判決は「見出し」が作る 「全知全能」と驕る記者と判事が日本を劣化させる

歴史は「見出し」が作る

改めて「場外乱闘」が最高裁判決に『与える影響を危惧するが、一昨日の日曜日、NHKは相も変わらずこのような援護射撃。

第257回 1月25日(日)
女たちの地上戦 ~沖縄 埋もれた録音テープ 150時間の証言~

内容はお決まりの「残虐非道な日本軍」の証言だが、番組最後のクレジット見れば、自ずとその内容は推してしれる。 

資料提供者として、悪名高い「沖縄県立歴史資料記念館」はともかく、

「那覇市歴史博物館と「宮城晴美」の名前が出てくるのを見ると改めてこの番組の偏向性がわかる。

ちなみに宮城晴美氏は那覇市歴史博物館の主査をしているはず。

 

「援護射撃」はNHKだけではない。

左翼出版社・高文研と沖縄タイムが連携すれば以下引用のような記事になる。

ちなみに高文研は宮城晴美著『母の遺したもの』の出版元。

2009年01月25日【朝刊】 社会 

沖縄にこだわり50冊/東京の出版社・高文研/梅田代表 「基地ある限り伝える」【01月25日】
 【東京】平和や戦争問題などの書籍を出版している高文研(東京都千代田区、梅田正己代表)が今月、新刊「写真証言・沖縄戦『集団自決』を生きる」を出版した。これで沖縄関連本は五十冊目となった。沖縄にこだわる視点を持ち続け、一九八三年発行で関連本第一号の「観光コースでない沖縄」から足かけ二十五年目の節目でもある。梅田代表は「これからも沖縄問題を伝え続けたい」と語った。(西江昭吾)

 関連本出版は、沖縄大学理事長の新崎盛暉さんとの出会いがきっかけ。共に二十代のころ。梅田代表が原稿執筆を依頼したことから意気投合し、地域に根差した市民講座をやろうと、八一年から沖大と同社が「沖縄セミナー」を始めた。

 セミナーでは本土からの参加者も含めて基地や戦跡をバスで巡った。「本土の人だけでなく、県内の教師らもきちんと実態を見ていないことに気付かされた。沖縄戦をきちんと伝える案内本がなかった」。この時の思いから「観光コースでない沖縄」が生まれた。

 九二年からは都立高校が修学旅行で飛行機を使えるようになり、沖縄に行く学校が増加。それに合わせて、青い空や美しい海だけでなく、歴史や文化に触れてほしいという願いを込めて「沖縄修学旅行」と題した入門書を出版した。以来、平和学習を行う学校にとって“修学旅行のバイブル”といえる存在になった。

 梅田代表は「食べ物やグルメの本だともっと売れるが、基地や戦跡などシビアなテーマは大変。五十冊のうち重版したのは二割ほど」とこれまでの歩みを振り返る。

 今後に向けては「戦後六十三年たっても、国の一部を米軍基地として提供していることは道義的に許されない。それが続く限り、沖縄問題を伝え続けていく」と決意を新たにした。

                                              ◇

それにしても「沖縄戦でメシ食う人々」が結果的に「法廷外闘争」の場外乱闘に貢献していることになる。

「真実の攻防シリーズ」で孤軍奮闘している鴨野守氏が『真実の攻防』の単行本をこの5月都内の書店で発売が決まり、その記念講演会が6月に沖縄で行われるとの嬉しいニュースが入った。

詳しい日程は決まり次第押し知らせしたいと思います。

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