狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

中国との首脳会談を見送る、日本側から

2010-09-18 13:18:34 | 未分類

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「対中強硬派」前原外相に中国が強く警戒
 【北京=佐伯聡士】中国の胡錦濤政権は、尖閣諸島周辺で海上保安庁の巡視船と中国漁船が衝突した事件が日中関係に影を落とすなか、「対中強硬派」と受け止められている前原誠司氏が外相に就任したことに警戒感を強めている。


 関係筋によると、中国側は衝突事件で日本側が船長を逮捕、拘置していることを「これまでにない強硬姿勢」とみており、海保を主管する国土交通省の大臣だった前原氏の力が背後で働いていたと分析している。

 前原氏は民主党代表だった2005年12月、北京の外交学院で講演し、「中国は軍事的脅威」と発言。中国軍幹部との会談でも、中国の軍備増強をめぐり激しい応酬を繰り広げた。このため、中国では前原氏の「対中強硬派」のイメージが定着しており、今年6月に鳩山前首相の退陣を受けて菅首相が就任した際も、「菅氏はくみしやすい相手。タカ派の前原氏でなくて安堵(あんど)した」(中国筋)との見方が支配的だった。

(2010年9月17日19時50分  読売新聞)

                         ◇

昨日の新聞見出しに前原氏の外相就任について「強硬派」とか対中外交に「波紋を投げる」とか、一見もっともらしい文言が散見されたが、よく考えてみたらおかしな話だ。

これまでの外務大臣が、相手が中国となるとあまりにも卑屈な態度を取り続けたのが異常であって、今回の中国船長の逮捕劇も、日本側が波紋を投げたのではなく、中国側が波紋を投げてきたのである。

それに対し日本側が行った措置はごく当然のことを行ったわけであり、それに対する中国側の態度こそ高圧的そのものではないか。

いや、これがロシアの巡視艇なら船長逮捕なんて手ぬるい措置ではなく、相手が停船命令を無視した瞬間、撃沈されても仕方なかったはずだ。

前原氏は民主党代表だった2005年12月、北京の外交学院で講演し、「中国は軍事的脅威」と発言。中国軍幹部との会談でも、中国の軍備増強をめぐり激しい応酬を繰り広げた。

これをもって高圧的とみなしているようだが、これまでの日本の政治家が中国訪問をするときはオベッカタラタラの屈中発言しかしなかったのに対し、前原氏は一般の日本国民でも感じる疑念を素直にぶっつけたに過ぎず、この日本の政治家として当たり前の前原氏の発言を「高圧的」と捉えるのは痛いところを突かれた警戒感からではないのか。

 

日中首脳会談、見送りへ 英BBC「大使の早朝呼び出しへの抗議か」
 【大紀元日本9月17日】尖閣諸島沖で起きた海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件をめぐって両国の関係が悪化しているのを受け、日本外務省は15日夜、来週ニューヨークで行われる国連総会で両国首脳が会談しない方針を明らかにした。

 日中首脳の対立を回避するため

 英BBCの記事は外務省幹部の話を引用して伝えた。「解決の糸口が見つからない中で、中国側に会談を申し込んでも断られる可能性が大。無理して会談にこぎ着けたとしても、双方の首脳を対立させる場になりかねない。今、日中双方に首脳会談を実現させる意思がない」と同幹部が会談を見送った理由を述べた。

 11月に横浜で開催されるアジア経済協力会議(APEC)に、中国の胡錦濤国家主席が出席する予定で、「そのとき、尖閣諸島問題が一段落するか、中国側の対応次第」と外務省の幹部は言う。

 大使の早朝呼び出しへの抗議か

 2001~06年の間、小泉純一郎元首相が靖国神社を参拝し、日中関係が冷え切ったという状況下でも、日本側は国際首脳会議中に、両国首脳会談の実現を模索していた。今回首脳会談を開催しないという異例の決定は、民主党の外交路線をアピールする狙いがあるほか、先週丹羽宇一郎中国大使が早朝4時に中国側に呼び出されたことに対する抗議でもあるとBBCは分析する。

 日本の各マスコミは事件後、中国側は5回も丹羽大使を呼び出し、そのうち1回は週末の早朝に行われたことに、外交上では異例なことと報じた。先週水曜日に行われた自民党の外交国防部会で佐藤正久部長は中国の対応を「極めて無礼だ」と批判した。

 アーミテージ元米国務副長官の影響?

 BBCはさらに、日本政府が今回の事件に対して強硬な態度を示し始めたことに、訪日したアーミテージ元国務副長官の影響があると見ている。

 ブッシュ政権で国務副長官を務め、知日派として知られる同氏は先週、仙谷官房長官と会談した際、「中国は尖閣諸島問題で日本を試している」と指摘したという。

 また、アーミテージ氏は中国の東シナ海での活動活発化について「西沙、南沙両諸島の領有権問題でベトナム、マレーシア、フィリピン、台湾に警告する意味合いも強いのではないか」と分析した。

 アーミテージ氏は、日本記者クラブでの講演でも同じような見方を示した。日米関係がギクシャクしている中、中国が尖閣諸島で紛争を起こし、それをヒートアップさせたのは、日本がどこまで容認できるのかを試しているという。また、来週の国連総会の間に、日米首脳が共同声明を発表し、日米関係の今後の見通しを示せば、日米関係を離間させることができないというメッセージを中国に送ることができる。さらに、「日米安保条約」は日本の管轄下に置かれたすべての領土に適用することを中国政府に明確に知らせる必要があるとも、アーミテージ氏は指摘した。


(翻訳編集・高遠)

                     ◇

国連総会での日中首脳の会談は、日本側から中止の意思を示したとのことだが、日本外交にしては今までにない好判断である。

このような時期にあえて迎合的な会談の必要性は必要どころか、よけい問題をこじらす恐れさえある。

中国側から見て日本海から太平洋への出口を日本列島で封鎖され、東シナ海からの出口は南西諸島に封鎖されている状況がよく分かる海図を再度引用する。

日本近海における最近の中国の活動

 

こうしてみると尖閣諸島がガス田等の海底資源の確保という経済的見地のほかに、中国海軍の太平洋への出口という軍事的にも重要な位置にあるのがわかる。

従って今回の尖閣諸島近海での船長逮捕には引くに引けない覚悟と思われる。

今、日本の首相に必要なことは、中国への毅然とした態度と抗議だけである。

何しろ尖閣諸島は日本固有の領土なのだ。

菅首相は、この緊急の時こそ「日いずる国の・・・」と言った聖徳太子の、

中国に対する悠揚迫らざる態度を、胸深く刻み込むべきである。

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コメント (3)

中国に対抗処置も!前原外相が、

2010-09-18 09:03:37 | 未分類

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菅改造内閣の顔ぶれを見るとますます、サヨク色が濃厚になってきたが、ある程度の予測は出来ても、

岡崎トミ子氏の国家公安委員長就任には、呆れて言葉を失った。 

ブラック・ジョークにしても出来すぎである。

売国奴を取り締まるのが国家公安委員長の職務だと思っていたら、その売国奴が国家公安委員長というのだ。

韓国の反日デモに参加した売国奴の岡崎トミ子





そんな中、前原国交相の外務相への横滑りが、偶然にも時宜を得た菅の配剤、じゃ無く天の配剤だ。

前原外相について今日の沖縄タイムスにこんな見出しが劣っている。

米韓歓迎 中ロ警戒

「相手の嫌がることはしない」と公言した自民党の首相もいたが、前原氏は、安全保障がアキレス腱だといわれる民主党の中で数少ない国家観を持った安全保障の専門家である。

今まで舐められっぱなしであった、中国とロシアが警戒するということは、前原外相が国益を考えて発言するという国際的には普通の大臣だからである。

岡田外相から新大臣に変わるドサクサを狙うように、中国はやりたい放題の暴挙を開始した。

掘削ドリル?中国、東シナ海ガス田に機材搬入
 東シナ海のガス田開発問題で、ガス田の一つ「白樺(しらかば)」(中国名・春暁)にある中国側施設に、掘削用ドリルのような機材が搬入されていることが分かった。

 岡田外相が17日午前の閣議後の記者会見で明らかにした。掘削作業は開始されていないとみられる。日本政府の問い合わせに中国側は「修理のため」と説明しているという。

 政府関係者によると、数日前に海上自衛隊のP3C哨戒機が上空から確認した。

 外相は記者会見で、「掘削作業を始めたとすれば約束違反だ。中国の楊潔チ(ようけつち)外相にもそう伝えてある。そういったことはないと強く期待している」と中国側をけん制した。外務省は機材がドリルと確認されれば、直ちに抗議する方針だ。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)

 東シナ海のガス田開発をめぐっては、日中両政府が2008年6月に共同開発などで合意し、すでに中国が開発を進めている「白樺」については日本が出資することになった。

(2010年9月17日11時37分  読売新聞)

                                                       ◇

中国に対しては弱腰の岡田外相は、「機材がドリルと確認されれば、直ちに抗議する」というのが精一杯だった。

そしてふてぶてしくもこのような開き直りで言い返してきた。

【国際】 ガス田への機材搬入「完全に合法」と中国外務省 (9月17日 20:42)

【北京=関泰晴】中国外務省の姜瑜・副報道局長は17日、東シナ海のガス田「白樺」への機材搬入について、「完全に合理的で合法なものだ。中国は完全な主権と管轄権を有している」との談話を発表した。

いくら抗議しても掘削の実績を作ってしまったらら手遅れだが、この一刻も争う緊急事態に、新外相に就任したのが中国がもっとも忌み嫌う前原氏だったことは、中国にとっても想定外だったのだろう。

早速前原新大臣が、国益最優先のごく当然の発言をした。

単独開発なら中国に対抗措置=東シナ海ガス田-前原外相
 前原誠司外相は17日深夜の記者会見で、東シナ海のガス田「白樺」(中国名・春暁)で中国側が単独で生産活動に着手した場合の対応について「何らかの証拠が確認されれば、しかるべき措置を取っていく」と述べ、対抗措置を講じる考えを明らかにした。
 尖閣諸島沖の海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件を受けて日中関係にきしみが生じる中、中国側が白樺に建設した施設に掘削ドリルのような機材を搬入したことが確認されている。白樺をめぐっては、日本の資本参加による共同開発で合意しており、日本側は警戒を強めている。(2010/09/18-00:55)

                       ◇

今回の中国漁船船長の逮捕により、中国側は予定されていた「ガス田協議」の一方的延期等数々の圧力をかけてきているが、中国側の理不尽な対応は何も今回の船長逮捕劇以後に始まったことではなく、これまでに数々の勝手な行動に日本側は手を焼いていた。

中国ペース、日本を翻弄 ガス田協議初交渉、最終決着は霧の中

前原外相が対抗処置としていきなり宣戦布告するとは思わないが、少なくとも故中川(酒)元通産相に倣って帝国石油にでも掘削の調査及び実行を許可することは十分に考えられる。

何しろ尖閣には領土問題は存在せず、我が国の固有の領土を他国(中国)と共同開発の協議をしようというのに一方的に破棄されたのだ。

それこそ前原外相が国交省の頃の発言どおり、国内法に基づき粛々と掘削開始すればよい。

自分の庭を掘るのに、話し合いを拒否する他人の顔色は無視して自分の方針に従って掘削すればよいのと同じだ。

今回の中国漁船の領海侵犯は中国軍の組織的行動であった。

民主党政権でギクシャクしてきた日米同盟、そして民主党内の権力争いを見据えた中国が、その政治的空白を狙って、一気に尖閣ガス田の掘削の実績を作ろうとした。

ところが前原外相というもっとも手ごわい相手が登場し、予想もせぬ「対抗措置発言」を聞いて、一時立ち往生ししばし様子見、というのが現在の中国の立場であろう。

前原外相の発言を後押ししているのが米国側の「尖閣は日米安保」の対象という公式発言である。

前原頑張れ!

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【平松茂雄】東シナ海ガス田問題と中国の軍事戦略[H21/7/16]
【動画】⇒http://www.youtube.com/watch?v=DGHPK3eERDk

 


◆講演会のお知らせ

第三回「正論」セミナー

日時 平成22年10月15日(金曜日) 午前11時半開場・午後2時終了

場所 沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ
    (那覇市前島3-25-1 電話0988-860-2111)

講師 宮本雅史・産経新聞那覇支局長 『沖縄リポート』

    阿比留瑠比・産経新聞政治部 『民主党政権と沖縄』

参加費 1500円(昼食費込み)

お問い合わせ 沖縄「正論」友の会 電話 098-861-6778

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