狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

大人の対応?土下座を評価する沖縄紙

2010-09-29 07:48:16 | 未分類
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います

今日の沖縄タイムスの一面トップの大見出しはこれ。

知事、県外移設を要求

これに呼応するように社説の見出しはこれ。

知事「県外」を明言

これで民意は定まった。

それでは、これまでの民意は定まっていなかったのか、という疑問が残るがここではさておくとして、

中国が尖閣は勿論、沖縄の領有も主張するというこの時期に、沖縄紙の発信は中国にどのように受け止められるか。

当然民意は「沖縄に米軍基地は要らない」だと中国は受け取るだろう。

尖閣沖で領海侵犯した中国漁船を逮捕した事件がここまで紛糾した段階で、筆者が危惧することは、

この期に及んでも沖縄二紙が「米軍基地撤去」の記事を、ことさら派手に報道し誤ったメッセージを中国に送り続けていることである。

沖縄紙の「米軍基地撤去」の派手な報道を中国はこう解釈する。

「沖縄は日本帝国主義で侵略され、今でも県民は独立を望み、中国よりの解放軍の到来を心待ちしている」と。

4月25日に読谷村で行われた「米軍基地撤去県民大会」で、中国軍のシンボルカラーの黄色い旗を振って「怒」をあらわしたメッセージの意味を、少なくとも沖縄タイムスは承知していたはずだ。

毎日新聞の孫引きになるが、53年1月8日の人民日報「資料」欄は冒頭で

自由、解放、平和を求める琉球人民の(反米・基地)闘争は孤立したものではなく、日本人民の闘争と切り離せないものである」と報じている。

 「琉球群島はわが国の台湾東北部と日本の九州島西南部の間の海上にあり、尖閣諸島、先島諸島、大東諸島、沖縄諸島、大島諸島、トカラ諸島、大隅諸島、など七つの島嶼(とうしょ)で、それぞれに多くの小島があり、総計五十以上の名のある島と四百余りの無名の小島があり、(中略)その内側はわが国の東海、外側は太平洋の公海である」と地理的説明を行い、さらに「自由、解放、平和を求める琉球人民の(反米・基地)闘争は孤立したものではなく、日本人民の闘争と切り離せないものである」と述べている。(毎日新聞 記者の目

                       ◇

琉球人民と日本人民との共闘とは何か。

例えば今回当選した名護市議会議員の川野某のような本土サヨク活動家と沖縄サヨクが共闘し、「反米基地・反自衛隊配備」を「民意」とすることだ。

そしてこれを大きく報道する沖縄タイムスは、今回の中国船長の逮捕劇でも、日本政府に「対話こそ関係改善の道」と、中国への一方的土下座を主張する。

⇒沖縄タイムス社説[日中と沖縄]対話こそ関係改善の道 (2010年09月26日)

今後心配なのは国内の言論が内向きになることだ。・・・・

・・・憂さ晴らしとばかりに「海上自衛隊を出せ」という極端な意見が出るとやっかいだ。そんな歪(ゆが)んだナショナリズムに沖縄が巻き込まれてしまうことを最も危惧(きぐ)する。

 米国は領土問題は当事国間で解決するよう求め、干渉しない立場を明確にした。それでも同盟にすがろうと沖縄基地の重要性を強調する言論が起きそうな雲行きだ。

 海兵隊削減を含む沖縄の負担軽減にブレーキがかかったり、陸上自衛隊の先島配備計画を後押しする材料に使われるかもしれない。

 「普天間」県内移設反対の言論を抑えようとする内向きな議論に勢いがつくようでは、この国にとって不幸だ。

そして沖縄タイムスは、我が国の主権が損なわれることには一切関心を示さず、国民の素直な愛国心を「歪んだナショナリズム」として糾弾し、さらには日米同盟による国防の強化に対して「この国にとって不幸だ」と嘆いてみせる。

中国人船長の釈放について「大人の対応」だとして評価する「街の声」を批判したが、昨日の沖縄タイムスと琉球新報は夫々のコラムで口裏を合わせたように政府の対応を「大人の対応」と評している。

◆沖縄タイムス・「大弦小弦」

 ▼船長釈放で沈静化を図った日本政府の対応に批判が多いが、むしろ大人の対応だったとも思う。大きな摩擦が生じているが、日中双方とも平和外交を望む国民が大半だと信じたい。(浜元克年)

◆琉球新報・「金口木舌」

▼事件の展開を見ていると、双方が互いの出方を読み違えているようにも見える。日中外交の脆弱(ぜいじゃく)性を嘆きたくなるが、ある意味で未成熟な隣の大国と付き合うためには、大人の対応が重要だ。日本側の冷静な胆力が求められている。

沖縄二紙は、中国の理不尽な恫喝に対しては、常に大人の対応で土下座しろと主張していることになる。

今回の尖閣沖の事件で、今更ながらではあるが沖縄タイムスと琉球新報が、中国の広報紙であるということがはっきりした。

 

◆講演会のお知らせ

第三回「正論」セミナー

日時 平成22年10月15日(金曜日) 午前11時半開場・午後2時終了

場所 沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ
    (那覇市前島3-25-1 電話0988-860-2111)

講師 宮本雅史・産経新聞那覇支局長 『沖縄リポート』

    阿比留瑠比・産経新聞政治部 『民主党政権と沖縄』

参加費 1500円(昼食費込み)

お問い合わせ 沖縄「正論」友の会 電話 098-861-6778

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 

 ブログセンターランキングへクリックで応援願います

                 

コメント (7)