狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

無理筋だった「発狂報道」

2011-09-05 19:09:28 | 八重山教科書採択問題

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産経新聞 2011.9.4 20:45

折れぬ竹富町、違法状態 育鵬社教科書、2度拒否 県教委の指導も根拠なく
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書を、竹富町教委のみが不採択とした問題が混迷を深めている。竹富町教委の2度にわたる“育鵬社拒否”のため、同地区は8月末の採択期限までに教科書を統一できない違法状態となった。識者からは、竹富町のみならず、法的根拠のない指導に踏み切った県教委の違法性も指摘する声が出ている。

 選定前から八重山採択地区では、「日本教育再生機構」のメンバーらが執筆した育鵬社の採択反対運動が過熱していた。県教委も日程延期を求める中、3市町の教委代表者らでつくる協議会は8月23日、来春からの中学公民教科書に賛成多数で育鵬社を採択した。

 教科書無償措置法は、採択地区内の教委で同一の教科書を採択するよう求める一方、地方教育行政法は、教科書採択の権限を市町村教委に与えている。

 教科書採択に詳しい拓殖大学の藤岡信勝客員教授は「2つの法律の要請を満たすため、採択地区協議会の決定を市町村教委が追認するという形式が長年行われてきた。協議会の決定に最後まで従わなかった事例はない」と指摘する。

 しかし竹富町教委は同協議会の決定に従わず、8月27日に育鵬社を不採択とし、東京書籍を採択した。

 同協議会の規約では、協議会と教委の決定が異なる場合、3市町の教育長の役員会で再協議できる


同協議会は県教委の指導を受け、再協議を8月31日に開催。しかし合意に至らず、石垣、与那国両市町の教育長による賛成多数で、竹富町教委に、協議会の決定通りに採択するよう要請したが、竹富町教委は9月2日、再び不採択とした。

 藤岡教授は「再協議という規約上、竹富町は1回は拒否できるが、それ以上は無償措置法違反になる」と指摘。「マンション建て替えで少数反対派の居住者が、個人の財産権を根拠に拒否するのと同じ。全体の利益を守るためには多数派に従わなければならない」と解説する。

 県教委の狩俣智義務教育課長は当初、「地方教育行政法より無償措置法が優先され、各教委は協議会の決定を踏まえて採択しなければならない」としていた。ところが県教委は竹富町教委の2度目の不採択後、3市町の教育委員長に打開策を検討するよう指導した。

 藤岡教授は「法令に従って指導するのが行政。竹富町教委の違法性を指導せず、法的根拠もない教育委員長会を求めることは無償措置法を侵犯する」と批判。「文部科学省が県教委を指導すべきだ」とする。

 3市町の教育委員長は、いずれも育鵬社反対とされ、同協議会関係者は「育鵬社以外の教科書を選ばせるためとしか思えない」と不信感を募らせる。

 8日には、3市町の教育委員が参加する八重山教育委員協会の臨時総会が開かれる。教育委員長会の代わりとなりそうだが、何か決まるかは白紙の状態で、採択の行方は見えない。

           ☆

沖縄タイムスにとって、一連の「発狂騒動」は元々無理筋の戦いであった。

何しろ八重山地区で行われていた沖教組主導による違法な採択法を是正して民主的コンプライアンスに則った教育改革を実践する玉津会長を悪玉に仕立て挙げ、本来糾弾されるべきルール破りの慶田盛・竹富町教育長を正義の人として喧伝したわけだから、時間の経過とともに化けの皮が剝げてくるのは当然の帰結である。

沖縄2紙は連日、一面と社会面のトップを発狂したような大見出しで飾り、世論を誤誘導しようとした。

が、皮肉にも、騒げば騒ぐほど良識ある読者には、事の真相が見えてきたのだ。 万策尽きた沖縄タイムスは、8日に予定している八重山教育委員協議会の会合の結果に最後の望みを託しているようだ。

ところが、肝心の仲本会長が頭を抱え込んで困惑しているのがいるの象徴的だ。

そりゃそうだろう。

事の真相を知れば知るほど、泥濘に入っていく。 これ以上の恥の上塗りは勘弁して欲しいもの。

昨日那覇市内で行われた、八重山教科書採択に抗議する集会に参加した知人の話によると、参集した反対派の面々も、育鵬社版の採択をひっくり返すのは事実上無理と踏んでいる雰囲気だったとのこと。

あとは最後の圧力運動として各市町の教育委員会と県教育委員会に採択のやり直しを要求するメールやFAX,電話を入れるように通達しているとのことである。

八重山地区の調査員(教員)が育鵬社版教科書の調査報告書に丸写ししたというパンフレットの発行元である 「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文事務局長も参加したようだが、調査員のパクリ行為を隠蔽する沖縄2紙の姑息な行為を読者が知ったら何と思うだろう。

左翼活動家の高嶋琉球大学名誉教授の「頑張りましょう」という言葉が、9回裏ツーアウトでツーストライクまで追い詰められた監督の負けを覚悟の強がりのように聞こえてならない。

鵬社不採択へ 那覇で460人アピール 沖縄タイムス  2011年9月5日 09時54分 
≪ 状況打開の期待がかかるのは、8日に予定されている八重山地区の教育委員13人による会合だ。琉球大の高嶋伸欣名誉教授は「終わり良ければすべて良しという成果につながるように、頑張りましょう」と呼び掛けた。≫

八重山教科書「意図的採択打破を」 460人、那覇で集会 琉球新報 2011年9月5日      
 教科用図書八重山採択地区協議会の一連の問題を受け、「八重山教科書採択問題」報告集会(沖縄戦の歴史歪曲(わいきょく)を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会主催)が4日、那覇市の教育福祉会館で開かれ、教育関係者や平和団体など約460人(主催者発表)が参加した。八重山地区からの報告や有識者による育鵬社版公民教科書の問題点の指摘が行われ、学校現場の調査研究と保護者、地域住民の意見を尊重した公民教科書採択を求める集会アピールを採択した。
 
大会では「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」の大浜敏夫事務局長がこれまでの経緯を報告。
 沖教組八重山支部の上原邦夫執行委員長は、自身が調査員の依頼を取り消されたり、例年学校関係者もほとんど来場しない教科書展示会に特定政党の支持者が多く来場するなど、問題発覚前から不穏な動きがあったことを報告した。
 前宜野湾市長の伊波洋一さんは、育鵬社採択の背景に尖閣諸島問題や中国を敵視した日米軍事同盟強化など政治的な思惑があると説明。「基地をなくしていく中で育鵬社の目指す教育はあり得ない。意図的な教科書採択を打破していきたい」と力を込めた。
 県憲法普及協議会の加藤裕さんは「日本国憲法の価値をおとしめている」などと問題点を指摘した上で「多様な見解を記述せず、巧妙な形で一方的な価値観を押し付けているのが最大の問題点。どこをとっても使ってはならない教科書だ」と批判した。
 子どもと教科書全国ネット21の俵義文事務局長は、育鵬社と自由社の教科書採択について全国の動向を報告。「現場教員の調査報告を無視するなど、八重山で起こっていることは全国共通」と指摘した。

         ☆

集会が行われたのが左翼の巣窟といわれる那覇市の教育会館だけに、知事選で敗退した伊波洋一前宜野湾市長を筆頭に極左思想の持ち主として知られる有名人が次々と演壇に登場し、「教育に政治を持ち込むな」の掛け声とは裏腹の「モロ政治集会」そのものだったという。

 

【追記】

反対派は、各市町の教育委員会と県教育委員会に採択のやり直しを要求するメールやFAX,電話を入れるように通達しています。

そこで、全国の有志の方々にもご協力頂き、与那国町の崎原教育長と石垣市の玉津教育長に激励を入れて頂ければ、幸いです。
 
昨日の那覇市の集会では、採択支持より、反対が数倍も寄せられているという報告をしていたようです。

また、県教育委員会には、法律の則った採択にいちゃもんをつけるのは、不当介入そのものでという意の抗議を入れて頂ければ幸いです。

■激励
 
石垣市教育委員会
教育長 玉津博克
TEL:0980 - 82 - 2604 / FAX:0980 - 82 - 0294
 E-MAIL:kyouiku@city.ishigaki.okinawa.jp
 
与那国町 教育委員会
kyouiku@town.yonaguni.okinawa.jp
教育長 崎原用能
0980-87-2002

 

■抗議
 
沖縄県教育委員会
教育長 大城 浩
098-869-8753
mailto:kyouiku1@pref.okinawa.lg.jp
 

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コメント (3)

頭かかえる全教委協会長

2011-09-05 08:55:13 | 八重山教科書採択問題

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さて今朝の沖縄タイムスのおめざ記事は・・・

一面からは昨日に続き完全撤退で、社会面トップは不発弾騒動をデカデカと取り上げ、まるで戦争でも勃発したような狂乱の見出し。

で、肝心の教科書問題は、・・・写真付きながら社会面の中断に次の小さな見出し。

やはりフェイド・アウェイを目論んでいるのか。

育鵬社不採択へ声

那覇で集会アピール承認

昨日は沖縄タイムスが完全撤退だったので、本日の「メディアリテラシィー」テキストは八重山毎日新聞と八重山日報の対決記事を・・・。

さすがに「不都合な事実」を隠し通すのが苦しくなったのか、八重山毎日新聞の「仲本会長、頭かかええ込む」の見出しには笑ってしまった。

単なる親睦団体の意味しか持たない全教委協。

沖縄2紙によって全知全能の組織のように祭り上げられた仲本会長が、頭をかかえ込んで、困惑する気持ちはわかる、ワカル、よくわかる。(涙目)

■八重山日報社 9月4日

「推薦に拘束性なし」事前確認
  中学校教科書選定で

来春以降使用される中学校教科書を選定した
教科用図書八重山採択地区協議会
(会長・玉津博克石垣市教育長)が7月19日の会合で、調査員(教員)による
教科書の推薦に「拘束性を持たせない」と確認していることが3日、関係者の
話で分かった。
 
当時の出席者から特に反論は出なかったという。育鵬社の公民教科書が選定
されたことについて「調査員が推薦していない教科書が選定された」と批判
する声が上がっているが、玉津教育長は「当時の会合では反論がなかったのに、
後から批判するのはルール違反ではないか」疑問視している。
 関係者によると、同日の会合では、玉津教育長が「今回は(教科書)の順位
付けはしないことにした」「拘束性を持たせない推薦という手法は、従来から
考えていますので、調査員の意見を聞く方向で、それを含めた評価のための
話し合いをしたい」と提案。いずれの方針も会合で確認されていた

教科書は8月23日の会合で選定された。

■八重山毎日新聞 9月4日

最大の焦点は意思統一の仕方
プロセスをどうするか
仲本会長、頭を抱える

 八重山郡内の中学校で来年度から4年間使用される公民教科書が石垣市と与那国
町で育鵬社、竹富町で東京書籍と採択結果が異なり、違法状態に陥っている八重山
地区の教科書採択をめぐる問題で8日開催される八
重山教育委員協会(会長・仲本
英立石垣市教育委員長)の臨時総会は、異なる意見をどう集約して意志統一を図る
かが最大の焦点となる。仲本会長は3日、本紙取材に「そこまでもっていくプロセ
スをどうするか」と頭を抱え、「竹富、与那国の委員長と議論の進め方を話し合い
たい」と述べるにとどめた。「
法的根拠のない単なる話し合いだ」と反発する意見
も出ており、役員は難しいかじ取りを迫られそうだ


仲本会長は、臨時総会を招集した理由について「役員会で決裂したことをかんがみた」
と説明。「この問題は協会のも目的に合致する。そこしか(解決の道は)ないと思う。
八重山の教育行政の課題といったら今はこれしかない」と意欲をみせた。
 8月31日に再協議を行った教科用図書八重山採択地区協議会の役員会(3市町
教育長)は、協議会にしか絞り込む権限はないと答申通りの採択を求める石垣・与那国
と、採択権は各教委にあるとする竹富の主張がぶつかって決裂。育鵬社、東京書籍
それぞれの内容に関する議論は行われず、法律論や手続き論に終始した。このため
総会では内容に踏み込んだ議論が求められそうだ。
 育鵬社は、調査員が作成した報告書で「推薦したい図書」にも「特徴・特色ある
教科書」にも挙っていない上、協議会で6分程度の意見交換のあとに投票した結果、
5票を獲得して選定された経緯がある。
 選定理由には3点しか挙げられておらず、推薦外図書を選んだ割には説得力に
乏しかった。仲本会長は「説明責任を果たしていないからこういう事態になって
いる」と指摘する。臨時総会ではこの点を追求する声が出るのは確実で、これに
育鵬社を推す委員がどう具体的に答えていくかも注目点の1つ。
 一方、
総会の召集自体に「まだ議題も決まっていないし、総会ができるのか、
協会に採択の法的効力はなく、話し合い程度にしかならないのではないか」と
疑問視する見方が出ており、仲本会長は「合意形成を図りたいが、委員が納得
しないと元にもどる」と総会の進め方に慎重を期す考えだ


          ☆

八重山地区の教科書の根底に横たわる「自衛隊問題」について八重山日報の仲新城誠記者が9月4日付八重山日報にコラム記事を書いているので紹介する。

■八重山日報 8月4日コラム

教科書問題を読み解く

本質は「自衛隊問題」

教科書問題に対する一般住民の関心は高いものの「では、どう思いますか」と聞くと「何が問題になっているか分からない」と答える人が多い。 教科書の話となると何となく難しいきがして議論は教育の専門家に任せましょうという風潮すら感じる。 
しかし教科書問題の本質を読み解くと「教科書問題」は「自衛隊問題」にほかならないと気づく。 教科書をめぐる攻防は「自衛隊の存在をどう考えるか」「八重山への自衛隊誘致を認めtるか」という問題と底流でつながっているのだ。 
反対派から問題視されている育鵬社の公民教科書。 「自衛隊は日本の国防に不可欠な存在であり、また災害の救助活動などの面でも国民から大きくきたいされています」「戦後の日本の平和は自衛隊の存在とともにアメリカ軍の抑止力に負うところも大きいといえます」と自衛隊の役割を積極的に評価している。 
一方、八重山採択地区協議会の調査員(教員)が推薦し、竹富町教育委員会が採択した東京書籍版は「平和を安全を守るためであっても、武器をもたないというのが日本国憲法の立場ではなかったという意見もあります」(ママ)とあり、自衛隊が憲法違反だとする指摘に重点を置いているようにも読めます。 
調査員の報告書を詠むと、育鵬社、自由社が相応しくない理由として「軍事力に頼らない平和への努力や、憲法9条が果たしてきた役割がほとんど記述されていない」「自衛隊による軍事抑止力を強調し、憲法9条を改正する方向へ誘導する内容」などと自衛隊についての書き方が槍玉に上がっていることが分かる。 
この報告書の指摘は育鵬社、自由社の採択に反対するパンフレットから丸写しした文章であることが判明、報告書としての信頼度が揺らいでいるのだが、それは別にしても、両者の教科書に反対する人がイコール自衛隊に批判的な人だという図式は見える。 
事実、八重山で育鵬社、自由社版に対する反対行動を繰り広げている人たちはは「反自衛隊」を訴える人たちとぴったり重なる。 反対派が3日に開いた集会の決議でも、「自衛隊の存在についても最近の先島への自衛隊配備問題を見越してか、それを教育の場に持ち込み、戦争を容認する子どもを育てる」と育鵬社版を非難する一節があった。 
教科書問題の議論を分かりにくくしているのは、自衛隊の評価をめぐる考え方の違いが、実は最大の論点であるだということが、覆い隠されているからだ。 
この日の集会では、教科書問題について、「調査員が推薦しない教科書が選定されたから問題」「育鵬社版の教科書はふさわしくない」という議論がメイン。 それでは、一般住民には手の届かない議論にになりかねない。まさに「何が問題化分からない」という話になってしまう。 
与那国町では、基地建設計画が本格化し、石垣島、宮古島でも自衛隊配備計画が取りざたされるなど、自衛隊をめぐる議論は、八重山の住民にとってもはや避けられない。
尖閣諸島を」めぐる中国などとの摩擦、東日本大震災で自衛隊が示した存在感も、議論の必要性を後押しする。 
防災訓練で自衛官が続々と石垣市入りした中で、教科書問題がヒートアップしたのは、いかにも象徴的だ。
 一般住民がより良く教科書問題を理解し、自分たちの問題として考えるにはこうした視点も必要になる。(仲新城 誠)

             ☆

知人の1人に、「沖縄にも八重山日報のような保守系の新聞があるのは頼もしい」といわれた。

即座にこう答えた。 「保守系というより中立・バランス系じゃないの」と。

この数週間、八重山日報の報道を見ていて感じるのは、沖縄のように極左新聞が圧倒的シェアーを占める地域では、読者が左側から物を見る習慣が無意識についてしまう。

左から見れば、八重山日報が保守系に見えるのだろう。 極左とは左側の端であるから、立ち場を左の端に置いて見ると、おのずと見るもの全ては右に見える。 

八重山日報は沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日新聞という極左3紙に慣れ親しんだ読者には保守系に見えるだろう。

だが、その実、八重山日報は、極左3紙が決して報道することのない「不都合な事実」を県民の前に暴露し、読者の知る権利に応えてるに過ぎないのである。

上記コラムも教科書問題が表面は「教育問題」のように見えても、問題の本質は保守、革新を問わず「政治問題」であり、さらに焦点を絞ると「自衛隊問題」であり、行き着くところは「安全保障問題」であると喝破している。

育鵬社版教科書に反対する側は、よく議論に子どもを引っ張り出して「子どもの目線で」とか「教育に政治を持ち込むな」などと大合唱するのが常套手段だが、その行為自体が政治活動そのものである。

仲新城記者は、今回の教科書騒動を契機に「自衛隊問題」「安全保障問題」を真剣に議論すべきと示唆しているがこれは保守・革新に関係のない極めて的を射た正論である。

 ■慶田盛教育長は腹を切って詫びよ!
 
9月に入り、来週から石垣市・竹富町で、議会が開催される。
 
竹富町教育長は、このままでは議会を乗り切れないので、町議会開催を前にして、今年12月で任期を迎える慶田盛教育長の振り上げたこぶしの納めどころとして「辞任」という声も、町議会関係者の間では囁かれている。
 
これだけ世間を騒がせたのだから、教科書の有料負担という重荷を竹富町民に負わす愚を避けるため、いつまでもガキのように駄々をこねるのはいい加減にして、ここらで腹を切って辞任というのが当然考えられる「大人の知恵」だろう。
 
石垣市議会でも、教科書問題が最大のテーマとなると予想されるが、議会勢力で多数『13対9(保守系野党が2名)』となる与党が一枚岩となれるはず。これも石垣市民が、長年の極左政権から、市長、市議会とも保守系への「政権交代」を支持した結果に他ならない。
 
  
先週9月2日(金)、石垣市で仲新城記者が指摘する現在の教科書騒動の本質を象徴する二つの出来事が同じ日に重なった。
 
その一つ新港埠頭を主会場とした開催された「沖縄県総合防災訓練」。
 
今回の防災訓練は、3月11日の東日本大震災後、沖縄県で初めて行われる総合防災訓練で、過去(1771年)に明和の大津波に襲われた八重山地方での防災訓練ということもあり、陸海空自衛隊が700名余りが参加する過去最大規模の訓練となった。
 
また、この防災訓練では、陸海空自衛隊それぞれの総監も来島したが、全国でも陸海空自衛隊のそれぞれの総監が顔を揃えるのは異例中の異例とのことで、防衛省自衛隊のこの地域に対する並々ならぬ意思が感じ取れる。
 
ところが今回の防災訓練には、石垣市議会の革新系野党議員は一人も参加ていなかった。
市議会に対して、担当する石垣市総務課が事前に防災訓練の概要説明を行い、市議会議員専用の席も用意していたにも関わらずである。
 
市民の生命財産を守る防災訓練に多くの自衛隊が参加しているからという理由でなのか。
 
イデオロギーを優先させ欠席するとは言語道断である。
 
 驚くのそれだけではない。
 
 この革新系野党議員は、同じこの日の夜行われた教科書糾弾集会には参加しているのだ。
 
市民の生命の安全よりイデオロギーを優先するこの革新議員たちを、良識ある石垣市民は決して許さないだろう。
 
奇しくも同じ日に行われた「防災訓練」と「教科書糾弾集会」という二つの催し物。
これに対処する左翼議員達の行動は、極佐前市長の残した負の遺産の象徴であると同時に、仲新城記者が指摘する教科書問題の本質を象徴して余りある。
 
【おまけ】
 
石垣港には自衛隊艦船が入港し、昨日は石垣市民に一般公開された。
  
石垣市の長年続いた極左政権では、自衛隊艦船の入港は許可されなかった。
現政権になってから海上自衛隊の艦船の入港が許可されるようになり、石垣港や石垣港周辺の状況が確認によって今回の汎用護衛艦の入港接岸が出来たことは、災害時・有事の際の自衛隊の活動にとって大きな意義がある。 
今回の護衛艦「ゆうだち」の一般公開は、朝8時半から午後4時まで行われましたが、訪れた市民は、2,020名だったという。

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