狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

高嶋教授の寝言、無知丸出し

2011-09-15 18:14:55 | 八重山教科書採択問題

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この数日、沖縄2紙に「県に梯子をはずされ」「国と調整を重ねたのに困惑」などの泣き言が目立ちだした。

そんな中、次の記事などは、国の指導の下に、事を運んだら国が「前言を翻した」という印象の記事だが、よく読めば、県側が勝手に法令を都合の良いように解釈し、後の「言い訳用」として作成した文書が存在したに過ぎない。

またしても大爆笑である。

八重山教科書:県・国の調整 文書で判明

沖縄タイムス  2011年9月15日 10時14分 

 八重山地区教科書問題をめぐり、県教育庁が文部科学省の助言を受けて、「全13教育委員の協議」を教科書採択の場として有効とする考えをまとめた文書が14日までに明らかになった文書では、13教育委員の協議は、法に基づく協議の場であり、協議結果は同地区の「最終意志」で、協議で確認すれば各教育委員会の「採択完了」と見なすことも可能としている。項目ごとに「文部科学省担当課見解」とも記されており、県と文科省が周到に打ち合わせていたことがうかがえる。(渡慶次佐和、銘苅一哲)

 文書はA4判1枚にまとめられた「八重山教科書採択についての問題整理」。八重山採択地区協議会による育鵬社版中学校公民教科書の選定・答申後、石垣、竹富、与那国3市町で分裂採択となったことから、文科省に指導を仰ぎ、県教育庁がまとめた。

 文書では、地区協議会や教育委員会の権限、役割などを整理し、教科書無償措置法に基づく採択一本化の流れを検証、「3教育委員会の採択が一本化されていれば、採択結果が答申結果と異なっていても何ら問題ない」としている。

 結論で「文科省見解」と記された部分では、(1)「13名の委員による協議」は無償措置法第13条4項に基づく協議として位置付けることができる(2)協議の結論は採択地区の「最終意志」(3)協議の確認で各教委の採択の完了と見なすこともできる―としている。

 県教育庁との調整について、文科省教科書課の担当者は14日、本紙の取材に対し「地区協議会と別の協議を設置すること自体問題ないが、その場合は3教委の合意が必要と、県教育庁に繰り返し説明していた」と回答し、事前に調整していたことを認めた。

 ただ、「新たな協議の場の設置に加え、(採択に向けた)意志決定の方法も3教委の合意がなければ成り立たないと9月8日の全教育委員協議は無効との考えを示す一方で、県との調整では、決定方法まで話し合っていなかったことも明らかにした。

 これに対し、県教育庁の狩俣智義務教育課長は13日の自民党部会で協議の有効性を問われ、「判断は当事者である3教育委員会に委ねられるものだと考えている」と答えている

                            ☆

何と涙の出てくる「文書発見」である。

この「八重山教科書採択についての問題整理」なる文書を、文科省が作成していたのなら「梯子を外した」動かぬ証拠である。

文科省の幹部が首を切られることは間違いない。

だがこの文書は、玉津教育長を甘く見た県教育庁が、これほど大問題に発展するとは想定できず、後に問題が出た場合の「言い訳用」に作成された「内部資料」である。

ところが玉津会長の予想以上の抵抗に会い、問題が全国に知られることになり、「文科省に梯子を外された」という印象操作のため沖縄タイムスに「証拠書類」として漏洩させたのだろう。

ところが文科省の見解は、「確認事項」として、ネットを通じて全国に知られており、折角の「発掘文書」が、県が文科省の助言を都合の良いように歪曲した「証拠書類」になってしまったことは大ブーメランである。

上記記事からキモの部分を抜粋するとこうだ。

≪「文科省見解」と記された部分では、

(1)「13名の委員による協議」は無償措置法第13条4項に基づく協議として位置付けることができる

(2)協議の結論は採択地区の「最終意志」

(3)協議の確認で各教委の採択の完了と見なすこともできる≫

何と、この文書の言うとおりなら、文科省と中川文科大臣とは全く反対の見解を述べていることになる。

だが、タイムス記事は、これには文科省は次の前提条件が必須と記している。

≪新たな協議の場の設置に加え、(採択に向けた)意志決定の方法も3教委の合意がなければ成り立たない≫

8日の全教委協総会で決めた「新たな協議の場」には全教育委員が参加しており、その場で多数決で決めたので、「協議は有効」とすべき、・・・と誤誘導される読者がいるかも知れない。

だが、文科省は「合意の条件」を「それぞれの」教育委員会で合意と規定している。

全教員が一堂に会して多数決で決めても、単なる話し合いの結果であり法的根拠は何もないということである。

文科省が言う「合意のための前提条件」を、県教育長は都合の良いように歪曲解釈して文書にしたのが「八重山教科書採択についての問題整理」なる問題の文書である。

とんだブーメラン文書である。

文部省の見解は義家議員が文科省に確認した結果を確認文書にした「義家メモ」に記されている。

該当部分を抜粋する。
       
 ≪② 『地方教育行政の組織及び運営に関する法律』の第二十三条および第二十
    三条六項に明記されている、教育委員会の教科書採択の管理、執行は、原則
    として『義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律』に基づく
    「協議」の結果として出された「答申に基づいて」行われるべきものである。
   
  ③ ただし、『義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律』の、採択
    地区内の市町村の教育委員会における「協議」には明確な定義はない。八重
    山地区採択協議会で行われた「協議」が当然、これに該当するが、三市町の
    教育委員会が、それぞれ、「新たな協議の場」を設置することに「合意」する
    なら、別の「協議の場」を設定し、議論することもあり得る。≫
 
 
             ☆

■高嶋教授の寝言■

発狂新聞に掲載される高嶋伸欣琉大名誉教授の「識者の見解」など、活動家の宣伝ビラの類なので、今時まともな人はスルーするもの。

筆者も、未だまともなつもりなので、当然スルーしたのだが、トイレの暇潰しに読んで驚いた。

デタラメな法解釈を展開し、読者を誑かそうとしているので、一応そのデタラメを正しておく。

協議の正当性 是認」と題する記事から抜粋する。

≪■採択をめぐる法解釈

【採択権の行使には、同一の教科書を採択しないといけないと条件づけられている】(文科省担当者)

「教科書採択には同一地域内で同じ教科書を求めた教科書の無償措置法と、採択権限は教育委員会にあると定めた地方教育行政法の二つが並存する。 措置法が優先するとはどこにも明記されていない。これまでもそんな議論はなかった。 もしそうならここまで混乱せず、明らかに失言。 今回の3市町教委の主張にはそれぞれ法的根拠があり、優劣はつけられない。」

石垣市で8日に「ペテン会議」が行われる前日7日の沖縄タイムスに次のような記事が掲載された。

文科省は「梯子を外す」まえに「肩透かし」もしていたというのだ。

八重山教科書:文科省方針に肩すかし 

沖縄タイムス 2011年9月7日 
  【八重山】八重山地区の中学校教科書の採択問題で、石垣市教育委員会の玉津博克教育長は地区内で採択教科書が異なる場合に「教科書無償措置法」と「地方教育行政法」のどちらを優先すべきか、文部科学省に問い合わせたところ、6日に回答があった。同省は「どちらかが優先ということはない」と両立を求めた。  同地区で石垣市、与那国町が「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版公民教科書を採択したのに対し、竹富町教委は東京書籍版を採択した。地区内で同一教科書の採択を規定する「無償措置法」を盾に、玉津教育長と与那国町の崎原用能教育長は竹富町の慶田盛安三教育長に育鵬社版採択を迫っている。  玉津教育長らは文科省から「無償措置法」を優先するようにとの「見解」を引き出し、自身の根拠固めの材料にしようとしていたが、「両立を」との回答に肩すかしを食らった格好だ。  むしろ、同省の見解は地方教育行政法が定める「採択権は各教委にある」と主張する竹富町の正当性を裏付けた。  県教委も竹富町教委の独自採択を問題視しているのではなく、「地区内の採択が一本化されていないことが問題だ」とし、いずれの法律も重視するとの見解を示している。  文科省や県の見解に対し、玉津教育長は「法律は二つあろうが、義務教育の教科書は無償で与えるという無償措置法の趣旨を実現しないといけない」とあくまでも同措置法を優先する考えを堅持している。

         ☆

玉津協議会長が、文科省に「無償措置法」と「地方教育行政法」の優先度を問い合わせたところ、文科省が「どちらかが優先ということはない」と曖昧な回答をしたことに喜びで小躍りする記事である。

慶田盛竹富町教育長が強気で育鵬社版を拒否するのは「地方教育行政法」を根拠にしている。 タイムスが小躍りするのは、もし無償措置法が優先されるとなると、「竹富の反乱」の法的根拠が崩れてしまうからである。

文科省が両方の両立を求めた真意はわからないが、玉津側と慶田盛側のどちらに有利な発言をしても攻撃材料になるので、「法の常識」にしたがって行うことを求めたものと推測できる。

高嶋教授は文科相の「どちらが優先することもない」という発言を、自分の都合の良いように解釈し、次のような寝言を言っている。

措置法が優先するとはどこにも明記されていない。これまでもそんな議論はなかった。 ≫

どこにも明記されていないのは当たり前だ。

法の常識に従えば「特別法」は「一般法」に優先するものである。 

当たり前のことを一々明記していたら六法全書はトラックで運ぶ大きさになってしまう。

教科書採択に限って言えば「一般方法」とは「地方教育行政法」と考えられ、「措置法」という文言からして「無償措置法」が「特別法」に相当すると考えられる。

高嶋教授は、法の常識が明記されていないことを根拠に、慶田盛教育長の主張を必死に擁護する様は、怒りを通り越して哀れみさえ感じる。

ネットが普及した現在、高嶋教授など、クリック一つで化けの皮が剥げてしまうことに気が付いていないのだろうか。

ちなみに13日、東京の自民党本部で行われた文科省スタッフ、狩俣課長同席の「合同会議」で、玉津教育長は竹富教育委員の法律音痴を指摘し、次のような発言をしている。

玉津氏:「8日の『会議』に参加した武富教育委員5人に一般法と特別法の優先度を尋ねたら、1人も答えられることはなかった」(出席した関係筋)

歴代の教育長10名が「住民の会」という名を使って協議会の場に押しかけ騒ぎ立てて「静謐」な環境の協議を妨害した、とも述べていた。

 ■明記されていた「無償措置法」の優位性■

「地方教育行政法」は「無償措置法」に従うという常識は、義家議員が文科省に確認した「教科書採択における文部科学省との確認事項
」に次のように明記されている。 
                         

② 『地方教育行政の組織及び運営に関する法律』の第二十三条および第二十
    三条六項に明記されている、教育委員会の教科書採択の管理、執行は、原則
    として『義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律』に基づく
    「協議」の結果として出された
答申に基づいて」行われるべきものである
   
したがって「教科書無償措置法」と「地方教育行政法」のどちらを優先すべきかの場合、「教科書無償措置法」が優先するのは明らかである。

それゆえ文部科学省が言う「どちらかが優先ということはない」は厳密に言えば誤りであり、お役所的発想で言えば責任逃れである。

法律の常識に従えば、「地方教育行政法」を盾に反乱を起こした竹富教育委は、「無償措置法」の優先を主張する八重山採択地区協議会の答申に従うべきである。

【おまけ】

13日の自民党本部の「合同会議」に出席したは県狩俣課長は、質問に答えるとき「訴訟を覚悟して発言している」と発言した。(関係筋)

訴訟を覚悟とは誰が誰を訴えるのか真意は不明だが、本人が悪代官として行った悪行の数々を訴えられるのならともかく、「梯子を外した」文科省を県が訴えるのだとしたら、恥の重ね塗りになるのだが、観客はその方が喜ぶだろう。

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コメント (1)

逆転不採択の現場、「数の力」背景に押し切る

2011-09-15 10:40:12 | 八重山教科書採択問題

■八重山日報 9月12日(月)

逆転不採択の現場①
 「数の力」背景に押し切る 
  県教委も援護射撃  2教育長、必死に抵抗 

 育鵬社の中学校公民教科書を逆転不採択とした8日の全教育委員13人による「採択協議」。6時間近くに及ぶやり取りから、「育鵬社不採択」に向け、事実上協議を主導した県教育委員会と、数の力を背景に押し切ろうとする教育委員8人、必死に抵抗した玉津博克石垣市教育長ら教育委員5人の攻防が見えてくる。逆転不採択の現場を再現する。

 

 玉津教育長「県教育庁義務教育課の指導自体が不当介入であり、違法であります」

 


 攻防は3市町の全教育委員会で構成する「八重山地区教育委員協会」の臨時総会という形で始まった。しかし、それに先立ち、玉津教育長は、県教委の「不当介入」を文科省に訴えた要請書を報道陣に朗読、機先を制した。要請書は同日午前、送付したばかりだった。

 

開会直前、オブザーバー参加した県教委の狩俣智義務教育課長があいさつに立った。

 

 狩俣義務教育課長「県教委には公正適正な採択をしていただく立場で、交通整理をする法的な役目がある。教科書が3市町で一本化できていない。ここで統一をしてもらいたい」

 

 教科書無償措置法13条4項によって、3市町は「協議」し、同じ教科書を使用しなくてはならない。

 

正式な「協議」の場である採択地区協議会はすでに、育鵬社版の公民教科書を選定し、3市町教育委員会に答申している。市教委、与那国町は答申通り育鵬社版、竹富町は答申に従わず東京書籍版を採択した。

 

解決策は①教科書採択のルールにのっとり、竹富町を指導して答申に従わせる②新たな「協議」の場を設定して採択をやり直す、の2案。

 

狩俣課長の発言は、県教委が②を採用し、この場が教科書を一本化するための「協議」の場であることに「お墨付き」を与える意味があった。

 

仲本英立石垣市教育委員長「8月31日に採択協議会も終了し、これは大変なことだ、八重山の子どもたち、学校の管理運営はどうなるのかと思った。八重山高校3年生が八重山毎日新聞に出した投稿で『子どもは親の背中を見て育つ。情報公開、説明責任を果たす真の民主主義の姿を見せてほしい』という記事を書いたことに感動し、勇気をもらった」

 


冒頭のあいさつから、育鵬社版教科書の不採択を訴える高校生の新聞投稿を引き合いに出す仲本委員長。

 

仲本氏は臨時総会の招集権者。臨時総会の招集が、育鵬社版教科書を採択した石垣市、与那国町教育委員会の決定を覆す狙いだったことを、濃厚にうかがわせる発言だった。

 

崎原用能与那国町教育長「この場を教科書無償措置法13条4項の協議として位置づける根拠は何か。採択協議会とは別に協議会を設置するのか」

 

 仲本委員長「そういう方向性が見えたらいいと話をしただけだ」

 崎原教育長「県の資料によると、3教育委員会が認めたときにしか協議できないことになっている。勝手に、この会合で多数決できるものではない」

 

県教委は前日の7日に作成した文書で、教科書採択をやり直すための「協議」は、3市町教委の了解が必要だと明記していた。玉津教育長も発言を求めた。

 

玉津石垣市教育長「教科書無償措置法13条4項に定める協議は、採択地区協議会で、しっかり議論して結論を出している。残念なことに竹富町教委が、自分たちで教科書の選択までやって、東京書籍を採択したことは由々しき事態だ」

 

慶田盛教育長「石垣市教育長の話は許されない。非常識な話はするな。採択権は教育委員会にある」

 

竹富町教委が協議会の答申に従う理由はないと、声を荒げて反論する慶田盛氏。玉津教育長はなお食い下がる。

 

玉津教育長「採択権者(竹富町教委)が、答申と違う採択をするから問題になっている」

 慶田盛教育長「答申には法的拘束力はない」

 

ここで県教委の狩俣義務教育課長が、慶田盛氏を「援護射撃」する。

 

狩俣課長「地区採択協議会は3教育委員会の諮問機関。(答申には)拘束力はない」

慶田盛教育長「分かりましたか」

 

苦笑して引き下がる玉津教育長。仲本委員長は会を進行した。

 

仲本教育長「教育委員13人がそろっている。この場を採択の一本化に向けた協議の場にしていきたい」

 

 慶田盛教育長「教育委員協会は閉めて、教科書を一本化する協議会に切り替えたほうがいい」

 

ここで狩俣課長が「指導助言」に立った。

 

狩俣課長「異なった採択をした場合は協議を行う。この場を、協議を行う場にしていただきたいというのが県教育委員会の指導助言だ」

 


 仲本委員長「臨時総会は閉じます。閉会のあいさつをお願いします」

 

 入慶田本朝政与那国町教育長が閉会のあいさつをして、臨時総会は終了した。

 

 仲本委員長「(引き続き)この場を教科書一本化に向けての協議の場とします」

 

一方的に宣言する仲本委員長。すでに終了した3市町の公民教科書採択が白紙化され、全教育委員13人による新たな「採択協議」が始まろうとしていた。

 

コメント

狩俣悪代官の悪行!八重山日報の暴露シリーズ

2011-09-15 07:16:06 | 八重山教科書採択問題

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さて今朝のおめざは・・・。

沖縄タイムスの狂態(狂乱の大見出し)が毎朝楽しみである。

★一面左トップ

教科書の岐路 八重山の選択

≪無償配布 期限後も可能≫

文科省が見解示す

★社会面トップ

調整力が泡」「当然」

県選出国会議員 文科相見解に反応

きょう対応を協議

県あす会見 終日協議

★第2社会面トップ

県・国周到に調整

決定法は話し合わず 文書判明

協議の正当性是認  
文科相見解を聞く 高嶋伸欣琉球大名誉教授

お抱え「識者」の高嶋氏の寝言に付き合う気はさらさらないが、「識者の見解」というお決まりのタイトルが抜け落ちているのは、さすがに気恥ずかしいのだろうか。(笑)

■国会議員を使った誤誘導

相変わらずのデタラメな見出しには、特に驚かないが、記事の内容で看過できない事実誤認があるので指摘しておく。

勉強不足の国会議員を使ったデタラメ記事である。

玉城デニー衆院議員は「育鵬社版を選定した八重山採択地区協議会での手続きに瑕疵があると指摘されていることが問題先ずは詳細な経緯を分析する」と述べた。 
瑞慶覧長敏衆院議員も協議会の直前に変更された点に県民の不信が集まっていると指摘。 
≫(沖縄タイムス 15日)

沖縄タイムスによる、国会議員の口を使った卑劣な情報操作である。この2人の発言は伝聞情報による明らかな事実誤認である。

「発狂新聞」が垂れ流す、洪水のようなデタラメ記事を鵜呑みにすると、国会議員でもこのよう娯誘導されるという見本である。

ましてや八重山毎日に投稿した女子高生が騙されるのも仕方のないことか。

事実はこうだ。

県側はこれまで八重山協議会の行った一連の手続きに一度も瑕疵を指摘していない。

狩俣義務教育課長は、12日に文科省に事情聴取のため呼びつけられ、翌13日、東京の自民党本部で行われた「合同会議」には、文科相幹部、玉津石垣教育長と共に参加している。

(以下は同会議に参加した関係筋よりの信頼できる情報をもとにお伝えする。同会議は中川文科相の「協議は無効」発言後に行われた。)

その席では狩俣氏は小役人らしく自己弁護に終始したが、八重山地区協議会が6月の段階で、規約改正を突然「その日に提出」しその日に採決した旨の発言をし、事後的に規約改正に瑕疵があるかのようなアリバイ発言をした。

ところが玉津教育長が、狩俣課長の発言は間違いだと指摘し、「規約改正案10日前に上程しており、誰の異論もなく合法的に改正した。一連の手続きには少しの瑕疵もない」と決然たる態度で反論すると、狩俣課長は返す言葉どころか、グーの音も出なかった。

文科省担当官の居並ぶ中での発言だが、玉津発言に異論を唱え担当官は1人もいなかった。 

結局、規約改正に瑕疵があるというのは、発狂新聞に媚びる、玉城、瑞慶覧両議員の妄想に過ぎないが、この2人の「フリムン」の戯言を社会面のトップに大見出しで飾るところが発狂新聞の発狂といわれる所以である。

いまや沖縄の悪代官のイメージが定着した狩俣課長。 

発狂新聞が必死に隠蔽を図るその悪行の数々を暴いて見せている八重山日報のシリーズ(3)をお楽しみ下さい。

■八重山日報社 9月14日

調査員意見は最優先か
意見言い合うだけの ” 協議 ”
県教委、重ねて一本化迫る

< 逆転不採択の現場 ▼3▼ >

竹富町の慶田盛教育長が育鵬社版を批判する。

慶田盛教育長 「教科書を現実に使用する学校の意向はどうか。
        この点は調査員の調査結果だ。なぜ調査員に
        推薦されていない図書が上がってきたのか、
        客観的な説明がない」

地区小中校長会、八重山地区PTA連合会が育鵬社版に否定的な要請
を行っていることを指摘。地域住民の声にも言及した。

慶田盛教育長 「地域住民の意見は沖縄タイムス、琉球新報に載って
        いる。育鵬社関係の教科書を採択した市教委をどう
        思うか。タイムスは56%、琉球新報は61.3%
        が反対している。半数以上が反対している。こう
        いう状況を踏まえても、考えないといけないところ 
        があるのではないか」

竹富町の石垣安信竹富町委員、与那国町の入慶田本委員長、石垣市の
仲本委員長からも、育鵬社版の選定や、協議会の運営方法に対する
批判が続出する。

石垣委員   「公民の教科書だけ、調査委員の推薦がなかったものが
       急に浮上して、育鵬社が採用された。協議会の規約が突然
       変更され、現場の経験のある職員が外されたことも疑問に
       思う」
入慶田本委員長 「竹富町が悪者扱いされているが、私はそうではないと
         思う。原因を煮詰めていただいて、協議してほしい」
仲本委員長  「現場の先生方、調査員が研究した図書が採択されていな
       い。教科書を実際に使用する学校現場の意見が十分に反映
       されているのか。PTAの要請にも十分に答えられたのか。
       住民の世論調査が新聞で出ているが、もろもろの世論調査
       が十分に反映されているのか。この事実は無視できないと
       考えている」

石垣市の嵩田美代子委員も、ほぼ同様の論旨を展開する。        
 
嵩田委員   「なんと言っても調査員が上げてこなかった教科書を協議
        会が採択したことが納得できない。玉津教育長は責任と
        権限という言葉をしきりに発するが、調査員が上げたも
        のを選ぶという前提のもとの責任ではないか」

嵩田委員と竹盛洋一委員長は協議会の構成メンバーも疑問視する。

竹盛委員長  「協議会のメンバー8人の中に教育委員が6人いる。協議
        会は教育委員会の諮問機関であり、構成からして非常に
        おかしい」
嵩田委員   「3市町教育委員メンバーが自分たちで諮問して、自分たち
        で答申を受けるという入口のところから、大変な迷路に
        入った。今一度、原点に立ち戻って協議しないと一本化
        は諮れない」

「調査員の推薦がない教科書が選ばれた」という批判に玉津教育長が反論する。

玉津教育長  「推薦なしの教科書を採択したという話があったが、第2回の
        協議会で、6人の委員が集まった中で私は『拘束性をを持た
        ない推薦制を考えておりますから、そのうちにシステムを
        提示します』と申し上げている。協議会が自分の責任と権限
        で選ぶということをはっきり申し上げ、何ら反論がなかった」

育鵬社版を擁護する委員がさらに反論に出た。

徳松委員   「調査員の報告を尊重しなさいというが、報告書が、あるグル
        ープの反対意見とほとんど同じだとA新聞は書いてある。私は
        実際に分厚い調査報告を見た。八重山の調査員はマイナスの
        意見ばかりで、どういうことか首をかしげていた。ある種の
        誘導があったのかと思うふしがある。調査員といえども、
        それぞれ主義主張がある。その中でしか調査できない」

市教委の石垣委員は「協議会に教育委員が入っているのはおかしい」という批判に
反論する。

石垣委員   「なぜ協議会の総会で(委員を入れ替える)提案があったときに
        議論しなかったのか。総会で通ったんですよ」

委員全員が発言したが、お互いが意見を言い合っただけで、中身のある議論に
発展しない。ここで竹盛委員長が提案する。

竹盛委員長   「きょう、この13人の教育委員がいらっしゃる中で(教科書)
         決めてほしい。ここで採択してはどうか」

ここで玉津教育長は、義家弘介参院議員が文科省幹部から取った文書を読み上げる。
文書によると、この場を教科書採択に向けた協議の場とするなら、3市町教委の
合意が必要だ、玉津教育長は、義家氏の名前を伏せた。
ここで狩俣義務教育課長が発言する。 

狩俣課長    「(文書は)私たちが確認しているところと若干異なるところ
         もあり、確認が必要だ」

狩俣課長はさらに、育鵬社版を選定した採択協議会の答申について説明する。

狩俣課長    「採択協議会で出されたのは答申だ、答申はあくまで答申。
         各教育委員会を拘束しない。文科省からも、弁護士、行
         政法専門の大学教授にも確認している」

狩俣義務教育課長は、この場での採択協議入りを改めて迫る。

狩俣課長    「各教育委員会が異なる採択をした場合は、協議しないこと
         は許されない。残るのは協議の形態。委員長だけに一任し
         てやるか、委員長と教育長でやるか。だいたい、こういった
         ところだと思う。答申と異なる採択であっても一本化して
         いればいい。そのことを確認してほしい」

この場で協議しないという選択肢はないと断言する県教委。育鵬社版を擁護する
少数派の委員たちは追い詰められていく。

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【おまけ】 9/14八重山日報、その他の見出し

育鵬社不採択の協議無効
中川文科相が見解示す        
県教委、一本化を再指導へ

「育鵬社採択」で指導か       
市教委は妥協案提示

自民石垣支部
「不当介入」に抗議         
県教委の指導疑問視

” 協議 ”無効
「合意」と「多数決」はき違え    
強引手法が裏目に

育鵬社版の採択指導を
自民部会、文科省に要請                    

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