狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

石垣市で講演会、教科書問題で、高橋史朗教授が

2011-09-17 12:37:49 | 八重山教科書採択問題

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元校長の鳩間昇先生が八重山地区の良識を代表して、教科書問題について八重山日報で正論を訴えたのは記憶に新しい。

鳩間先生は、八重山地区の教科書採択をめぐる混乱を憂い、このたび「八重山の教育自治を守る会」を立ち上げ、明日18日(日)、石垣市で教科書問題のエキスパート高橋史朗明星大教授をお招きし講演会を開催することになりました。

「発狂新聞」のデタラメ記事に撹乱され、事の真相が飲み込めず動揺しておられる八重山地区住民の皆様、お誘い合わせのうえ奮ってご参加下さい。 長年教科書問題に関わってきた高橋教授が、今回の教科書採択騒動の真相を解明します。

講演会の詳細は文末にご案内しますので、とりあえず逆転不採択を煽った「発狂新聞」に触れた産経記事の一読を。

八重山協議会の選定に異常なまでの攻撃を加える発狂新聞と、それに煽られ竹富教育委に肩入れする県教委の実態を産経が見事に暴いています。

             ☆


産経新聞・【土・日曜日に書く】論説委員・石川水穂 逆転不採択を煽った地元紙

 ◆発端は採択制度の改革
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町の教科書採択をめぐり、八重山採択地区協議会で採択された育鵬社の中学公民教科書が同県教育委員会の介入により、八重山教育委員協会で逆転不採択とされた。

 八重山教育委員協会は単なる親睦団体で、適正な手続きを経た協議会の決定が採択権のない組織によって覆されたケースは前代未聞だ。文部科学省は逆転不採択の決定を無効とした。当然である。

 なぜ、こんな違法がまかり通ったか。育鵬社など保守系教科書に対する地元紙のバッシング報道が深くかかわっている。

 発端は、協議会の会長を務める石垣市の玉津博克教育長が、現場教師ら教科書調査員による教科書の順位付けを廃止する方針を打ち出したことだった。沖縄県教職員組合(沖教組)の影響が強い教師らの意向で事実上、教科書が決まっていた従来の仕組みを改め、協議会委員らが自らの見識で教科書を選ぼうとしたのである。

 このため、協議会委員から教師が外れ、3市町の教育長と教育委員6人にPTA代表と学識経験者を加えた計8人で構成された

 これに地元紙が猛反発した。

 沖縄タイムス「一連の変更は、選定の権限が、これまでの教師らの調査員から、協議会へ移行することを意味する」「教科書を日々使用するのは子どもたちであり、教師であることを忘れてはならない」(8月17日付社説「選定変更の意図は何か」)

 琉球新報「全面的に近い制度変更が一気に進められる手法には危うさを禁じ得ない」「見逃せないのは、『新しい歴史教科書をつくる会』『教科書改善の会』などがつくる中学歴史や公民の教科書を推す団体が目指す採択手法とほぼ一致している点だ」(8月16日付社説「透明性保ち疑念を残すな」)

 県教委も地元紙に同調し、協議会に日程の延期と委員の追加を求めてきた。これが“誤った行政指導”の始まりだった。

 協議会側は日程変更を受け入れたが、委員の追加は拒否した。その結果、8月23日の協議会で、育鵬社版を賛成多数で採択した。

 ◆教科書の中身を攻撃

 地元紙は今度は、その教科書の中身を激しく攻撃した。

 琉球新報「今回選ばれた教科書は、八重山の生徒たちが手にする公民の教科書にふさわしいとは言い難い」「周辺国との共生の観念と懸け離れ、『排外的』な思考に陥りかねない危うさが否めない」(8月25日付社説「八重山にふさわしいのか」)

 沖縄タイムス「県民の過重負担や米軍普天間飛行場移設問題などに触れていないところに意図的なものを感じる」「世界平和への貢献についても、自衛隊の海外派遣の意義を強調し、軍縮へのリーダーシップなど、軍事力に頼らない平和への努力や憲法9条が果たしてきた役割は、ほとんど記述されていない」(8月24日付社説「推薦ないのに、なぜ?」)

 以前、朝日新聞が保守系の扶桑社教科書のみを集中攻撃した手法と同じだった。

 ◆新報の提案に乗る県教委

 その後、保守の石垣市と与那国町の教委は協議会の決定通り育鵬社教科書を正式に採択したが、革新の竹富町教委は決定に従わず、東京書籍の教科書を選んだ。8月31日の3市町の教育長による協議も物別れに終わった。

 琉球新報は「再協議の場で竹富町が提案したように3市町の教育委員全員でつくる八重山教育委員協会で合意形成を図るのも一つの方法だ」(9月1日付社説「生徒は大人を見ている」)と提案した。

 県教委が再び、教科書採択に介入し、協議会に強いたのが、まさにこの方法だった。県教委は、教育委員協会での「新たな協議」について、3市町教委の合意があったと文科省に報告した。だが、石垣市と与那国町の教委が同省に無効を訴えた。県教委の報告は虚偽に近い。

 沖縄県では、琉球新報と沖縄タイムスの2紙が圧倒的なシェアを持つ。しかし、その記事は必ずしも県民の声を反映していない。

 東日本大震災の被災者救援活動に、沖縄県嘉手納基地などから米軍が「トモダチ作戦」として参加した。沖縄県で、米海兵隊員らに共感する声が広がった。

 だが、地元紙の見方は違った。

 琉球新報「在日米軍が普天間飛行場の『地理的優位性』や在沖海兵隊の存在意義などをアピールしている。強い違和感を覚える」(3月18日付社説「それでも普天間はいらない」)

 沖縄タイムス「震災の政治利用は厳に慎むべきだ」(3月22日付社説「政治利用に見識を疑う」)

 今回のケースは、地元紙に煽(あお)られた県教委による、適正な教科書採択に対する不当な妨害工作といえる。(いしかわ みずほ)

 

 産経新聞・【採択の危機 八重山教科書問題】県教委、竹富町擁護に終始

 ■ルール、指導に背き協議振り出し
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転「不採択」とされた問題は、県教委が16日、文部科学省の指導に従わず、再協議に差し戻したため、再び決着が遠のくことになった。県教委に再協議への具体策はなく、振り出しに戻っただけ。あくまで竹富町教委を擁護し、文科省への不満すらにじませる県教委だが、行政機関が自らルールを踏みにじって暴走を続ける前例なき事態への反省はない。

                   ◇

 「有効か有効でないかという判断はまず、当事者がすべきだ。第三者が一つの団体の協議の有効性をいうべきものではない」

 16日に県庁で開かれた県教委の会見。狩俣智義務教育課長は、逆転不採択となった8日の協議の有効性についてこう述べ、県教委が答える立場にないとした。

 しかし、自ら立ち会った8日の協議の場で、「協議には法的拘束力がある」と有効性を主張し続け、逆転不採択にお墨付きを与えたのは狩俣課長だった。

 文科省は8日の協議を無効と判断。15日に県教委に対し、協議会の結果に基づき、事実上、竹富町教委に育鵬社を採択させるよう指導した。県教委の対応が注目されたが、結論は「3市町による協議」で、国の指導を“無視”した形だ。

 大城浩教育長らは、文科省のいう「協議会の結果」がどの協議を指しているか「さまざまな解釈がある」としたが、育鵬社を採択した8月23日の協議会の結果であることは明らかだ。

 不可解な主張に記者から質問が相次いだが、狩俣課長は「県が市教委を指導するためには明確な法的根拠が必要。地方自治法で法律または政令によらなければ指導できないということもある」と、国の指導に従えない理由を述べた。

 その上で「県教委の認識では、3教委の採択に違法性はない」と、協議会の選定に従わず、違法状態を作り出した竹富町教委を擁護。各教委に採択権を認めた地方教育行政法と、地区内で同一の教科書採択を求めた教科書無償措置法の双方のもとで解決を図っていくしかない-との主張を繰り返した。

 文科省の指導にも従わず、3教委の協議という振り出しに戻しただけの県教委。大城教育長は、8日の協議を文科省が無効判断したことについて、「いささか困惑している」と不満をにじませ、不協和音をあらわにした。

           ☆

>「有効か有効でないかという判断はまず、当事者がすべきだ。第三者が一つの団体の協議の有効性をいうべきものではない」

 >16日に県庁で開かれた県教委の会見。狩俣智義務教育課長は、逆転不採択となった8日の協議の有効性についてこう述べ、県教委が答える立場にないとした。

 >しかし、自ら立ち会った8日の協議の場で、「協議には法的拘束力がある」と有効性を主張し続け、逆転不採択にお墨付きを与えたのは狩俣課長だった。

オブザーバーとは世間を欺く仮の姿で、「発狂新聞」が不都合な事実を報道しないことを良いことに、狩俣課長は①ルールを作り、②司法判断をし、③その実行をするという、1人三役で三権の全てを掌握した言動を、全教委協の会議の場で示していた。

16日付八重山日報が、狩俣課長の全教育委協での独裁的発言を次のように生々しく報道している。

狩俣課長
ここで話したことは拘束力がありますよ。先ほどの段階で、全
体で協議することを確認したので、それを踏まえて、無償化措置
法13条4項で、そこで決めたことに拘束力がある。答申は拘束
力はない。もう一度確認する。この違いは大事だ

狩俣課長は、どの面さげて「第三者が一つの団体の協議の有効性をいうべきものではない」なんて白々しく発言できるのだ。

盗人猛々しいとは、このことを言うのではなかったか。(怒)

 

■■八重山地区での講演会のおしらせ■■

 

≪教育講演会≫

守ろう!

八重山の教育自治

~どうなる子供たちの教科書~

石垣市、与那国町、竹富町からなる「八重山採択地区協議会」で厳正なる協議のうえ正式採択された中学校の公民教科書(育鵬社)が沖縄県教育委員会の不当介入で一転不採択となりました。 
これに対し、石垣市、与那国町の教育長は、再度の採択決議は無効だ」と主張しています。
はたして真相は同なんでしょうか。

子育てしているお父さん、お母さん、ぜひご参加下さい。

■講師:高橋 史朗 氏 -明星大学教授、元埼玉県教育委員長

≪長年、教科書問題に取り組み、また「いじめ」「虐待」「不登校」問題などの政府委員を歴任してきた。 教育問題のエキスパートが真相を解明します≫

【略歴】早稲田大学大学院修了、米国スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員、臨時教育審議会特別委員(政府委嘱)、青少年健全育成調査研究会座長(自治省委嘱)、埼玉県教育委員長

■日時:9月18日(日) 午後3時30分~5時

■会場:石垣市健康福祉センター
 
■参加費: 無料
 
☆子ども預かり室あります。
 
主催:八重山の教育自治を守る会(代表:鳩間昇0980-88-8041)
 

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コメント (7)

沖縄2紙に平伏す!大城県教育長の会見

2011-09-17 07:59:57 | 八重山教科書採択問題

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産経新聞 2011.9.16 21:52
【採択の危機】県教委、文科省指導に従わず 一本化 再協議を指導へ
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転「不採択」とされた問題で、県教委は採択結果の国への報告最終期限となった16日、3教委に、改めて教科書一本化へ向けて協議するよう指導する方針を明らかにした。文部科学省は県教委に事実上、竹富町教委に育鵬社を採択するよう指導したが、これに応じず再協議へと差し戻した形。県教委の対応に、批判が集まりそうだ。

 文科省は15日、協議会の結果に基づき、県教委に3市町教委が同一教科書を採択するよう指導。事実上、竹富町教委に育鵬社を採択するよう求めていた。

 しかし、県教委の大城浩教育長は16日の会見で「3教委に同一教科書が採択されるよう、文科省と調整しながら助言したい」と、改めて協議による一本化を求める考えを示した。具体的な協議方法は「3教委に努力していただく」とした。

 文科省の指導については、「『協議会の結果』が(育鵬社を選定した)8月23日の協議会なのか、(不採択とした)9月8日の協議の結果なのか、さまざまな解釈がある」と言及。文科省が無効とした8日の協議結果に有効性があるかのように述べ、狩俣智義務教育課長が「23日の結果なら、その答申を踏まえ協議する」とした。

大城教育長は、各教委に採択権を認めた地方教育行政法と、地区内で同一の教科書採択を求めた教科書無償措置法双方の順守を強調。狩俣課長は「答申通りの一本化もあるし、答申以外の教科書での一本化もある」と、指導に反する形になる可能性を示唆した。

 文科省への報告期限を過ぎても違法状態が続くことから、文科省は16日に改めて県教委を指導。県教委は「しばらく時間を下さい」と回答したという。

          ☆

正常な判断力のある人なら、県教育委の「反乱」に対し批判の矢を浴びせるだろうが、県教育委のお仲間の「発狂新聞」なら、逆に昨日の大城教育長の会見に、お褒めの言葉を述べるからやはり狂っているのだろう。

例によって一面、社会面見開きで、発狂指数全開の今朝の沖縄タイムスをから、県教委の対応への評価を表す記述を拾うとこうなる。

県教育委の判断は、期限が迫る中で目に見えない「圧力」をかわし、県の立場を踏まえた冷静な対応だった。≫(沖縄タイムス 17日)

沖縄の教育界というより沖縄全体を覆っている「全体主義」の呪縛は沖縄2紙、沖教組などの極悪共同体の強大な影響力による、と書いた。

極悪共同体の片割れである県教育委は、事ここに及んでもついにその呪縛を断ち切ることが出来なかった。

仮に、県教委が一本化のために、文科省の指導に従って「武富町教育委を指導」したらどのように事態は展開していたか。

今朝の「発狂新聞」は、おそらく次のような類の大見出しが躍っていただろう。

≪県教育委、政治的圧力に屈す≫

≪県民への裏切り行為だ! 町の声≫

≪県民感情を踏みにじる暴挙≫

等々。

そして談話を発表した大城教育長は裏切り者として「メア・バッシング」並みの新聞による総攻撃の標的にされていたであろう。

小林よしのり氏の言う「全体主義の島沖縄」である。

              ☆

県教育委が発狂新聞に迎合するための最後の砦は9月8日の「全教育委協」の会議で決議した結果を合法的と認識することである。

合法的と主張する根拠は、「県はあくまでオブザーバーで参加しており、採択の主体は参加した全教育委員である」ということである。

極悪共同体の仲間である沖縄2紙と地元沖縄毎日の3紙は、同会議に参加した狩俣課長がオブザーバーどころか、数々の越権行為をして強引にに採択するよう主導した事実を隠蔽し、県民の知る権利を奪っていた。

なぜなら、、もし8日の「全教委協」での採択の合法性を巡って裁判沙汰になった場合、会議内での狩俣課長の言動が大きな鍵になり、重大な証拠になるからである。

八重山日報が連載で特集している<逆転不採択の現場 シリーズ>は、全教委協の協議が違法であることを示す動かぬ証拠になる。

沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日の「発狂3紙」が必死に隠蔽する狩俣悪代官の悪行の数々を、今日も八重山日報が暴露して、県民の知る権利に答えている。文末に掲げた八重山日報の連絡先に激励のメール等を送りましょう。

■八重山日報社 9月16日

「協議には拘束力」県教委明言
育鵬社の採択疑問視
玉津氏「多数決はいけない」

< 逆転不採択の現場 ▼5▼ >

ここで竹盛委員長が、県教委に指導助言を仰ぐ

狩俣課長
「全体で協議することは決まったので一歩前進。あと3段ぐらい階段
を上ってもらわないといけない」

協議の進行を求める狩俣課長。さらに、育鵬社版の採択を疑問視す
るような発言が飛び出す。

狩俣課長
「お願いしたいことは、文科相の通知には『地域において広く関係者
の理解を求める』とある。皆さんは絶対的な権限があって参加してい
るのではない。関係者の意向をくみ取って自分自身の意見を出してい
ただくということだ。学校現場、保護者、地域の意向はこうだ、とそ
れぞれ話をしてほしい」

ー校長会やPTA、地域住民から育鵬社版の採択に反対する意見が上が
っていることを念頭に置いた発言だ、宮良学教育事務所長は、さらに
踏み込む。

宮良教育事務所長
「校長会は調査員の意思を尊重してくれと言った。八P連も『つく
る会』系の教科書採択には反対。教育は保護者、学校、地域の信頼
があって始めて成り立つ。校長会、八P連の主張をどう各委員が判断
したのか、そこを聞きたい」

ー玉津教育長が反論する。

玉津教育長
「教科書15種目のうち、2種目が調査員が推薦しなかった教科書が
選定された。残り13種目は、何らかの形で教員の専門性に基づく
調査報告書と複数推薦制を参考にした結論が出ている。教員、校長
先生の思いも、十分選定に生かされている。何ら問題はない」

狩俣課長
「今の考え方は誤認がある」

ー玉津教育長に再反論する狩俣課長。こうした県教委の姿勢の背景に、
協議はさらに、育鵬社版に反対する委員に有利な情勢となっていく。
仲本委員長は
、再び新聞の世論調査を持ち出す。

仲本委員長
沖縄タイムスの世論調査で育鵬社反対が56.2%。市、与那国町
の教員が調査員推薦ではない教科書を採用したのに反対は61.3%。
地域の実態も十分反映して尊重してほしい」

ー崎原、玉津両教育長が反論する。

崎原教育長
「マスメディアを含めて不採択運動に走っている。世論、世論という
が、世論作りをしているのは誰か。新聞が正論だと思ったら大変な間
違いを犯す」

玉津教育長
公務員にとって大事なのは法律だ。世論ではない。世論は参考と
して聞くが、私たちは法に基づいてやることを確認しましょう」

ー協議はここで、「多数決」の是非に再び戻る。崎原教育長が、
多数決に反対する意見を述べる。

崎原教育長
「合議制でやるなら協議に参加するが、委員が少ないと分かりながら
多数決を押し付けるなら、脱法行為だ」

大田委員
「市教委、協議会でも最終的には多数決だ」

崎原教育長
「あれは、あれでいい。(傍聴人から大きな笑いが)条件が一緒
だった。われわれは3人しかいない。条件が違う」

崎原教育長の発言に大きな笑い声を上げる傍聴人。育鵬社版の不
採択を求める団体のメンバーたちが会場に詰め掛ける。玉津教育長
を罵倒する私語が多い。笑い声だけではなく、時おり拍手すること
もあり、傍聴マナーに問題がある。

玉津教育長
合議制を希望している人がいる場合は多数決はできない」

ー入慶田本委員長が「できないということがあるか」と声を張り
上げる。

玉津教育長
「3市町教委は独立した機関だ、その独立した組織が決めた結論
を変える場合は、決めた本人たちが決める」

慶田盛教育長
「何のためにこの会議を持っているのか」

崎原教育長
「条件が違うので、採決を取る意思決定方法はやめてください。
そうでないと、与那国に帰って協議事項を否決する(多数決なら)
拘束力がないからだ」

ー多数決をめぐる議論がさらに白熱する。

玉津教育長
協議会では、多数決という規約を決めてきた。きょうは合議で
やるか、多数決でやるかを、多数決で決めてはいけない。何でこ
れを、みんなで集まったから変えようという話になるのか


大田委員
「始めに確認してスタートしている」

慶田盛教育長
「採決の意見は曲げないと出席しているのに、どんな合議ができ
るのか」

ー狩俣課長が発言する。

狩俣課長
「採択が異なれば協議をしなければならない。そこを確認してく
ださい」

竹盛委員長
「多数決で諮るか、諮らないか決めたい」

大田委員
「多数決で諮ってください」

崎原教育長
「多数決を取るなら私は退席する。ルール違反だ」

玉津教育長
「私も退席する」

狩俣課長
「退席という選択はできるだけ避けてほしい


崎原教育長
「人間の少ないほうが不利だ」

狩俣課長
皆さんは協議する義務がある。そこから逃げないでください」

崎原教育長
「ここで決めたことには拘束力は何もない」

ー狩俣課長が明言する。

狩俣課長
ここで話したことは拘束力がありますよ。先ほどの段階で、全
体で協議することを確認したので、それを踏まえて、無償化措置
法13条4項で、そこで決めたことに拘束力がある。答申は拘束
力はない。もう一度確認する。この違いは大事だ


育鵬社を選定した協議会の答申には拘束力はないが、この日の
協議には拘束力があるー。
県教委は、答申に従わなかった竹富町教委の意向を支持する姿勢を
明確にした。


      ☆

このような狩俣課長の「朕はルールブックなり」を地で行く強権発動が、はたしてオブザーバとしての出席といえるのか。

全教委協での協議が合法的と言えるか!

県教委は「発狂新聞」が主導する極悪共同体の批判の目を恐れて、終に自己崩壊の坂道を一歩踏み出したことになる。

次の打つ手は発狂新聞主導の「県民感情」を叫ぶ「県民大会」くらいだろうが、ネットの普及した現在、「大会」に集まる人は、沖教組やプロ市民等を動員しても1000人も集まらないだろう。

       ★

筆者は沖縄に住んでいながら、今回の八重山教科書問題が起きるまでは、恥ずかしながら八重山日報の存在を知らなかった。

八重山関連の情報といえば、それぞれ石垣市に支局を持つ沖縄タイムス、琉球新報と地元石垣市の大手八重山毎日新聞の極左3紙のみに頼っていたからである。

したがって当日記と八重山日報の記者やスタッフとは面識はないし、メールの交換などもない。

石垣市在住の有志が、労をいとわず連日八重山日報の記事を送って頂く結果、「発狂新聞」が必死で隠蔽する県教委の越権行為をお知らせできるわけである。

前にも書いたが、八重山日報は県民の知る権利に応えて報道をしているだけのようだがだが、一部の読者には保守系新聞に見えるらしい。

県民の知る権利に応えるのが保守系というならそれも良かろう。

八重山日報の奮闘に敬意を表紙、勝手に購読の案内をさせていただく。

【付記】

今朝も一面、社会面見開きとトップで狂態を晒している沖縄タイムスの見出しの紹介は、ばかばかしいので、本日は省略。

以下は八重山日報のサイトの転載です。


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産経が沖縄2紙に質疑!

2011-09-17 06:27:13 | 八重山教科書採択問題

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八重山教科書問題をめぐり、連日の狂ったような報道を続ける沖縄2紙を、「発狂新聞」と命名したところ、ネット上ではイコール沖縄タイムスと琉球新報を指すということが常識となってきた。

同2紙のあまりの異常さに同業者の産経新聞が「発狂の理由」を沖縄2紙に問い質した。

同業他紙がこのような質問をするのはきわめて異例のことである。

産経新聞那覇支局は琉球新報社屋内に間借りをしている。

産経新聞は大家さんに「発狂の理由」を聞いたことになるのだから、よっぽど我慢ならなかったのだろう。

ちなみに朝日新聞那覇支局は沖縄タイムス社屋内にある。

本日の沖縄タイムスの発狂見出しについては、8時前後エントリーの予定。

八重山教科書問題 文科省、県教委を指導

2011年9月16日(金)08:00

(産経新聞)
 ■地元紙 育鵬社否決誘導か

 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転「不採択」とされた問題で、文部科学省は15日、県教委に対し、16日までに3市町が同協議会の選定に基づいた採択を行うよう文書で指導した。事実上、竹富町教委に育鵬社の採択を求めたもので、同町教委の対応が注目される。一方、この問題をめぐる地元メディアの「偏向報道」については「不当な逆転不採択を後押しした」と問題視する声が出ている。

 ◆最大級の扱い

 「『つくる会』系不採択」「育鵬社版不採択」

 9月9日、琉球新報と沖縄タイムスは1面に大見出しを掲げた。琉球新報は社会面でも見開きで「平和・人権貫く勝利」「住民胸なで下ろす」、沖縄タイムスも「採択逆転 市民安堵(あんど)」と最大級の扱いで報じた。

 始まりは7月中旬。琉球新報が、協議会会長を務める石垣市の玉津博克教育長の「改革」を批判的に報じた。これまで採択権のない教員の意向で決められていた不適切な採択方法を改めようとするものだったが、以来、両紙は玉津氏を「独善」と断じ、「戦争賛美の教科書採択への布石」などとする市民団体や教職員組合の主張を書き続けた。

 協議会が育鵬社を選定すると、やはり1面などで大展開し、「行き着くのは戦争」「『皇民化』に危機感」「大変なことになった」と“反発”した。

 竹富町教委が2度にわたり育鵬社を不採択とすると、琉球新報は社説で「竹富町が提案したように3市町の教育委員全員で合意形成を図るのも一つの方法」と述べ、採択に関し法的根拠のない全員協議へと“誘導”していった。

 ◆世論調査も?

 「沖縄タイムスでは56%、琉球新報では61%が育鵬社に反対している」

 8日の3市町の教育委員全員による協議で、竹富町の慶田盛(けだもり)安三教育長は両紙の世論調査の数字を持ち出して育鵬社反対を訴えた。

 玉津氏は「大事なのは世論ではなく法律」と一蹴したが、その世論調査の数字にも疑問符が付く。

 琉球新報の世論調査に答えた石垣市の女性看護師(52)は「調査員は『育鵬社は沖縄戦の集団自決で日本軍の関与を認めていませんが』といった前口上を話した後で質問してきた。育鵬社を選びにくい雰囲気にさせる誘導的な質問の仕方だった」と証言する。

 ◆「県民の総意」

 結局、全員協議では強引に採決に持ち込まれ、手続きに何の瑕疵(かし)もない協議会の決定が覆されたが、こうした「偏向報道」に県教委が乗じる形で生み出された「逆転不採択」は、文科省に「無効」と否定された。

 石垣市の砥板(といた)芳行市議は「あれだけ毎日不採択キャンペーンをやっても反対は6割。それが県民の総意であるかのように報道する姿勢は問題」と批判する。

 沖縄本島では、革新系の両紙で9割超のシェアを占めるとされる。八重山地区でも革新系の地元紙が9割超。石垣市政関係者は「保守系と革新系両方あればいいが、沖縄では革新一色。論調に洗脳される読者もいれば、あきれている読者もいる」と指摘している。

 産経新聞は文書で一連のキャンペーン報道について(1)地元住民から出ている「公平性を著しく欠く偏向報道」との指摘に対する見解(2)キャンペーン報道の理由などをただしたが、琉球新報は「質問内容に事実誤認があり、回答を控えさせていただきます」とした。

 沖縄タイムスは「報道全体を通して判断していただきたいと思います」と回答した。

                       ☆

産経が問い質した「発狂」の一例、

まるで左翼の宣伝ビラである。

八重山教科書問題 文科省、県教委を指導 

                        ★

[意見あて先]

★【抗議】

強引にルール変更をした沖縄県教委に抗議を
沖縄県教育委員会 教育長・大城浩
TEL:098-866-2741  FAX:098-866-2750
E-MAIL:kyouiku1@pref.okinawa.lg.jp

八重山地区採択協議会の決定に従わなかった竹富町教委に抗議を
竹富町教育委員会 教育長・慶田盛安三
TEL:0980-82-2276 FAX:0980-82-0643
E-mail: takekyo@orange.ocn.ne.jp

 ★【激励】

採択地区協議会の答申を守り、育鵬社採択を決定した石垣市教委と与那国町教委に激励を
石垣市教育委員会 教育長・玉津博克
TEL:0980-82-2604  FAX:0980-82-0294
E-MAIL:kyouiku@city.ishigaki.okinawa.jp

与那国町教育委員会 教育長・崎原用能
TEL:0980-87-2002 FAX:0980-87-2074
E-MAIL:kyouiku@town.yonaguni.okinawa.jp

 

■■講演会のご案内■■

青山繁晴、ケビン・メア in 宜野湾市

【祖国と沖縄に光あれ 戦後日本と日米同盟 ―これからの沖縄の行方―】

日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演~18:00終了

開場: 宜野湾市民会館

入場料: 無料

第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏
第二部/ パネルディスカッション

ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長)
屋良 朝博氏 (沖縄タイムス社 社会部部長)
花城 大輔(JC 沖縄地区協議会会長)

お問合せ先TEL.098-858-1110

公益社団法人 日本青年会議所沖縄地区協議会フォーラム

※会場定員の1200 名に達し次第受付終了となります。
また、駐車場に限りがございます。公共交通機関をご利用ください。


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