狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

菅氏、辺野古賛成「多くの民意ある」

2015-04-04 14:38:12 | 未分類

 

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本日の沖縄タイムスから「菅・翁長初会談」関連の見出しを紹介。

■一面トップ

菅氏「民意分からぬ」

辺野古 沖縄の民意問われ

知事選など事実否定

きょう来県 あす知事会談

■二面トップ

解釈 意識的に発言

地元(稲嶺知事・岸本名護市長)が承認

付けた条件 実現せぬまま

民意は普天間の危険性除去

県内移設での解決望まぬ

前知事から埋め立て承認得た

知事選敗北 触れず

与党 沖縄ばかにしている

野党 菅氏の考え一理ある

「民意わからぬ」で県議会

■三面トップ

曲解か 真意どこに

官房長官語録検証

辺野古が唯一の解決策

移設先探しに二の足

沖縄の基地負担を軽減するため

「県内たらい回し」が実情

岩礁破砕 申請不要

県「45トン構造物計画なし」

辺野古は「地方自治侵害」

愛知・長野の2市村議会 陳情書採択

 

他にも一面と社会面(27面)を使って、次のようなキャンペーン張っている。

先ず一面に、次の大見出し

拝啓 菅義偉官房長官

民意は基地負担軽減です 県民より

そして県民代表の意見として3人の意見を

軍隊なぜ必要なのかー中山きく(86歳、元白梅学徒)

政府 冷たい壁感じるー新垣翔士(24歳、介護士)

戦争への場所 もう嫌ー石井(※川編に竜)一(30歳、写真家)

社会面トップは

菅官房長官へ思い伝えたい

沖縄の基地負担に向き合って

宝の海返して欲しいー金城光進(72歳、第一隆清丸船主)

基地ある生活直視をー中畑麻衣(30歳、会社員)

「寄り添う」実際は逆ー(伊波美恵(60歳、「カマドゥー小たちの集い」呼びかけ人)

あれほど菅官房長官との会談を切望したはずなのに、一旦会談が決まると、今度は菅氏が事前に発したコメントの言葉尻をとらえ、猛バッシングの攻撃記事。

「法律を盾に知事を苛める権力者・菅氏」との印象操作に躍起。 知事の援護射撃をする紙面構成である。

タイムスが「民意」「民意」と発狂しているのはこの発言のこと。

 菅氏、沖縄の民意「分からない」辺野古移設賛否

菅氏、選挙結果を実質否定 新基地「民意分からぬ」

2015年4月4日

 【東京】菅義偉官房長官は3日午後の会見で、名護市辺野古の新基地建設について県民の中に賛成、反対のいずれの意見が多いかという問いに対し「それは分かりません」と述べた。新基地建設が最大の争点となった名護市長選や知事選、衆院選で建設反対の候補が全て勝利したことについても、新基地建設の是非ではなく「総合的な政策の中で選ばれた」と述べ、各選挙の結果が建設に反対する「民意」という考え方を事実上否定した。

 菅氏は民意を分からないとする一方で、「沖縄県知事と名護市長が移設に合意した事実があり閣議決定した。行政は継続性がある」と強調。合意した施設や当事者、移設条件が異なる過去の事例を引き合いに新基地建設を進める正当性を示した。

 2日の会見で菅氏は、辺野古移設に反対する人と対比させて普天間飛行場の危険性除去を一日も早く解決してほしいとの多くの民意がある」と発言していた。

 この発言の真意について3日は「現場で代表者に会い、普天間の危険性除去をなんとかしてほしいというのが沖縄県民の大きな声」と説明し、危険性除去のため「辺野古移設が唯一の解決策ということを翁長知事との会談で話したい」と述べた

 

  ☆

菅氏が「分かりません」という民意について、読者の東子さんのコメントを引用する。

 
「<社説>菅氏「民意」発言 牽強付会も甚だしい 2015年4月4日」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241404-storytopic-11.html

>菅義偉官房長官が、米軍普天間飛行場の辺野古移設について「反対する人もいれば、逆に一日も早く解決してほしいという多くの民意もある」と述べた。

辺野古反対の翁長氏36万票。
辺野古推進の仲井真氏26万票。
「一日も早く解決してほしいという多くの民意」が、26万人もいる。


>菅氏から「民意」を尊重するかのような発言を聞くとは思いもよらなかった。

菅氏が「民意」を尊重する人だとわかって良かったではないか。


>よろしい。それではどちらの民意が多いか比べてみよう。

辺野古区の賛成という民意を無視するには、より上位の名護市の民意をださなければならない。
それで弱いと思ったのか、沖縄県の民意を出した。
より上位の民意が民意というなら、日本国民の民意が最高位だ。
日本国民の民意は辺野古移設を進める「安倍自民党」支持。 
                ☆

「ナイ元国防次官補、辺野古「再検討を」 地元民意を重視 2015年4月4日」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241405-storytopic-3.html

>「沖縄の人々の支持が得られないなら、われわれ、米政府はおそらく再検討しなければならないだろう」

法的に無理と分かってきて、拠り所は、「民意」という「情緒」に頼るしかないと“腹を括った”のか、民意のオンパレード。
で、新報がおっしゃる「地元民意」とはどこの地元?
辺野古区?
名護市?
沖縄県?


ところで、この記事中に「新基地建設」という言葉は、一度も出てこない。
すべて「辺野古移設」だ。

ナイ元国防次官補に聞いたのは、「辺野古移設」であって「新基地建設」ではない。

なぜ、「新基地建設」と「辺野古移設」を使い分けるのだ?
沖縄県民には、「新基地建設」と「辺野古移設」の違いなぞ分からないから「新基地建設」と言い、ナイ元国防次官補には通用しないから正しく「辺野古移設」と言うのか?

               ☆

今回の「菅・翁長初会談」ほど最初から両者の発言が予測できる会談も珍しい。

菅氏は普天間飛行場の危険除去と米軍の抑止力維持のため、辺野古移設が唯一の解決策との政府見解に理解を求めたいとの認識しており、「普天間飛行場の危険状況について知事がどう考えているかを含めて議論したいとのこと。

一方、翁長知事は「沖縄の民意に御理解いただく意味でも話しをして、私も申しあげたいことは申しあげたい」と話している。

菅氏が関心を示す普天間飛行場の危険性については「これは直接話しをした方がいい。 一言でこういった話をすると誤解を招く」とのこと。

いずれにせよ知事選前から「どなたが知事になっても辺野古移設は粛々と進む」と明言している菅氏と「あらゆる手段で阻止する」と明言する翁長氏の間の深い溝を埋めることは至難の業。 

翁長氏の一番の弱点と思物別れになる公算が強い。われる「普天間飛行場の危険性」について問われると、「国の責任で探せ」と言うだろう。

国の責任で「辺野古移設が唯一の解決策」とすると、県が「あらゆる手段で阻止する」と国に反旗を翻す。 これではいつまで経っても堂々巡りである。

 今回の会談は、結局物別れの降参が強い。

 【おまけ】

 菅官房長官に「会談しないのは差別」などと言っておきながら、会談のため来県したら「帰れ」と罵声を浴びせるプロ市民団体。


辺野古新基地:菅氏来県に反発 市民ら40人抗議

沖縄タイムス 2015年4月4日 09:30
 
 菅義偉官房長官が西普天間地区の返還式典に出席するために4日、沖縄入りすることを受け、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では同日午前8時ごろから、新基地建設に反対する市民ら約40人が「式典をやめろ」「長官は帰れ」と訴えた。

さらには県議までが・・・

 あす辺野古阻止行動 県議会与党ら、菅氏に訴...(2015.4.4) カメラ

辺野古で騒動を起している「くるさりんど山城」「ヘッドロック仲宗根」「ひき逃げ目取真」などのプロ活動家のことを沖縄2紙は「市民」として擁護するが、彼らが周囲に撒き散らす乱暴狼藉のことを決して報道しない。

唯一県内紙では八重山日報のみが、彼らの実態を報道している。

節度ある抗議活動を 辺野古、住民生活に悪影響

 
キャンプシュワブゲートの向かいに設置された違法テント=3日、名護市辺野古キャンプシュワブゲートの向かいに設置された違法テント=3日、名護市辺野古

米軍普天間飛行場移設計画が進められている名護市辺野古区のキャンプシュワブゲート前では、移設反対派による抗議活動が昼夜を問わず続いている。嘉陽宗克区長は3日、八重山日報社の取材に対し、抗議活動で住民の通行が妨害されるなど、住民生活に悪影響が出ていることを明らかにした。「区民の安心と安全を守りたい。平常な生活を戻してほしい」と抗議活動に節度を求めた。
 嘉陽区長によると、キャンプシュワブゲート前では区外から多数の反対派が集まり、違法駐車や区民の通行妨害などを繰り返しているという。

▼全文は「新聞オンライン.com」で
http://www.shimbun-online.com/latest/yaeyamanippo.html

                   ☆

 

菅氏、辺野古賛成「多くの民意ある」

琉球新報 2015年4月3日 

 【東京】菅義偉官房長官は2日の記者会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画について「辺野古移設に反対する人もいれば、逆に普天間の危険性除去、一日も早く解決してほしいという多くの民意もある」と述べ、移設に賛成する意見の方が多いかのように主張した。上京中の翁長雄志知事が同日、菅氏との会談をめぐり、辺野古移設反対を菅氏に伝達する考えを述べ「民意を理解していただく」などと語ったことに反論する形で答えた。世論調査や昨年の選挙結果でいずれも移設反対意見が多く、菅氏の発言は事実誤認だとの指摘が上がっている。
 琉球新報が一昨年12月から昨年11月までに実施した3度の世論調査では、7割以上が辺野古移設反対と答えている。昨年、辺野古移設が争点となった名護市長選や知事選、衆院選では、いずれも辺野古移設に反対する候補が当選している。
 翁長氏も選挙結果を念頭に、移設反対が「民意」だと明言しているが、菅氏は賛成が「民意」として、事実と異なる見解を示している。
 翁長氏はこの日、山口俊一沖縄担当相と会談後、都内で記者団に対して、昨年の県知事選で掲げた辺野古移設反対を堅持する意向を強調。米軍基地が戦後に強制接収されたことなどを説明し「沖縄県は自ら基地を差し出したことは一度もない」と訴えた。さらに「日本の安全保障は国民全体で考えてもらいたい」と沖縄の米軍基地の過重負担を訴えた。
 翁長氏と菅氏の会談は5日午前、那覇市内のホテルで開かれる予定。菅氏は4日に来県し、キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区の返還式典や、自民党県連の大会に出席する。関係者によると、経済界や仲井真弘多前知事との会食なども調整している

 

あれほど「新基地建設」に拘った琉球新報が、ここでは「新基地建設」とはひと言も記せず、専ら「辺野古移設」と正確にに報じているのは「捏造報道」として訴訟沙汰になるのを危惧しているのだろうか。

ちなみに辺野古のキャンプシュワブは、住民の要請で建設されており、「沖縄県は自ら基地を差し出したことは一度もない」という翁長知事のコメントは間違いである。

「4月12日です。」

 

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コメント (13)

中国はAIIBの私物化を狙っている!

2015-04-04 06:31:40 | 未分類

 

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■中国はAIIBの私物化を狙っている!

         ☆

 

ではなぜ、中国はAIIBの私物化を狙っていると言い切れるのか? 

第一の証拠は、そもそもAIIB設立のきっかけにさかのぼります。中国がADBの出資比率を上げて発言権を得ようとしました。しかしこれに米国と日本が難色を示したため、AIIB設立を宣言したと言われています。

ここまで聞くと、「なんだADBはアメリカと日本の息がかかっていて、日本の財務省の天下り先じゃないか」と思います。実際その通りなんですよ。

しかしアジアでは預ける人を間違えると、公金がどこかに消えてしまうリスクは非常に高いのです。公金を預けて安心なのはカネを貸し付けている先進国、そしてアメリカはアジアではないとなると、消去法で日本ぐらいしか残りません。たとえば欧州復興開発銀行(EBRD)総裁はフランス人とドイツ人しかやったことないですが、私はそれに文句を言おうとは思いません。アジアでは日本人以外に代わりがいないというだけです。

しかし中国はADBの総裁をやりたいと言ったようです。たとえば銀行の全資産から25%も借りている最大債務者が「俺を頭取にしろ!」と言い出したらどうでしょう。

地位を利用して踏み倒す気マンマンだな、こいつ

としか思えません。少なくともそういう要求をするのはADBからの借金を返し、日本のODAを断ってからにしてくれと思うはずです。

つまり中国はADBの乗っ取りと私物化に失敗したため、AIIBという別組織を立ち上げて揺さぶりをかけてきたということです。

証拠の第二は、北朝鮮の参加を断ったことです。

表向きの理由は「金融と経済体系が国際金融機構に参加する水準に至っていない」とのことですが、それなら「今は即答できないが、創設メンバーや資金が揃ってから検討する」と言えば済む話。しかしそうしないのは今の北朝鮮が北京政府と敵対関係にあるからです。おまけに資金を借りる側なので、中国政府にとっては特に邪魔者なのです。

これはAIIBが民主的で透明な手続きで仕事をする組織ではないことを示しています。北京の一存で参加国を決められるのであれば、どのプロジェクトに融資するか、どの企業に発注するか、どの銀行に資金をプールするかもすべて中国政府次第。私物化のための銀行なのですから他国に利益が回るはずありません。

証拠の第三は、日米のたび重なる「公正なガバナンス(統治)確保」の説明要求に答えていないことです。要するに「インチキしないという証拠を出せ」と言われているのに、無視を決め込んでいます。公正にしたらインチキできないので、出せるはずがありません。

 

 

安倍政権がやることなすことすべてに反対する御仁や団体がある。 朝日を筆頭のサヨクメディアや民主党、共産党などの野党は、安倍政権が見送った「アジアインフラ投資銀行」についても「バスに乗り遅れるな」とか「世界から孤立する」などと政府の「見送り」を批判している。

 「バスに乗り遅れるな」AIIB礼賛な皆さん - Togetterまとめ

その代表的なものが「日米安保体制」である。

「60年安保闘争」のときは共産党始め反日左翼が「安保粉砕」を叫んで国会議事堂を取り囲み、そのどさくさで女子大生が事故死する騒ぎになった。

サヨクマスコミが「全国民が安保反対」であるかのように誇大報道するのを見ながら当時の岸信介首相は、孫の晋三(現首相)に「安保反対というが後楽園は野球見物で満員だよ」と言ったという。 

朝日や共産党の意見に従って「安保粉砕」が成功していたらと想像しただけで恐ろしくなる。


では、「乗り遅れる論」の代表者として日本共産党の志位和夫委員長のご高説を伺ってみよう。
 
    日本共産党の志位和夫委員長は、1日、国会内の記者会見で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本政府が参加を見送ったことについて、次のようにのべました。

    アジアインフラ投資銀行(AIIB)の動きは、大きくとらえると、世界銀行・国際通貨基金(IMF)体制が、アジア経済、世界経済の変化―世界の構造変化に対応できなくなっているもとでの動きです。

    急成長するアジアでは、経済成長を支えるインフラ整備も巨額になっています。
    その時に、米国主導の世界銀行・IMF体制、そのもとでのアジア開発銀行(ADB)が、急成長する アジア諸国の金融上の諸課題、とりわけインフラ整備に必要な長期資金の要求に応えられなくなっています。

    また、融資にあたって「構造改革」の名でアメリカ型経済システムを押し付けるなど、 米国主導の国際金融システムへの不満が非常に大きくなっています。

    そうしたもとでAIIBの動きは、従来の一部の大国中心の経済秩序ではない、新しい国際経済秩序を求める動きといっていいと思います。

    この動きにきわめて消極的な日本政府の対応は、世界とアジアの大きな動きをとらえられない視野の狭さ、もっぱらアメリカの顔色だけをうかがうという自主性のなさが露呈した、あまりにも拙劣なものです。

    アジア諸国はこぞって参加し、韓国、オーストラリアも参加、イギリス、フランス、ドイツなど
    主要な欧州諸国も参加しています。日本は、「出遅れ」は否めませんが、今からでも参加すべきです。

    公正・民主的な新しい国際経済秩序を展望した国際金融システムをめざすという立場で、
    アジアインフラ投資銀行に参加し、ルールづくりに参画していくべきです。
2015年4月2日(木) しんぶん赤旗

                  ☆

日本共産党の支持を受けて当選したのが翁長県知事だということは、翁長知事の主張と反対のことを実行すれば正しいということになる。

それは、「粛々と辺野古移設を進める」ということ。

 

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)4月3日(金曜日)
    通巻第4504号 
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 中国、銀行預金の保険制度を五月から導入
  個人、法人の預金を1000万円まで保証する新制度だが
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 石炭企業の高利回り債権が出回り、案の定、その会社はデフォルト寸前に陥った。突如、「大資本家」が登場して、巨額を注入し、当該企業は倒産を免れたことがあった。
 何のことはない。
これは国有企業で共産党幹部が経営にかかわっており、メンツにかけても倒産させては困ることになるため、モラルハザード(おそらく国有銀行が救済した)となった。

 モラルハザードがある限り、国有企業は倒産することはないと言われたが、すでに中国では多くの国有企業は経営危機に陥っている。

 「銀行は潰れない」というのも神話である。
 世界的常識からいえば、銀行も民間企業である以上、倒産することはある。欧米の銀行、証券、どれほど倒産してきたこととか。日本でも多くの銀行がバブル崩壊後、倒産し再編され、エリート行員の多くが失業した。

 ところが中国では銀行も国有企業なのである。この厄介な社会主義的陥穽が、今後の中国経済が失速し始めるとき、どうなるか?

 中国の預金保証制度は、過去二十一年間も議論されてきたが、結論が出なかった。ようやく2015年3月31日に「預金保険制度」を発足させることが決まった。
五月から導入され、これにより個人、法人の銀行預金は上限1000万円までが保証される(人民元で50万元)。

裏を返していえば、中国も「銀行の倒産に備えよ」というシグナルを送っているのである。
すでに周知のように、中国の外貨準備は空っぽ、かろうじて保有する米国債権は、ドルと人民元交換の担保であり、引き上げるわけにはいかない。だから中国はいま猛烈に外国の金融機関から外貨建てでカネを借り入れている。

虎の子の米ドルが、高級幹部や国有企業の経営者等によって海外へあらかたが持ち出されたため、台所は火の車なのである。


▼人民元はいずれ紙くずとなるだろう

対外プロジェクトにも支払い遅延が生じはじめた。
バハマ諸島のリゾート群建設、コロンボ沖のマリーンアイランド建設も中断、そしてギリシアのピレネー港の買収が白紙となった。いずれ、ニカラグア運河も途中で資金が途絶える可能性が高い。

もうひとつ言えば、ビットコインの80%は中国人、庶民は金買いに走り、人民元を手元に置かないように心がけている。そして中産階級以上のひとたちは「人民元が高くて、しかも使える裡に」を合い言葉に海外へ押し出し、日本で耐久消費財などを買いまくる。

日本でマンション、リゾートホテルなどもまとめ買いするインセンティブは、人民元が紙くず化する懼れ、そのことを中国人は本能的に知っているのだ。

つまり換物投機である。嘗てソ連崩壊のときルーブルが紙くずとなってマルボロが通貨となったように。近年中に人民元は大暴落を演じることになるだろう。したがってAIIBなどはバブルの仇花と化すのではないのか。

            ○○○○ ◇ ○○

「4月12日です。」

 

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