狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

[百田vs沖縄2紙]第二幕、仁義なき戦いの開始

2015-06-29 07:39:26 | マスコミ批判
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 百田氏が本気モードで沖縄2紙に喧嘩状を叩き付けた。

当初は「私的な集まりの軽口にすぎない」「報道陣がガラス越しに盗み聞き」などと釈明して軽くいなすつもりだったようだが、沖縄タイムス、琉球新報連名の抗議声明発表で、完全にブチ切れ冗談モードから本気モードに切り替わった。

本日沖縄タイムスを見ると、四日連続で「百田発言・攻撃」の大見出しが躍っている。

批判者に対し、病的ともいえる沖縄2紙の言論封殺攻撃は一体何処に起因しているのか

かつて小林よしのり氏は、「異論を許さぬ沖縄」という名言を吐いた。 

「沖縄の帝王」である沖縄2紙に異論どころか、たとえ正しくとも批判は許されない。

沖縄2紙が、沖縄の批判を許さぬ帝王であることは、自身がよく承知しており、沖縄の批判はともかく沖縄の帝王の批判を受けたとあっては、帝王の面目にかけてそのまま引っ込むことは許されない。

百田氏は、沖縄批判をするならともかく、沖縄2紙を批判した。

これが許されないのだ。

沖縄2紙の批判は、その内容の当否を問わず許されない。

沖縄2紙は、沖縄の民意の「創造主」であり、県知事選挙でさえも沖縄2紙が作った民意に従がった翁長氏を知事に当選させた。 

そして、「沖縄2紙は特定勢力のコマーシャルペーパー」と批判した仲井真氏に対しては捏造報道の攻撃の標的にした。 そして、結局仲井真氏は沖縄2紙の捏造報道により知事の座を引き摺り下ろされた。

沖縄の帝王である沖縄2紙に表立って批判の矢を放つものは帝王の面目にかけて潰しておかねばならぬ。

百田氏vs沖縄2紙による仁義なき戦いの開幕である!

本日の沖縄タイムスの見出しは、まさに百田氏に対する「喧嘩状」そのものである。

■一面トップ

本気で潰れたらいいと思う

百田氏、また2紙攻撃

抗議声明受け批判

県内自民支持者が反発

沖縄をやっかいもの扱い問題だ

■社会面トップ

自民勉強会 識者の見方

暴言と圧力「重い病」

古賀茂明さん(元経済産業省官僚 
首相の憲法無視に追随

内田樹さん(神戸女学館大学名誉教授)
米属国の現実に目隠し

記事によると国場幸之助衆議院議員や宮崎政久衆議院議員ら沖縄選出の自民党国会議員も一斉横並びで沖縄2紙に媚を売る発言をしており、改めて「沖縄の帝王」を批判することの困難さを物語っている。

自民党県連の中で、ほとんどの自民党議員が沖縄2紙に迎合するコメントを発している中で、県連会長の島尻安伊子衆議院議員だけだ「会合に参加していないのでコメントできない」とノーコメントにしている。 自分の意のままの発言をしない島尻議員に対しては早速、「帝王」の攻撃が始まった模様である。(【おまけ】参照)

百田氏「本気でつぶれたらいい」 講演で沖縄2紙に

琉球新報 2015年6月28日 19:24 

 作家の百田尚樹氏は28日、大阪府泉大津市で講演し、自民党勉強会での「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」との自らの発言に触れ、「その時は冗談口調だったが、今はもう本気でつぶれたらいいと思う」と話した。
 講演を聞いた人によると、共同の抗議声明を出した沖縄タイムスと琉球新報に対し「おかしな話だ。私の話を何も聞いてない。伝聞にすぎない」と批判。さらに「まだしばらく2紙とはやりあっていかないといけない」と述べた後「本気」発言をした。
 講演では、ツイッターに「私が本当につぶれてほしいと思っているのは、朝日新聞と毎日新聞と東京新聞」と投稿したとも話した。
(共同通信

人間誰でもい痛いところを疲れると逆上し、なりふり構わず喧嘩を吹っかけてくるもの。

今回の沖縄2紙の病的とも言える「百田バッシング」は、実は百田発言が真実であり、論理的に反論は不可能なため感情的に大発狂せざるを得ないのである。

社会面のトップを飾る「識者の意見」として、その異常な言動により全マスコミから締め出しを食らった元官僚の古賀茂明氏を写真つきで掲載し、百田氏を「重い病気」と決め付けている。

これなど、沖縄タイムスと古賀氏こそが揃って重い病気を患っている何よりの証拠ではないのか。

筆者は昨年の県知事選における沖縄2紙の捏造報道に鉄槌を加えるべく結成した琉球新報と沖縄タイムスを正す県民・国民の会」の運営委員をしている。

沖縄の民主主義を破壊する沖縄2紙の捏造報道を正すのがその目的だが、今回の「百田発言」に対する沖縄2紙の執拗とも言える言論封殺報道を見て、「正す会」を「潰す会」と変えても良いくらいだ。

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【おまけ】

「琉球国王」と揶揄されるほど夜郎自大丸出しの翁長県知事。

その翁「長知事を当選させたのは我々である」、と傲岸不遜の極地にある沖縄2紙。

その次なる攻撃の対象は来年早々に行われる宜野湾市長選と続く参議員選である。

沖縄2紙が自分の意に従がう候補者を当選させるためなりふり構わぬ捏造報道で市長候補の佐喜真淳氏や参議員候補の島尻氏を攻撃の標的にすることは目に見えている。

「百田発言」に対する立候補予定者のコメントは、絶好のリトマス試験紙である。

で、両氏に対するリトマス試験紙はこうなっている。

「沖縄メディア、選挙で偏っていた」島尻安伊子参院議員

2015年6月28日 05:35
 

 自民党の島尻安伊子参院議員がことし3月に開かれた党内の政策審議会で、「選挙の際に私の地元のメディアは偏っていた」と発言していたことが27日分かった。沖縄県選出の野党国会議員が同日開いた百田尚樹氏への抗議声明の会見で、糸数慶子参院議員(無所属)が明らかにした。

 島尻氏は、沖縄タイムスの取材に「数カ月前の発言なので議事録を確認したいが、沖縄県内の報道を批判したというより基地に反対する意見が多く取り上げられているという趣旨の指摘だ」と説明した。

 糸数氏は「どんな立場のメディアでも認めるべきで批判はおかしい」と問題視した。

 政策審議会は会合は3月4日に国会内で開かれ、国会図書館の「放送アーカイブ」に民放の放送を保存するかをテーマにしていた

 

百田氏発言:宜野湾市長「市民ばかにしている」

琉球新報 2015年6月27日 07:27

 【宜野湾】作家の百田尚樹氏が「普天間基地は田んぼの中にあった」など発言したことについて、宜野湾市の佐喜真淳市長は26日、発言内容を確認していないとした上で「市民をばかにした感じであり、あってはならない」と批判した。市役所内で記者団に答えた。

 佐喜真氏は、戦後、普天間飛行場として接収された土地の地権者が先祖代々の土地に住みたいと思うのは自然とした上で「市民がお金目当て(で周囲に住み始めたかのような)発言は極めて遺憾」とした。「(百田氏は)しっかり勉強してほしい」とも述べた。

 百田氏を招いた会合で出席した自民党議員が安全保障法制を批判するマスコミに圧力をかけるような発言があったことについて「報道の自由、表現の自由があるのを政治家ならしっかりと認識する必要がある」と指摘。「(一連の発言を)自民党の中で調査してもらいたい」と注文した。

              ☆

批判の内容は問題にせず沖縄2紙に媚を売るような政治家では、沖縄の民主主義再生を委ねるわけには行かない。

沖縄2紙を付け上がらせるだけだ。

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コメント (17)

「反日地方紙」の正体

2015-06-29 02:38:22 | マスコミ批判
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朝日だけじゃない「反日地方紙」の正体

首都圏や近畿圏を除けば、その地域で圧倒的な存在感を誇る地方紙というものが存在します。県内の政官財界に多大な影響力を持ち、その地域の人々にとっては、まさにゆりかごから墓場までお世話になる新聞なのです。それほど影響力のある紙面がまさに「反日一色」というのはなぜでしょうか?

 

国政になると突然「反日」

 3年ほど前に、弊社で『反日地方紙の正体』(日下公人・責任編集)という本を出しました。増刷を繰り返すなど、保守層を中心にかなり話題になったのですが、「沖縄タイムス」「琉球新報」の“二大巨頭”をはじめ、その紙面はますます過激になるばかりです。
 ご存知の方も多いかもしれませんが、首都圏や近畿圏などを除けば、その地域で圧倒的な存在感を誇る地方紙というものが存在します。県内のシェア80%近くといった県紙も珍しくないばかりか、県内の政官財界に多大な影響力を持ち、県内の大きなイベントなどには必ず名を連ねます。さらに、亡くなった方や生まれたばかりのあかちゃん、高校や大学の合格者氏名まで掲載することで、その地域の人々にとっては、まさにゆりかごから墓場までお世話になる新聞なのです。
 これは「地域密着」という点で、非難するべきものではないのですが、問題は、それほど影響力のある紙面がまさに反日一色という場合が非常に多いのです。地元県政などには「完全与党」であるにもかかわらず、なぜか国政になると突然「反日」になってしまうのです。
 この理由について、本書では、大部分の地方紙が共同通信から記事の配信を受けていること、中には、社説まで、その主張を丸写ししていること、地方の記者がいまだ左翼史観にこりかたまって思考停止していることなどを実例に基づいて解説していますが、最近になって、これは編集レベルだけの話ではないと思えるような出来事がありました。
 詳細は省きますが、ある地方紙から弊社の書籍広告の掲載を拒否されたのです。この本ではなく別の本なのですが、なんと「朝日新聞批判の部分を削ってほしい」というのです。さらに別の書籍の時も、違う地方紙から「韓国を批判する本は載せたくない」とのクレームを頂きました。もちろん、相当なやりとりがあった上で、こちらもそのような新聞への掲載は拒否したのですが、担当者もその上司も、何が問題なのかまったくわかっていない様子でした。これはあくまで想像ですが、おそらく普段は地元企業などに対して「広告を載せてやっている」という態度なのでしょう。広告の内容についても、だれに対して何に気を使っているのか全く話が噛み合いませんでした。
 もちろん、まっとうな地方紙もたくさんあると思います。ただ、地元の大企業然として「井の中の蛙」になり、言論の中身については、朝日の記事や共同の配信を有難がって思考停止しているだけでは、新聞界全体のためにもならないと思います。本書を責任編集していただいた日下先生が担当した論文にこんな下りがあります。
 ≪(地方の)知事は東京からお金を取ってくることを誇るのではなく、自らの足で郷土をつくる気概を持つべきだし、地方のメディアも中央のメディアに依るのではなく、独自に報道、評論活動をすべきである。ある地方紙の幹部にこう話したところ、幹部は「我々は県庁の主を決めることができる」と見当違いの誇りを語った。また別の地方紙の局長は「県庁に行けば下にも置かない扱いを受ける。県紙に何と書かれるかで彼らの出世も決まる」と昂然と言った。≫(皆川豪志)

新聞をとらないワケ

「一県一紙」体制とは

 戦時中の新聞統合により誕生した一県一紙を中心とするシステム。読売、朝日、日経、毎日、産経といった全国紙が強い首都圏や近畿圏を除く37道府県で地方紙が販売部数で首位。中には7割を超えるシェアを持つ地方紙もあり、地域によっては絶大な影響力を誇る地方紙もある。
 一般社団法人日本ABC協会によると、全国紙(主要5紙)の朝刊販売部数は約2400万部。都道府県でシェアトップのブロック・地方紙の販売部数を合わせると約1300万部となり、その存在感の大きさが数字からもみてとれる。

新聞統制(しんぶんとうせい)は、満州事変からポツダム宣言受諾に至るまでの、いわゆる十五年戦争の間に行われた地方新聞の統合・削減を目的とした数々の政策の総称。新聞統制の目玉はいわゆる新聞統合、一県一紙制の導入であり、現在も維持され、民間放送などにも影響を与えている。

(中略)

新聞社の整理統合は739あった。地域ごと、同じ県でも3~4地区にそれぞれひとつの地方紙が存在した。それを最終的に54にまで削減した。地方紙はその多くを整理・統合させて、最終的に1つの都道府県に対して1~2の新聞社しか発刊を許可されなくなった。

Wikipedia 『新聞統制』より

決定権を握るメディア

  • 読者が知らない共同通信の強大な影響力

    読者が知らない共同通信の強大な影響力

    多くの読者は自分の読んでいる新聞記事が、実はその新聞社の記者ではなく、共同通信の記者が取材、執筆し、出稿、配信した記事であるとは知らずに読んでいることが多い。共同通信という存在は一般読者には意外に知られていない。

社説もパターン化

  • 言論封殺!「か」の字も許されない核アレルギー

    言論封殺!「か」の字も許されない核アレルギー

    日本で核論議が起こると、どういうわけか反核論者は中国、韓国、そして北朝鮮が困ることになると考え、国際協調の顔をした友好派が先まわりをして、国内核論者に対するバッシングを買ってでる。そうした議論封じの閉鎖性は、朝日新聞や共同通信の影響を受けやすい地方の論壇にまで波及している現象がある。

沖縄知事選、地方紙はどう伝えたか

 昨年11月に行われた沖縄県知事選は、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する翁長雄志氏が、移設を推進する現職の仲井真弘多氏を大差で破り、注目を集めた。投開票翌日の新聞各紙の論調を見比べてみると、九州の地方紙は「沖縄の民意が示された」とする社説や論説を一斉に掲載。「沖縄vs本土」という対立を煽る情緒的な論調が目立った。
 一方、沖縄の二大県紙の一つ、沖縄タイムズは17日付の社説で「辺野古に終止符を打て」とする論説を展開。「沖縄の人々が長い間、心の底にしまい込んでいた感情が、マグマとなって一気に地表に噴き出した。予想を上回る歴史的な選挙結果である」と翁長氏の勝利こそ沖縄の民意であるとの主張を貫いた。

 琉球新報も「尊厳回復に歴史的意義」との見出しで社説を掲載し、「失われかけた尊厳を県民自らの意志で取り戻した選択は歴史的にも大きな意義を持つ」と翁長県政の誕生を手放しで称賛した。
沖縄独立という「自殺」を煽るのは誰か(iRONNA、小島新一編集長)

連係プレーで選挙に勝利

沖縄県紙の市長選「介入」報道は許されるのか

沖縄県紙の市長選「介入」報道は許されるのか

石垣市長選の告示日当日、県紙が突然報じた自衛隊配備報道。記事は当然のごとく選挙戦に利用されたが… 内幕をローカル紙編集長の視点から明らかにする。

コメント (7)