狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

<米軍ヘリパッド>虚に吠える翁長知事、「説明なく容認できない」

2016-09-14 12:40:09 | 高江ヘリパッド

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高江ヘリパッド工事を巡る「国の強行」を報じる大見出しに混じり、次のような翁長知事の防衛局批判の見出しを見ると、知事が「工事そのものに反対している」と錯覚する。

だが、実際は知事はヘリパッド工事そのものへの賛否を明確にしていない。

■二面トップ

陸自投入 消えぬ疑問

知事 搬入強行の国批判

十分な説明なく容認できない

沖縄タイムス+プラス ニュース

自衛隊ヘリでの重機搬入について政府を批判する翁長雄志知事=13日午後、沖縄県庁

 知事によると、12日に沖縄防衛局から陸自ヘリで資機材運搬を検討していると連絡があったため、根拠を示さないまま実施することがないよう求めた。防衛局側は「1週間以内に説明に上がりたい」と応じるにとどまり、明確な回答はしなかったという。知事は「丁寧な説明もなければ信頼関係を維持しようということも感じられず、実に残念」と憤った。今後、申し入れや抗議をする考えを示した。

 また、自衛隊の任務そのものに理解を示した上で、「自衛隊は崇高な使命を持っているだけに、このようなやり方ではなく誠実に対応する必要があるのではないか」と疑問を呈した。

■名護市長「恐ろしい」政府強権に不信感

 【名護】名護市の稲嶺進市長は13日の定例記者会見で、東村高江での陸自ヘリによる工事車両搬入について「政府が『強権で何が何でもやってやる』という姿勢が表に出され、悲しくなるし、空恐ろしくなる」と語った。

 「異常事態」「通常では考えられない」と批判。「辺野古(新基地建設)は今、小康状態だが、高江を見ていると(政府が)何をやらかすか分からない」と不信感をあらわにした。

                    ☆

 

ところが、記事をよく読んでみると知事が批判しているのはヘリパッド工事そのものではない。

 工事の手段として「陸自ヘリで重機を搬入した」ことを、十分な説明がないので容認できないと批判しているのだ。

説明がなくとも、伊集村長が、工事は容認しておきながら、工事現場に至る農道の使用を拒否した事実で、すべての説明がつく。

説明はこうだ。

農道が使えない⇒工事に使用の機器搬入が出来ない⇒可能な限り民間ヘリで搬入⇒民間ヘリで対応できない重機などは陸自ヘリで搬入

本来だったら、伊集村長は迷惑の原因を作っている「市民」と称する暴徒の農道使用を拒否すれば一件落着のはずだった。

ところが何をトチ狂ったのか、伊集村長は工事車両の農道使用を拒否してしまったのだ。

本末転倒もはなはだしい、と当日記で再三村長を批判した。

村長が当日記の批判を見たどうかは知らないが、工事車両は使用禁止にしたが、工事人の農道使用は容認した。

村長は自分のトンチンカンな言動を恥じ入ったのだろうか。

<米軍ヘリパッド>陸自ヘリ空輸 東村長「やむを得ず」農道不使用を評価

 東村の伊集盛久村長は13日、陸上自衛隊のヘリコプターがヘリパッド工事に使う重機やトラックを空輸したことについて「こうなるしかないと分かっていた。やむを得ないと思う」と述べた。

東村の伊集盛久村長

 伊集村長は8月、沖縄防衛局が重機の搬入で高江区内の農道使用を求めたのに対し、強く反対していた。空輸は「防衛局が村の意向を聞き入れてくれた結果」として評価した。

                                                                         

翁長知事が言う「説明がない」という批判は伊集知事のトンチンカンナ農道使用拒否ですべて説明が付くが、稲田防衛大臣も、わざわざ翁長知事の批判に答えているではないか。

曰く「民間機で運べないから」だって。(笑)

これで理解できましたか、翁長さん。

自衛隊ヘリ使用は「民間機で運べないから」 米軍ヘリパッド工事で稲田氏

 【東京】稲田朋美防衛相は13日の閣議後会見で、沖縄県の米軍北部訓練場のヘリパッド建設で陸上自衛隊のヘリを投入した理由について「民間ヘリで輸送ができない重量トラックなどに限り使う」と説明した。自衛隊を活用する緊急性などについては「必要最小に限って、陸上自衛隊の部隊に必要な協力を行わせる」とした。

稲田防衛相

 自衛隊の活用は、米軍などへの基地提供に関する事務などを明記した防衛省設置法4条19号を根拠にしている。

 稲田防衛相は「沖縄の負担軽減にとって有益で返還に伴う措置。陸路で運べる状況にはない。この条文に基づいて、自衛隊機で必要最小限度のものを運ぶ」と述べた。地元の理解について「県には事前に説明をした。しっかりと沖縄防衛局からさらに説明させていきたい」と答えた。

                       ☆

翁長知事は何を喚いているのか意味不明だが、稲田大臣によると「県には事前に説明をした。しっかりと沖縄防衛局からさらに説明させていきたい」と答えている。 説明を受けた県担当者が知事に伝えていなかったのではないか。

小口弁護士が「法的根拠がない」とオウムのように繰り返しているが、弁護士出身の稲田防衛大臣が法的根拠をちゃんと提示しているではないか。

>自衛隊の活用は、米軍などへの基地提供に関する事務などを明記した防衛省設置法4条19号を根拠にしている。

 

【追記】

伊集・東村長が工事人に農道を使用させたことで、怒りを露にする「くるさりんどー山城」こと山城博治氏。

【動画】山城博治が東村役場を脅迫予告

 

おまけ】

東子さんの関連コメントです。

           ☆

地元の村長は、

「<米軍ヘリパッド>陸自ヘリ空輸 東村長「やむを得ず」農道不使用を評価 2016年9月14日 09:41」
高江ヘリパッド 北部訓練場 東村
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62016

>東村の伊集盛久村長は13日、陸上自衛隊のヘリコプターがヘリパッド工事に使う重機やトラックを空輸したことについて「こうなるしかないと分かっていた。やむを得ないと思う」と述べた。
>伊集村長は8月、沖縄防衛局が重機の搬入で高江区内の農道使用を求めたのに対し、強く反対していた。空輸は「防衛局が村の意向を聞き入れてくれた結果」として評価した。


東村役場に13日、山城ヒロジらは予定通り押しかけたらしい。
https://pbs.twimg.com/media/CsPT_GjVYAA6X-X.jpg

ツイキャス無し。
タイムス、新報も報道無し。


他方、翁長知事は

「<米軍ヘリパッド>翁長知事「十分な説明なく容認できない」 陸自ヘリで重機搬入 2016年9月14日 08:13」
高江ヘリパッド 北部訓練場
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62015

>翁長雄志知事は13日、「事前に十分な説明がなく(法的)根拠も示されていない。容認できない」と述べ、搬入を強行した国を批判した。

村長は容認。知事は容認できない。
はっきり、タイムスは報道。

>稲嶺進市長
>「異常事態」「通常では考えられない」と批判。

今までなら、無法反対行動を取れば、止まったのにと、困惑。
無法行動で翻意させられないのなら、より過激な無法行動に走るしかないのだが、それでは「同情は集まらない」。
高江の教訓は、「地元民に嫌悪されたら、政府は翻意しない」だ。


新報は駄目だが、タイムスは少し「市民」の行動の無軌道ぶりに違和感を感じているようだから、移設を容認している「辺野古住民」の声を、記事して欲しい。

 

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コメント (5)

蓮舫氏、二重国籍を自白!「一つの中国論者」だった

2016-09-14 07:38:11 | 高江ヘリパッド

 

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今朝の沖縄タイムスの見出し紹介。

高江ヘリパッド工事を国が粛々と進めていることに対し、合計6面を使って「焦り」を通り越し、大発狂である。

■一面トップ

陸上ヘリ、重機搬入

2機で高江工事強行

防衛局 今後は使用せず

■二面トップ

陸自投入 消えぬ疑問

根拠法を政府解釈

自衛隊の活動拡大

十分な説明なく容認できない

知事 搬入強行の国批判

東村長「やむを得ず」

農道不使用を評価

名護市長「恐ろしい」 

政府強権に不信感

稲田防衛相「必要最小限」

■三面トップ

陸自ヘリ投入

12月の完工 焦る政府

負担軽減「目玉」前倒し

退任ケネディ氏へ”手土産”

■第二社会面トップ

「高江現場は異常」

07年から政府強行

ヘリ使用 政府の焦り

県隊会石嶺さん「県民に説明」を

■社会面トップ

「国やりたい放題」

自衛隊投入 市民怒り

ヘリで空輸 何度も旋回

目取真さん「有事」

明らかな違法行為

小口弁護士「国の感覚に怖さ」

高江で法令無視の暴徒が蛮行を繰り返し、高江住民が迷惑を被っている。

念のため確認する。

迷惑を与えているのは「市民」と称する暴徒であり、迷惑を被っているのは高江住民である。

この事実を、沖縄タイムスの城間陽介記者の秀逸な記事が、全国民に知らしめてくれた。

 ⇒城間記者の記事・・高江の農家、ヘリパッド抗議に苦情 県道混乱で生活にも支障 2016年9月8日

今朝の沖縄タイムスは、城間記者の記事が暴露した「高江の真実」を打ち消すように、「国やりたい放題」「明らかな違法行為(小口弁護士)」などと、違法行為を繰り返すの国側のような印象操作に」必死である。

小口弁護士はこれまでも国の行為に対し、「法的根拠がない」と繰り返していたが「明らかな違法行為」なら、新聞で大口叩く、失礼、小口を叩くより提訴して法廷で大口叩いたほうが弁護士らしいのではないか。

見出しにはタイムスお得意の「焦り」の文言が出てきたが、これは、蛮行を何度繰り返しても粛々と進む工事を見て焦っている沖縄タイムスの本音を表しているのではないか。

おっと、高江の発狂見出しの下に隠れ、見逃しがちだが、こんな見出しもあった。

■三面中段

蓮舫氏、台湾籍を確認

あす民進党代表戦「混乱招いた」陳謝

有力候補の失策 民進動揺

記事から受ける印象は、台湾籍を確認したことは記憶違いで、改めて離籍手続きをしたので、法的に何の問題もない、と・・・。

本人の弁では「過失による努力義務違反で違法性はない」とのことだ。

 【蓮舫「二重国籍」】民進・蓮舫代表代行、台湾籍認め謝罪 党代表選辞退はせず写真あり

 

大手メディア、特にテレビメディアがこの問題に甘いというより沈黙していたをいいことに、嘘の上塗りで問題解決を目論んだ蓮舫氏の脇の甘さが露呈した「事件」だ。

 

そもそも蓮舫氏は、参院選に立候補したときの経歴に、日本に帰化をと明記していた。

蓮舫氏は、帰化をする前に国籍を離脱する必要がある。

本の国籍法では22歳までに国籍選択をする必要があるのだが、蓮舫氏はその前に台湾の国籍放棄を放棄していない。

その件についてについて法務省の見解はこうだ。
法務省:国籍Q&A

「国籍を選択する必要があるのは,重国籍者が2つ以上の国家に所属することから,
a.それぞれの国の外交保護権が衝突することにより国際的摩擦が生じるおそれがある,
b.それぞれの国において別人として登録されるため,各国において別人と婚姻するなど,身分関係に混乱が生じるおそれがある,等のためです。
 重国籍者は,重国籍となった時が20歳未満であるときは22歳に達するまでに,重国籍となった時が20歳以上であるときはその時から2年以内に,いずれかの国籍を選択しなければなりません。
 この期限内に国籍の選択をしないでいると,法務大臣から国籍選択の催告を受け,場合によっては日本国籍を失うことがあります。」

蓮舫氏は、自分は18歳で国籍選択をしたと言っているが、実際は不可能である。

他にも蓮舫氏が重ねた嘘は数多くあるが、問題の本質は経歴詐称による公選法違反と再三述べてきた。

 

ところが、ここで経歴詐称の他に大きな問題が浮上してきた。

蓮舫氏が「中国の法によれば二重国籍は認めていないので、二重国籍ではない。台湾は国ではないから二重国籍ではない」と弁解した事実だ。

蓮舫氏の論法が正しいとしたら、在日台湾籍居留者たちは皆中国の法の支配下にある「中華人民共和国人民」ということになる。

蓮舫氏は台湾籍を有していたにも関わらず、「台湾は中国の領土」という「ひとつの中国論者」ということになる。

日本政府はの公式見解は、「日中共同声明第三項」にあるとおり、「台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であるとの中華人民共和国政府の立場を十分理解し尊重する」である。

つまり「ひとつの中国論」についは「理解と尊重」はするが、外交用語で「聞き置いた」ということになる。

分かりやすく言えば「中華人民共和国の言い分はわかったが、日本国は同意はしていない」ということだ。

蓮舫氏は日本政府の公式見解を飛び越えて、中華人民共和国の「ひとつの中国論」に着地したわけだ。

蓮舫氏は台湾籍であったが、亡父や馬英九と同じ外省人(大陸系)の「華人」というアイデンティティで育った人物なのだろう。

2016.9.13 17:58更新

【蓮舫「二重国籍」】父親の“祖国”から「冷酷すぎる女」と非難された蓮舫氏
  
 
 【台北=田中靖人】民進党の蓮舫代表代行が台湾籍の保有を明らかにしたことを受け、台湾の中央通信社は13日、日本の報道を引用する形で、東京の台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)が「中華民国籍をいまだに保有していることを伝えた」と報じた。

 記事は、蓮舫氏を15日の民進党代表選で「最も呼び声が高い」とした上で、「ただ、メディアやネットで『にせ日本人』だと疑われている」と問題の背景を説明。蓮舫氏が台湾籍の放棄手続きを取っていることも紹介した。

 一方、与党、民主進歩党の管碧玲立法委員(国会議員)は12日、フェイスブックで、蓮舫氏が11日の記者会見で「一つの中国」原則に基づき「台湾は国家ではない」と発言したと主張した上で、「冷酷すぎる女だ」と批判した。聯合報(電子版)が13日朝、報じた。

 管氏は13日午後現在、「誤解の可能性がある」として書き込みを削除しているが、情報は拡散。野党、中国国民党の寥国棟立法委員が13日の立法院(国会)の本会議で、「政府は抗議すべきだ」と問いただすなど、蓮舫氏の発言への関心の高さを示した。

 

蓮舫氏は11日、「一つの中国論で言ったときに、二重国籍とメディアの方が使われるのは私自身びっくりしている」と発言。日本政府が台湾当局が名乗る「中華民国政府」を承認していないことを元に、メディアの表現に疑問を呈した形で、管氏の批判は誤解に基づくとみられる。

 ただ、日本政府は中国政府が主張する「一つの中国」原則は「十分理解し、尊重」するとの立場に止めている

 

 池田信夫BLOGより

蓮舫氏はまだ嘘をついている

 

キャプチャ

けさ蓮舫氏が、二重国籍疑惑を認めた。さすがに今度はネットメディアでもトップニュースだが、彼女の記者会見には不審な点が多い。
――9月に入ってから、この問題が出てきてからの認識だと思うが、台北駐日経済文化代表処(東京都港区)とどのような経緯があったのか。

「そこは台湾の籍を抜くための資料、何を提出すればいいのかというご説明を受けて、それに基づいて届け出をした」
つまり9月6日の午前中に蓮舫事務所が台湾代表処に届けを出したときは、彼女の手元に国籍を喪失するための書類が残っていたということだ。Buzzfeedのインタビューには「台湾の籍を抜くときに、提出書類に台湾のパスポートが必要とありました。[…]家の中をひっくり返すように探して、やっとでてきました」と答えている。

籍を放棄するときパスポートも返却するので、それが出てきた段階で台湾籍が残っていることはわかったはずだ。遅くとも6日朝までには「まだ台湾籍がある」と代表処も答えたはずだ。ところが彼女は6日午後の記者会見で、「改めて台湾籍放棄の手続き」をしたと述べている。

このとき彼女は、まだ台湾国籍があることを知りながら「確認を求めている」とか「改めて放棄した」と嘘をついていたわけだ。これは民進党の代表選にも影響を及ぼす経歴詐称であり、6日にわかっていたことを党員・サポーターの郵便投票が終わった13日まで隠していたことも意図的だろう。

常識的には彼女は明日中に立候補を辞退すると思うが、そうしない場合は民進党の選管は「虚偽事項の公表」による選挙として無効にし、彼女を候補から排除して党員投票からやり直すべきだ
 
追記】
 
高江の暴状を本日のテーマにする予定だったが、蓮舫氏が二重国籍を自白したので、急遽話題変更をした。
 
高江については、午後12時過ぎにアップの予定。
 
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