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高江ヘリパッド工事を巡る「国の強行」を報じる大見出しに混じり、次のような翁長知事の防衛局批判の見出しを見ると、知事が「工事そのものに反対している」と錯覚する。
だが、実際は知事はヘリパッド工事そのものへの賛否を明確にしていない。
■二面トップ
陸自投入 消えぬ疑問
知事 搬入強行の国批判
十分な説明なく容認できない
沖縄タイムス+プラス ニュース
東村高江周辺の米軍北部訓練場のヘリパッド建設で防衛省が陸上自衛隊ヘリを使って大型重機などを搬入したことに対し、翁長雄志知事は13日、「事前に十分な説明がなく(法的)根拠も示されていない。容認できない」と述べ、搬入を強行した国を批判した。沖縄県庁で記者団の取材に答えた。
知事によると、12日に沖縄防衛局から陸自ヘリで資機材運搬を検討していると連絡があったため、根拠を示さないまま実施することがないよう求めた。防衛局側は「1週間以内に説明に上がりたい」と応じるにとどまり、明確な回答はしなかったという。知事は「丁寧な説明もなければ信頼関係を維持しようということも感じられず、実に残念」と憤った。今後、申し入れや抗議をする考えを示した。
また、自衛隊の任務そのものに理解を示した上で、「自衛隊は崇高な使命を持っているだけに、このようなやり方ではなく誠実に対応する必要があるのではないか」と疑問を呈した。
■名護市長「恐ろしい」政府強権に不信感
【名護】名護市の稲嶺進市長は13日の定例記者会見で、東村高江での陸自ヘリによる工事車両搬入について「政府が『強権で何が何でもやってやる』という姿勢が表に出され、悲しくなるし、空恐ろしくなる」と語った。
「異常事態」「通常では考えられない」と批判。「辺野古(新基地建設)は今、小康状態だが、高江を見ていると(政府が)何をやらかすか分からない」と不信感をあらわにした。
<米軍ヘリパッド>陸自ヘリ空輸 東村長「やむを得ず」農道不使用を評価
東村の伊集盛久村長は13日、陸上自衛隊のヘリコプターがヘリパッド工事に使う重機やトラックを空輸したことについて「こうなるしかないと分かっていた。やむを得ないと思う」と述べた。
伊集村長は8月、沖縄防衛局が重機の搬入で高江区内の農道使用を求めたのに対し、強く反対していた。空輸は「防衛局が村の意向を聞き入れてくれた結果」として評価した。
☆
翁長知事が言う「説明がない」という批判は伊集知事のトンチンカンナ農道使用拒否ですべて説明が付くが、稲田防衛大臣も、わざわざ翁長知事の批判に答えているではないか。
曰く「民間機で運べないから」だって。(笑)
これで理解できましたか、翁長さん。
自衛隊ヘリ使用は「民間機で運べないから」 米軍ヘリパッド工事で稲田氏
【東京】稲田朋美防衛相は13日の閣議後会見で、沖縄県の米軍北部訓練場のヘリパッド建設で陸上自衛隊のヘリを投入した理由について「民間ヘリで輸送ができない重量トラックなどに限り使う」と説明した。自衛隊を活用する緊急性などについては「必要最小に限って、陸上自衛隊の部隊に必要な協力を行わせる」とした。
自衛隊の活用は、米軍などへの基地提供に関する事務などを明記した防衛省設置法4条19号を根拠にしている。
稲田防衛相は「沖縄の負担軽減にとって有益で返還に伴う措置。陸路で運べる状況にはない。この条文に基づいて、自衛隊機で必要最小限度のものを運ぶ」と述べた。地元の理解について「県には事前に説明をした。しっかりと沖縄防衛局からさらに説明させていきたい」と答えた。
☆
翁長知事は何を喚いているのか意味不明だが、稲田大臣によると「県には事前に説明をした。しっかりと沖縄防衛局からさらに説明させていきたい」と答えている。 説明を受けた県担当者が知事に伝えていなかったのではないか。
小口弁護士が「法的根拠がない」とオウムのように繰り返しているが、弁護士出身の稲田防衛大臣が法的根拠をちゃんと提示しているではないか。
>自衛隊の活用は、米軍などへの基地提供に関する事務などを明記した防衛省設置法4条19号を根拠にしている。
【追記】
伊集・東村長が工事人に農道を使用させたことで、怒りを露にする「くるさりんどー山城」こと山城博治氏。
【動画】山城博治が東村役場を脅迫予告
【おまけ】
東子さんの関連コメントです。
☆
地元の村長は、
「<米軍ヘリパッド>陸自ヘリ空輸 東村長「やむを得ず」農道不使用を評価 2016年9月14日 09:41」
高江ヘリパッド 北部訓練場 東村
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62016
>東村の伊集盛久村長は13日、陸上自衛隊のヘリコプターがヘリパッド工事に使う重機やトラックを空輸したことについて「こうなるしかないと分かっていた。やむを得ないと思う」と述べた。
>伊集村長は8月、沖縄防衛局が重機の搬入で高江区内の農道使用を求めたのに対し、強く反対していた。空輸は「防衛局が村の意向を聞き入れてくれた結果」として評価した。
東村役場に13日、山城ヒロジらは予定通り押しかけたらしい。
https://pbs.twimg.com/media/CsPT_GjVYAA6X-X.jpg
ツイキャス無し。
タイムス、新報も報道無し。
他方、翁長知事は
「<米軍ヘリパッド>翁長知事「十分な説明なく容認できない」 陸自ヘリで重機搬入 2016年9月14日 08:13」
高江ヘリパッド 北部訓練場
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62015
>翁長雄志知事は13日、「事前に十分な説明がなく(法的)根拠も示されていない。容認できない」と述べ、搬入を強行した国を批判した。
村長は容認。知事は容認できない。
はっきり、タイムスは報道。
>稲嶺進市長
>「異常事態」「通常では考えられない」と批判。
今までなら、無法反対行動を取れば、止まったのにと、困惑。
無法行動で翻意させられないのなら、より過激な無法行動に走るしかないのだが、それでは「同情は集まらない」。
高江の教訓は、「地元民に嫌悪されたら、政府は翻意しない」だ。
新報は駄目だが、タイムスは少し「市民」の行動の無軌道ぶりに違和感を感じているようだから、移設を容認している「辺野古住民」の声を、記事して欲しい。