
■ご報告■
①久米孔子廟訴訟
昨日、那覇市住民訴訟、久米孔子廟訴訟(原告 金城テルさん)の差し戻し審が結審しました。
判決日は4月13日(金)午後1時10分決まりました。
敗訴を察知した被告側は、四人の代理人弁護士が乗り込んできて、この期に及んで弁論を挑み、引き伸ばし作戦のようでしたが、原告(金城テルさん)の適切な対応により、やっと結審し判決にたどり着きました。 3年にも及ぶ長い戦い、ご苦労様でした。
本訴訟については今日のチャンネル桜「沖縄の声」で担当弁護士徳永先生が説明の予定です。
②翁長知事国連演説訴訟(第二次)
既に提訴済みの第一次訴訟に続き、本日午前中に第二次訴訟を提訴し、同じくチャンネル桜「沖縄の声」で上記久米孔子廟訴訟と併せて弁護士による説明を予定してます。
※6日(火)午後7時放映
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■負け犬の遠吠えー沖タイ阿部岳記者
必勝と信じていた「阻止、阻止詐欺」の稲嶺候補が撃沈した。
錯乱した沖タイ阿部記者が「負け犬の遠吠え」を連発。
ネットの晒し者になっている。
稲嶺候補が惨敗したことを、「日本の民主主義の敗北」などと支離滅裂なコメントを吐いたからだ。
阿部記者の「遠吠え」は、沖縄2紙の意見を代表している。
沖縄2紙はネットに惨敗した。
ジジ・ババ読者にしがみついた沖縄2紙は若者が支持するネット情報に惨敗したのだ。
そこで、阿部記者に名護市長選の真実を伝えておこう。
「名護市長選の陰の敗者は阿部記者自身だ」と。
沖縄・名護市長選から一夜明けて、さまざまな記事や論評、情報が明らかになっているが、どうしても引っかかる新聞記事があった。地元紙、沖縄タイムスの記者コラムで「名護市長選の陰の勝者は、安倍政権だった。そして陰の敗者は、この国の民主主義だった」などと決めつけている。
【記者の視点】名護市長選 敗者は日本の民主主義 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
民主主義を敗者と決めつけている根拠は、現職の稲嶺氏が当選した際の公約が基地反対でそれを履行してきたからであり、名護市民への世論調査でも3分の2が反対してきたという経緯があるからのようだ。
しかし、基地問題は名護市政が向き合う重要で「派手」な争点のひとつであっても、景気や生活インフラ整備、高齢化対策など、ほかにも市民の生活に密着した「地味」な課題もある。
記事を読むと、この記者には、補助金を巡る安倍政権による振興策が、ある種の「分断」のように映っているだが、それが政治のリアルであったにしても、次のような論評は言いがかりでしかない。
安倍政権は、既成事実を積み重ねて市民の正当な要求を葬った。民主主義の理想から最も遠い「あきらめ」というキーワードを市民の間に拡散させた。
安倍政権は名護の選挙の構図自体を4年かけて変え、市民から選択の余地を奪った。大多数の国民がそれを黙認してきた。
論評記事なので「フェイクニュース」と言うまい。ただ、百歩譲って「あきらめ」というキーワードを拡散させたというのがレトリックであったとしてもそれ相応に裏付けるファクトがあってのことなのだろうか?
むしろ、地元テレビ局の出口調査で、20〜50代までが渡具知氏支持、60代以上が稲嶺氏支持にクッキリとわかれたことからも明らかになっている
まこりー @makolee29 13 時間前
>①名護市長選挙 与党推薦の新人・渡具知武豊さんが当選長谷川さん「正直よく勝ったなぁと。事前の報道ぶりでは、稲嶺さんが有利だと思ってました」一般の有権者があまり本音を語らず、特定の勢力がメディアと組んでデカい声を出しての印象操作……何だか、米大統領選を思い出しますわw #voice1242
この記事はすでにネット上で「炎上」しつつあり、前述の出口調査で若年層の主体的な選択を踏まえて記者に対して非常に厳しい意見が並んでいる。
名護市民は悩んだ末に舵を託した。その決断に怨嗟の声を上げたり、呪詛の言葉を投げつけるとは。沖縄の新聞が如何に名護市民をバカにしているか、よく分かる記事。結局、自分達の書きたい記事に人を利用することしかこいつらは頭にないのだ。
このツイートが示すように、名護の市民は悩んだ末に、民主主義の正当な手続きに基づいて一票を託し、新しい選択をした。それとも記者は非合法なものだったとでもいうのだろうか。
記事を書いた阿部岳記者は以前、沖縄に講演に来た百田尚樹氏とバトルになったことで注目されたそうだが、テレビのインタビューに対し、「中間中立で報道しているという気はない」「沖縄の立場に偏っている」などと公然と語っていたようだ。

朝日放送「キャスト」より
偏向しようがそれは言論の自由なので構わない。ただ、沖縄では長く、沖縄タイムス、琉球新報のライバル同士が共に似たような論調で展開し、沖縄県民の世論を形成してきた。近年、保守現実路線の八重山日報が「第3紙」として本島に進出したものの、まだ部数は少ない。沖縄の言論は、両紙の寡占市場ともいえる状態が続いているが、しかし、今回の出口調査で新聞を定期購読しない or しなくなりつつある世代が、おそらくネットも使いながら自分たちで情報を得て投票判断を決めた可能性があることで、風向きも少し変わりつつあるようだ。
こういう意見もツイッターでいただいた。
「新聞記者だって何をどう書いてもいいんだ」という時代になったということでは?我々世代はインターネットという巨大ゴミ置き場から何が有益で利用可能かを見つけ出し選別する力を磨いてきました。私たちにとっては今や新聞記事も「ゴミの一つ」でしかない、ということかと思います
そういう意味では、正当に民主主義的な手続きを経た名護市長選の“陰の敗者”は沖縄の新聞かもしれない。

沖縄タイムス・阿部記者「名護市長選、沖縄に辛うじて息づいていた日本の民主主義が敗北した」 ~ネットの反応「自分に都合のいいことだけを民主主義とか言うのやめろよ」「選挙自体否定し始めたか…ならお前らの民主主義とはなんぞやと問いたい」
投稿日:2018年2月5日
名護市長選の陰の勝者は、安倍政権だった。そして陰の敗者は、この国の民主主義だった。
直前の世論調査でも、市民の3分の2が辺野古新基地建設に反対している。それでも稲嶺進氏が落選したのは、工事がじりじりと進んだことが大きい。市民は実際に止められるという希望が持てなかった。
稲嶺氏自身は公約を守り、民意を体現して阻止に動いてきた。日本が民主主義国家であるなら、工事は当然止まるはずだった。
安倍政権は、既成事実を積み重ねて市民の正当な要求を葬った。民主主義の理想から最も遠い「あきらめ」というキーワードを市民の間に拡散させた。
稲嶺氏の2期目が始まった2014年に辺野古の工事に着手。
抗議行動を鎮圧するため本土から機動隊を導入し、16年の東村高江では自衛隊まで使った。力を誇示する一方、辺野古周辺の久辺3区に極めて異例の直接補助金を投入した。
今回の選挙直前には、渡具知武豊氏が当選すれば新基地容認を明言しなくても再編交付金を出すと言いだした。
何でもありなら、財源を巡る政策論争は成り立たない。安倍政権は名護の選挙の構図自体を4年かけて変え、市民から選択の余地を奪った。
大多数の国民がそれを黙認してきた。渡具知氏も「辺野古の『へ』の字も言わない」という戦略で、暮らしの向上と経済振興を語った。
市民は反対しても工事が進むならせめて、と渡具知氏に希望を託した。
基地問題からは、いったん降りることにした。それを責める資格が誰にあるだろう。民意を背負えば、小さな自治体でも強大な権力に対して異議申し立てができる。
沖縄に辛うじて息づいていたこの国の民主主義と地方自治は、ついにへし折られた。(北部報道部・阿部岳)http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/204884
阿部 岳(あべ たかし)
沖縄タイムス社北部報道部長
1974年東京都生まれ。
上智大学外国語学部卒。97年沖縄タイムス社入社、政経部県政担当、社会部基地担当、フリーキャップなどを経て現職。
著書「観光再生―テロからの出発」(沖縄タイムス社)。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/70787
http://i.imgur.com/BaZ4ma7.jpg
