狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

元沖縄タイムス社員を逮捕、給付金詐欺で

2020-11-15 08:24:44 | マスコミ批判

 

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【追記】

NHK→持続化給付金詐欺事件で国籍、実名報道 

沖縄タイムス→自社社員がやらかし「忘れられる権利」を持ち出し匿名報道

 

「ネット上の匿名報道に関するご説明」に対して沖縄タイムスのコメントが笑わせる。

>重大事件では実名報道することがある。

特別捜査本部って重大事件じゃないと設置されない。
でも、沖タイは実名報道しないってのは笑わせるよな。

※あと、ネット配信記事では重大事件以外は
 実名報道しないという方針はいつからか。

沖縄タイムスが不正受給で逮捕された社員の実名報道を人権的理由で拒否する方針を正式表明


沖縄タイムスでは実名報道を原則としておりますが、事件・事故の報道については紙面上は実名で、ホームページなどでは匿名での報道を基本としております。インターネット上では、一度掲載すると情報が広がって長く掲載され、すべてを消すことは困難です。逮捕で容疑者を実名で報じた後、不起訴や裁判で無罪になったりするケースもあることや、刑期満了後もネット上に長く残り続けることで、当事者が不利益や迷惑を被る恐れがあります。また、近年は「忘れられる権利」の訴えも一部で認められるようになりました。

ただし、ネット報道であっても、例外として政治家や幹部公務員など公的な立場の人、有名人の事件・事故については実名で報じる場合があります。また、多くの犠牲者がでるなど社会に甚大な影響を及ぼすような殺人や連続強姦、放火、子どもが巻き込まれるような重大事件では、実名で報道することがあります。

 こうしたネット上の特性を踏まえ、事件・事故の報道は匿名を原則とし、容疑者の顔写真も掲載してきませんでした。このような基本方針に基づき、今回の弊社元社員の逮捕については、ネット上では匿名報道としております。

沖縄タイムス社
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/663671

>また、多くの犠牲者がでるなど社会に甚大な影響を及ぼすような殺人や連続強姦、
>放火、子どもが巻き込まれるような重大事件では、実名で報道することがあります。

組織詐欺の仲介・斡旋役だから、ここで規定する実名報道の範疇に入る。

沖タイは身内に甘い正体を暴露。

血税を騙し取る反社会的行為は全日本国民に対する詐欺行為だ。 これを実名日王道しなければ沖タイは二度と人命を報道するな。

 

 

自社がまるで国民の代表の様に物をお書きになってるんですから議員同様の扱いして下さいよ

 

報道機関とは思えないお粗末な屁理屈。
沖縄タイムスがぬけぬけと提示した基準に照らすなら、今回の事案は、行為の悪質さや社会的な影響度、また沖縄タイムスの反省、自覚を示す上からも、当然写真・実名報道に該当する。


素直に「身内をかばうために出しません」と言った方が、まだ救いがある。ウソをつく団体に報道機関の資格は無い。


NHKも共同もQABも実名報道しているというのに沖縄二紙は犯罪者を庇うかの様に報道しない。

メディア関係者なら実名報道されない。明日は我が身だから。

こういう身内に甘いくせに、基地問題などではあれだけ厳しく糾弾しているのにダブスタもいいところ。日本もアメリカもテレビを含めたオールドメディアの出鱈目ぶりが露になって、逆に報道内容に警戒をしなければならないならないことが分かった。

40人も不正行為をした社員が居る会社は、もはや立派な反社会勢力=反社と呼ばれても仕方がない。


ネットで実名を晒せない言い訳をしてる時点で、ジャーナリストとしても終わってる。


これでよく政権批判が出来たもんだ。
いずれにしても信用に足るメディアではなくなったね。

ネット上では消しても残るから実名報道しない?だったらどんな容疑者の実名も載せないと同じ。


それはある意味ネットでは、政治家の汚職でも氏名も載せないって事を意味する。
もはや言い訳にもならないお粗末な屁理屈。
ネットに載せられないようなものを投稿するな。
もっと言えば都合の良い情報しか載せないならジャーナリズムを語るな。

 

沖縄タイムス元社員を逮捕 コロナ給付金の詐欺容疑 約40人関与の起点か

配信

琉球新報

 沖縄県警特別捜査本部は13日、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた個人事業者向けの持続化給付金100万円を中小企業庁からだまし取ったとして、沖縄タイムス元社員の男(45)=那覇市=を詐欺容疑で逮捕した。同給付金を巡っては全国でも逮捕者が相次いでいるが、県内での摘発は初めて。特捜本部によると、男は「不正に受給したことは間違いない」と容疑を認めているという。  沖縄タイムス社のこれまでの説明などによると、男は県警の家宅捜索を受けた税理士事務所で持続化給付金を申請した上で、「フリマ雑貨」と虚偽の職業を記載した。男は住宅ローンや負債など約6千万円の返済に給付金を充てたという。男は同給付金100万円のほかに緊急小口資金と総合支援資金計80万円も不正に借り入れていた。80万円は既に返還済みで、給付金100万円も返還手続きを進めていたという。  逮捕容疑は6月23日から7月27日にかけて、氏名不詳の者と共謀の上、虚偽の職業で持続化給付金を申請し、中小企業庁から100万円をだまし取った疑い。県警は13日、男の自宅などを家宅捜索し、関係資料を押収した。  男は沖縄タイムス社の総務局付課長時に計180万円を不正に受給・借り入れしたほか、編集局所属の技術職や関連会社の社員ら3人にも申請を紹介した。男を起点に社内外を合わせて40人程度が、不正な受給・借り入れに関与した可能性があるという。特捜本部は関係者の事情聴取などを進めており、県内の不正受給の全容解明を急いでいる。  沖縄タイムス社は10月8日付で男を懲戒解雇処分とした。逮捕を受けて、同社は「国民の知る権利の一端を担い、高い倫理観が求められる新聞社に在職中、国民や社会を欺く違法行為に至って逮捕されたことは沖縄タイムスのみならず、メディアに対する信頼を裏切るものであり、おわびする」とするコメントを発表した。

琉球新報社

 

【関連記事】

元沖縄タイムス社員、コロナ給付金関連の不正受給の経緯【まとめ】

配信

沖縄タイムス

沖縄タイムス社員による不正受給の経緯

▼9月12日 40代男性社員が国の持続化給付金100万円を不正に受給していたことが発覚。関連会社の別の30代男性社員は虚偽申請は認めたが、受給については不確か。 両社員は同日付で自宅待機。沖縄タイムス社は内部調査を開始。 40代社員は11日に経済産業省に電話連絡し、給付金の返還手続きを開始。沖縄県警に出頭し説明していた。

▼9月13日  沖縄タイムス社の武富和彦社長らが記者会見。40代男性社員が持続化給付金の100万円のほか、緊急小口資金と総合支援資金計80万円も虚偽申請していたことを明らかにし、謝罪した。 また、30代男性社員が、緊急小口資金20万円を不正に借りていたことも明らかにした。資金は口座に振り込まれたが、給付金は受給要件を満たしていないと感じ、口座を解約して受け取れないようにしていた。沖縄県警で事情聴取を受けた。

▼9月14日  沖縄タイムス社は調査委員会を発足。

▼9月15日 沖縄タイムス社は、社内調査委員会の聞き取りで、40代男性社員が沖縄県の感染拡大防止対策奨励金「安全・安心な島づくり応援プロジェクト奨励金」10万円を申請したことを発表。持続化給付金の決定通知を申請に使ったといい、奨励金の申請も「不正の可能性がある」と説明した。

▼9月30日 沖縄タイムス社は第三者を交えた特別検証委員会を設置。沖縄弁護士会、沖縄税理士会などから推薦された外部委員が就任を承諾。

▼10月5日 特別検証委員会の第1回会議。社内調査を検証し、組織的課題や再発防止策について審議。

▼10月8日 沖縄タイムス社は40代男性社員と関連会社の30代男性社員を懲戒解雇処分。責任をとって、武富和彦社長が月額報酬20%を3カ月カットなど、役員らの報酬を減。

▼11月13日 沖縄県警は沖縄タイムス社元社員(45)を詐欺の疑いで逮捕した。持続化給付金の不正受給での摘発は、沖縄県内では初めて。県警は、沖縄で発生したほかの不正受給の案件についても捜査を進めている。 「不正受給」関連ニュースはこちら https://www.okinawatimes.co.jp/subcategory/%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E5%8F%97%E7%B5%A6

ネット上の匿名報道についてのご説明

2020年11月14日 09:58

ネット上の匿名報道についてのご説明

 新型コロナウイルスに関連した持続化給付金について、沖縄タイムス社元社員が不正受給し、詐欺の疑いで13日に沖縄県警に逮捕されました。新型コロナで日常生活の維持が困難になった世帯などの救済を目的とした国の制度を悪用した行為は、法律に反するだけでなく、人々や社会を欺くものであり、許されるものではありません。逮捕容疑が行われた際には社員であり、不正行為をはたらいたことにお詫び致します。


 沖縄タイムスでは実名報道を原則としておりますが、事件・事故の報道については紙面上は実名で、ホームページなどでは匿名での報道を基本としております。インターネット上では、一度掲載すると情報が広がって長く掲載され、すべてを消すことは困難です。逮捕で容疑者を実名で報じた後、不起訴や裁判で無罪になったりするケースもあることや、刑期満了後もネット上に長く残り続けることで、当事者が不利益や迷惑を被る恐れがあります。また、近年は「忘れられる権利」の訴えも一部で認められるようになりました。


 ただし、ネット報道であっても、例外として政治家や幹部公務員など公的な立場の人、有名人の事件・事故については実名で報じる場合があります。また、多くの犠牲者がでるなど社会に甚大な影響を及ぼすような殺人や連続強姦、放火、子どもが巻き込まれるような重大事件では、実名で報道することがあります。
 こうしたネット上の特性を踏まえ、事件・事故の報道は匿名を原則とし、容疑者の顔写真も掲載してきませんでした。
 このような基本方針に基づき、今回の弊社元社員の逮捕については、ネット上では匿名報道としております。

沖縄タイムス社

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ジュリアーニ氏「不法投票の数は選挙結果をひっくり返すのに十分」、沖縄に蔓延るチュチェ思想

2020-11-15 00:15:55 | 資料保管庫

 

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 過去ブログ沖縄に蔓延るチュチェ思想2009-09-19の再掲です。

       

今時、北朝鮮を理想の国と考える人はいないと思う。

だが、沖縄では太田昌秀元知事が団体を引き連れ北朝鮮を訪問し、北朝鮮礼賛をぶち上げてみたり、

大学教授など有識者と言われる層にチュチェ思想の信奉者が多い。

当日記はブログ開設以来、沖縄の知識人の間にはびこるチュチェ思想について何度か書いた。

沖縄に忍び寄る北朝鮮の「チュチェ思想」

本土左翼を自称するブログ「きゃすさんの辺野古とやんばる東村 高江の現状日記」さんが、沖縄のチュチェ思想について書いているので丸ごと引用します。

                ◇

北朝鮮金正日総書記を信奉する沖縄県民



北朝鮮は、朝鮮半島赤化統一の戦略拠点として過去にも現在にも沖縄を

最重要視しています。

東アジア地域最大の米軍勢力がある沖縄が北朝鮮暴発の抑止力の一つと

なっている事実は疑いようが無く、これを取り除くことは軍事面でも

外交面でも北朝鮮に莫大な利益をもたらすからです。

この為、沖縄には北朝鮮の工作員がたくさん入り込んでいます

沖縄の人はあまり問題視していないみたいですが
沖縄人全体が北朝鮮の

優秀な工作員と化しています


北朝鮮の政治思想のことをチュチェ思想といいますが、チュチェ思想を

沖縄県民に浸透させることを目的とした活動家の拠点が「沖縄大学」と沖縄最大の

左翼団体「沖縄平和運動センター」です。

下のホームページを見てみてください
「沖縄・日本・アジアの自主に関する全国セミナー」↓
http://kamomiya.ddo.jp/Souko/C01/Kamakura/Syutai.html

この中に出てくる佐久川政一は日本のチュチェ思想研究会全国連絡会会長であり

当時は沖縄大学の学長で、今でも沖縄大学の名誉教授です

平良研一も当時沖縄大学教授で、今でも沖縄大学名誉教授の地位にいます

米盛祐二も沖縄大学教授です。

下地玄栄も沖縄大学教授です。

沖縄大学名誉教授一覧↓
http://www.okinawa-u.ac.jp/soumuResearcherProM.php

石川元平沖縄県教職員組合委員長で、さすが沖教組です、やっぱり沖教組です。

ちゃんと北朝鮮との強い繋がりを持ち、そして明日を担う沖縄の児童に教壇から

チュチェ思想を説きます


島袋宗康は元沖縄選出の衆院議員で、彼の後継者は糸数慶子衆議院議員です。

仲宗根義一は当時の沖縄平和運動センター事務局長です。

ちなみに沖縄平和運動センターとは、全日本自治団体労働組合沖縄県支部や

沖縄県教職員組合、沖縄県マスコミ労働組合協議会、沖縄社会大衆党

官公労共済労働組合、琉球大学学生会など沖縄の主だったら左翼組織27団体を

傘下におく、
沖縄最大の左翼団体でそのトップである事務局長がこともあろうに

金正日総書記推戴1周年、共和国創建50周年で祝賀宴を開いています
^^;

よく沖縄では毎年「金正日総書記の誕生日には祝典をやっているようだ」と言われますが

これは本当のことです。私、きゃすっちも参加したことありますもの^^ノ

私の意見が沖縄の中の一部の意見であるとか、少数意見をであるという人が

いますが、私が「金正日を支持する沖縄人」と訴えたとして、それが本当に

沖縄の中の一部の意見である。沖縄の中でも少数意見であると言えますか?

少数として一部として切り捨てるにはあまりにも数が多過ぎると思いませんか?

沖縄で「市民による市民レベルの平和活動」「学生による市民活動的な平和運動」

そのようなものは存在しません。存在できません

沖縄で平和を唱える、米軍反対を唱えることは=
北朝鮮に迎合しその最大の

障壁である米軍を打倒する為に支援することであり
私達本土左翼活動家と

行動を共にする。ということなのですからね


私は、沖縄人のことを皆バカでキチガイだと思っています。

沖縄は左翼の島です。

私が冒頭、「沖縄人全体が北朝鮮の優秀な工作員である」と言った訳を

理解できたでしょうか?

そして、この様な社会に住む自分たちのことどう思っていますか?

金正日総書記の誕生日に祝典を開き、お祝いの手紙を送っている

沖縄県教職員組合所属の教師たちに自分の子供を預けている

沖縄県の親御さん達の意見を聞いてみたいものですね。

ちなみに今年も相変わらず日本チュチェ思想研究代表団よる

訪朝報告会が沖縄で行われてます。↓

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/
269905/

この手の人に県民世論を操作されているのが沖縄人です。

本土の人には信じられないと思いますが、これが沖縄です。

  
                                           ◇

「沖縄人が皆バカでキチガイ」とか、「沖縄人全体が北朝鮮の優秀な工作員である」などの表現にについては誇張が過ぎるとしても、

ヤマトンチュが沖縄を批判するものは許さんと主張する異常なウチナンチュに限れば的を射た表現ではある。

またノイジーマイノリティといわれる有識者にチュチェ思想の信奉者が多いとなると、むげにオーバーな表現だと言い切れない面もある。

元沖縄大学学長で,現在も同校の名誉教授である佐久川政一氏が、日本のチュチェ思想研究会全国連絡会会長であることは沖縄マスコミが報じない公然の秘密である。

沖縄でチュチェ思想全国セミナー

時事・解説/チュチェ思想に関する全国セミナー(沖縄)

沖縄タイムスや琉球新報が報じることの無い沖縄のチュチェ思想信奉者について産経新聞が書いているが、これも北沢防衛大臣に是非読んでもらいたい記事である。

 産経新聞 2009年6月24日

【侵食される守り 沖縄米軍基地】P1000765 (下)

チュチェ思想と反基地運動

北朝鮮のミサイル発射準備で大騒ぎした今年3月、「日本チュチェ(主体)思想研究代表団」による訪朝報告会が沖縄で行われた。団長と研究会の全国連絡会長は実は沖縄で反戦平和運動を展開してきた一坪反戦地主だった。この報告会がどこかで反基地運動と結びついているか、どうかはわからない。が、いまや沖縄では反戦平和は表だった批判さえ許されなくなっている。


 日本キムイルソン主義研究会が今年4月に発行した雑誌「キムイルソン主義研究」(129号)に「未来社会をさし示す朝鮮社会主義」と題する座談会が掲載された。


 出席者は2月12日から3月4日まで21日間にわたって訪朝したチュチェ思想研究訪朝団(6人)団長の高良有政氏と副団長の仲村芳信氏。さらに司会役には沖縄チュチェ思想研究会員で同全国連絡会会長の佐久川政一氏の姿もあった。


 その報告座談会を読むと、まず佐久川氏が「アメリカや日本は(人工衛星を)ミサイルと決めつけ、反朝鮮キャンペーンをあおっています。こういう状況の中でチュチェ思想を広め、日朝友好を進めるものです」とあいさつ、さらに「北朝鮮には失業者はいない。政治と人民が一体となった“理想国家”」「外国の侵略をはねのける武力が不可欠」(仲村副団長)、「世界中が不況の中で不況知らずの北朝鮮は100年に1度の奇跡」(高良団長)といった、かつて共産圏国家でよくみかけられたプロパガンダ(宣伝)が続いた。


 ◆北朝鮮擁護


 佐久川氏は沖縄における反戦平和、そして反基地運動の中心的人物の一人で、自身が学長だったこともある沖縄大学公式サイトでは「憲法を専門としながら沖縄の地に根ざした平和運動を一貫して続けた」と紹介されている。昭和57年、基地撤去を目指す団体として「一坪反戦地主会」が結成されると即座に参加した。


 一坪反戦地主会は沖縄の反基地運動、さらには反戦平和運動の中核で、結成当時のメンバーには沖縄世論を動かすマスコミ幹部や県幹部職員、労組指導者、大学教授といったそうそうたる顔ぶれが並んでいる。その意味で反戦平和は沖縄知識人層を見事に縦断している。例えば佐久川氏の場合、「普天間基地包囲大行動」実行委員長を平成10年、16年と2度も務め、1万6千人(主催者発表)の大衆動員を成功させ、12年の「カデナ(嘉手納)基地包囲行動」でも代表だった。


 では、沖縄の反戦平和が、その対極ともいえる核開発やミサイル実験に力を注ぐ北朝鮮をなぜ擁護しなければならないのか。この疑問に対して佐久川氏は次のように答えた。


 「それは沖縄問題を考える上で(北朝鮮前国家主席の)金日成のチュチェ思想が非常に参考になると考えたからです。『沖縄と日米』『北朝鮮と日米』という類似性に気づくと非常にわかりやすい。北朝鮮は主体的に植民地支配を脱した。かつて大田(昌秀)知事は私たち学者を訪米団として派遣し、そんな北朝鮮はアメリカにとって脅威ではないと説明して回ったことがあるほどだ…」


 ◆共通した認識


 大田氏は知事選で敗れた後、12年になって125人という大規模な朝鮮沖縄友好訪問団を組織した。まるで一国を代表するかのような大訪朝団には秘書長役として一坪反戦地主の元沖縄タイムス労組委員長や県幹部らも多数参加した。


 当時の県教育文化資料センター事務局長の久高賢市氏は「敵は社会主義国北朝鮮にあらず、脅威論を展開し軍事的緊張関係を継続させようと喧伝(けんでん)し、沖縄の米軍基地を固定しようかとする輩(やから)にあるのだ」(月刊『日本の進路』12年6月号)と、訪朝報告を興奮気味に書いている。


 沖縄が帝国主義の犠牲という位置づけ、さらには帝国主義国(日本)からの離脱(独立)の是非が問われている点はまさにチュチェ思想を信じる知識人層に共通した認識といえる。一坪反戦地主の一人で元沖縄タイムス論説委員の川満信一氏は昭和55年、「琉球共和社会憲法C私案」を発表、沖縄の日本からの自立を訴えて知識層に大きな反響を呼んだ。


 だが、実際には独立運動が具体化したことはなく、問題はそうした機運が、緊急性を帯びる「日本の守り」から目をそらしていることだろう。(前田徹)】

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