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加齢とともに考え方が固くなるのは人間の常。 典型的頑固おやじにありがちだ。
だがこの頑固おやじ、後で自分の間違いに気が付いても引っ込みがつかなくなり、老害と言われ始める。 そして上げた拳の下ろしどころを見失い、結局白でも黒と押し通してしまう。
老害の典型だ。
これは老いていく人間の哀しい性でもある。
だが、老害は老人たちの専売ではない。
老若男女、老害はだれにでも起きる。
特に沖縄では、偏向新聞の記者に老害の症状が顕著だ。
イデオロギーで硬直した沖縄2紙の記者はまだ若いだろう。
肉体的老化と思考の老化は必ずしも一致しない。
肉体的に若くても思考は急速に硬直し、老化する。 常日頃自分の意見は常に正しいと信じている新聞記者、特に沖縄の新聞記者に顕著な例がみられる。
彼らは一旦自分が白と主張したら、後で黒と分かっても白だと押し通してきた。
辺野古の反基地活動家による座り込みに関するひろゆき氏の意見は真っ当であり、「座り込み」の実情を報道しなかった沖縄メディアにも責任の一端はある。
従って「誤解されないように表示を訂正すべき」と主張するひろゆき氏の提言を素直に受け止めておけばこれほど問題は炎上しなかった。
沖縄メディアが頑なに反基地活動家の言動は正しい、と老害をまき散らし、結局沖縄の米軍基地問題の虚構を全国に知らしめた。
次に沖縄の新聞が報道する硬直した意見の典型は、『鉄の暴風』の内容が正しいという報道だ。
仲程昌徳琉大教授はつぎのように述べている。
〈ルポルタージュ構成をとっている本書で曽野が書きたかったことは、いうまでもなく、赤松隊長によって、命令されたという集団自決神話をつき崩していくことであった。そしてそれは、たしかに曽野の調査が進んでいくにしたがって疑わしくなっていくばかりでなく、ほとんど完膚(かんぷ)なきまでにつき崩されて、「命令」説はよりどころを失ってしまう。すなわち、『鉄の暴風』の集団自決を記載した箇所は、重大な改訂をせまられたのである〉としている。さらにまた、仲程氏はつぎのように書いている。
◇定説化をおそれる
〈曽野は、そのことに関して「いずれにせよ、渡嘉敷島に関する最初の資料と思われるものは、このように、新聞社によって、やっと捕えられた直接体験者ではない二人から、むしろ伝聞証拠という形で固定されたのであった」と記載に対する重要な指摘をする〉
このように、『鉄の暴風』の渡嘉敷島に関する記録が、直接の体験者でない者からの伝聞証拠によって書かれたというのが『ある神話の背景』の論理展開の上でのもっとも重要な土台になっており、それが、そのまま信じこまれているのである。