「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

はたして、目の肥えた大人のファンが納得するか。

2010-09-20 22:42:36 | DVD
1982DVDの「初期詳細」がわかりました。
Amazonの情報なんですけど、私どうもAmazonと相性が悪いらしくて、検索詳細を出すとネットがブチギレル・・・やっと観ることが出来ました。

いまのところAmazonがいろんな面で財布には優しそうだ・・・けども・・・。

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太陽にほえろ! 1982DVD-BOX( 本編13枚組)

価格¥57,555
参考価格 ¥77,777
OFF¥20,222(26パーセント)


11/26発売 予約受付中

販売、発送店Amazon.co.jp

伝説のテレビドラマシリーズ「太陽にほえろ!」の1982年に放送されたエピソードを全13枚組のDVD-BOXで一挙発売!!
1972年の放映開始から10周年の年にあたり、スコッチ(沖雅也)殉職、ジプシー刑事(三田村邦彦)登場、ロッキー(木之元亮)の殉職、長さん(下川辰平)の退職、新人刑事・ボギー(世良公則)の登場、ゴリさん(竜雷太)の殉職、そしてトシさん(地井武男)の登場と、短期間でかつてない数の出演者の入れ替えがあった1982年。
これまでの半年間から1年丸ごとを一気に収録して、また特典映像を拡充させての豪華DVD-BOX全13枚組47話収録。

<収録特典>
★アンソロジーメイキング
出演:木之元亮・世良公則・三田村邦彦・岡田晋吉 他
鼎談形式、そして個別のインタビューと、激闘の1年間を彩ったキャストに当時の思いを聞く。
★太陽にほえろ!PHOTOデータ集
初公開を含むカラー写真+モノクロ写真を複数収録(収録枚数未定)

<ブックレット>
★太陽にほえろ!名場面集1982
当時のスチール写真、番組宣伝資料、全ゲスト、テロップ視聴率も含む、収録作品データ、すぐに見たい思い出の話数などを見つけるための短文メモなどを掲載した全32Pブックレット。

★太陽にほえろ! 1982 DVD-BOX 購入特典 ★
“第490話「われらがボス」台本復刻版”
◎封入の応募専用ハガキでご応募者の方にもれなくプレゼント!!

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アンソロジーメイキングの「鼎談」っていうのは3人で座談会をすることなのだそうです。
真っ先に名前の挙がっている、木之元さん・三田村さん・世良さんの3人で?
ピンとこない(^_^;)
次世代アンソロジーの司会と勝手に思っていた徹さんのお名前が無いのが気になりますが・・・。
それにコメンタリはないのか?
ブックレットは倍?
単純に考えればそりゃそうなんですけど・・・。
あのころは写真が沢山あるはずなので、特典データ集に期待ですが。
で、ファンの集いはスルーか・・・・。

台本も(゜-゜)
わ、「われらがボス」・・・。
まさかと思いましたけど、実は私の「まさか」に入っていた一作。
無難な選択としてですが(^_^;)
でも希望的には沖さんの絡みが少なかったDVD関連だったので、#493だったのですが・・・。

無論買うんですけどね、ファンが狂喜乱舞する内容にもっとしてほしかったような・・・。

でも、やはり長さんの「退職」って・・・・。

ん・・・いろいろ考えちゃう内容だなぁ・・・と。

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ある日、女が燃えた

2010-09-20 19:53:39 | ファミ劇日誌
『♯41  ある日、女が燃えた』

主演:露口茂(山村精一)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)萩原健一(早見淳)竜雷太(石塚誠)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)南原宏治(署長)北川陽一郎(鑑識助手 高田)
牧紀子(河村真紀)浅香春彦(影山英俊)森るみ子(若いモデル)土屋靖雄(鮨屋の出前持ち)芦田昌子(受付嬢) 石井宏明 池田生二(秘書室長)杉浦千江子(看護婦)西山敬三郎(鑑識課員)向井順一郎 今井和雄 佐野哲也(マンション管理人)森本景武(山下照夫)佐野禎男


プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一(東宝)
企画:魔久平  脚本:鎌田敏夫
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:吉高勝之 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:中村賢一 現像:東洋製作所 アシスタントプロデューサー:梶山仗祐 
協力:国際放映 制作協力:渡辺企画 企画協力:ジャックプロダクション
監督:土屋統五郎
制作:東宝株式会社

覆面車:フィアット1800B

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島「いつもの山さんらしくないですよ・・」

山村「いつもの俺がどんな俺だっていうんだ!!!」

多分、初めてこの作品をご覧になったかたは衝撃だったと思います。

四面楚歌に追い詰められ、いつもは冷静沈着なベテラン刑事・山村も涙を堪えながら、どうにもできない悔しさを爆発させてしまった珍しいシーンです。
いつもなら、巨悪でも立ち向かっていく藤堂一家ですが、ここまで証拠が無く、証人もなく、逮捕できる見込みもない、更に証拠自体も身内(七曲署)の中でうやむやにされてしまい、署長も反発している。ボスですら山さんを止めようとする。
強姦容疑、高子の病気に関しての金の誘惑、山さんの真実を知りたいだけという信念を捻じ曲げようとする妨害の露骨さも山さん自身に火を付けたと。
今回は山村という刑事が自らの倫理を守り抜くための戦いだったと云えるのかもしれません。
最初で最後、ボスへのタメ口
「これは俺の仕事なんだ!・・・」
多分、山さんはこの事件が解決できなければ、自らの存在すら否定したのではないでしょうか・・・進退伺いなんか出して。
そこまでひっ迫し、走らせたものっていうのは何だったのか。
犯罪者が憎い、ヤクが憎い、真実が知りたい・・・・多分そのあたりを軽々と越えた正真正銘で純粋な「意地」だけだったように思います。

コールガールの名もない女性の死が、誰にも(肉親にさえ)真実を追求されず、闇に葬られる不条理も許せなかったでしょうし、発端はそのあたりだったとしても、影山が国外に出るので思い切った手を使ったにせよ、理屈だけ付けて山さんの思い切った手札を切った説明ができません。

一線を越えてしまった山さんには「降格」処分が待っていました。
刑事・山さんではなく、デカ職人・山村精一として捜査を「強行」した結果ですが、本人は満足でしょう。
しかし、ボスにも高子にも少なからず迷惑をかけてしまう結果になってしまいました。
無頼に近かった山さんが、ボスの力を借りることによって逆に一線を越えたとしてもチームワークで切り抜けるようになったのはこのの事件のあと、それに巨悪には容赦なくなったのもそうです。

藤堂一家には、
この事件が後の教訓のようなものとなっているように見えます。
山さん一人犠牲にしてしまったわけですから。
それに、この後一家総出で首をかけることが増えていくので、ある意味この事件と、「黒幕は誰だ」、マカロニの死で藤堂一家のチームワークは強固なものになっていきます。

脚本の鎌田さんは初期・山さんの人物形成を担っていました。
ジーパン編に入ると、事件に徹底的に拘る、刑事・山さんが描かれます。
職人気質で無頼、愛妻家で実は純粋という山村の設定に深みを更に与えています。

【コネタ】

*給料日はいいとして、なんでその給料を持ちながら夜に道なき線路沿いをパトロールしてるんだ?山さんゴリさんは・・・。

*1話からのメイン覆面車・フィアット1800Bの出番はこれでおしまい。今回は相当活躍しますが、#30で殿下のUターン失敗で左フロントの足を負傷しているにもかかわらず、砂利道や道なき道を走らせる過酷さは・・・・。恐らく1966年頃の登録車なので、既に7年ぐらい経ったクルマなのですが、フィアットで輸入された中でも日本では珍しい部類に入るようです。カーオブザイヤーにも輝いている名車で、日本の販売価格はざっくり当時のクラウンの2倍だったそうで、外車としてはお手頃だったと。
昔、この車の正体がわからずいろいろ調べました(^_^;)
現在はネット検索などがありますから容易に調べられますが、昔はいくら国産車を大体把握していても外国車はダメでした。
色々な書物にお世話になりましたよ。


*長さん、散髪してますね。
いままでのイガイガをかなり整理し後年と同じ感じになりました。
しかし、#44でもっと刈り込むことに。
辰平さんのマイブームだったのでしょうか?

*真紀の店は自由が丘のようです。

*日中から「試合」に備えてビフテキを食すモデル。モードメイクギンギンですね。この頃流行りですが、人のおごりでビフテキ妄想をかきつつ、アイスクリームでふてくされる刑事・誠の腹具合が案じられます。

*ファイアーバードとフィアットの追跡劇、「衝撃のテーマ」をバックに軽快の高速で飛ばしますけど、フィアット大丈夫か?
どうもあの別荘地は山中湖あたりのようです。

*あれだけ勢いのあったマカロニ・・・、今回はいつの間にか出たり消えたり(^_^;)

*暴走するマーク2 1900SL、それもセダン。
山さんがここまでするか的攻め方です。太陽でまともにトヨタ車を使ったのはこの車が初めてです。ただ、おそらくまだ正式じゃありません。

*山さんが失意で見つめる太陽、リマスタで更にクッキリですね。

*拾いたばこの刑事・誠。 今回ゴリさんも地味にツイてない。。。

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