「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ロッキーの白いハンカチ

2010-09-26 17:47:36 | ファミ劇日誌
『♯685  ロッキーの白いハンカチ』
主演:長谷直美(岩城令子)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)露口茂(山村精一)神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)
小鹿みき(間宮しのぶ)藤江リカ(吉岡夫人)増岡弘(藤田)潮建磁(管理人)中村孝雄(日高俊治)高岡一郎(吉岡)高品剛(岩口) 小宮純子 望月太郎(間宮一之) 麻ミナ 堀内孝人(バーテン) 川口節子 東静子 小寺大介(医師) 石川秀樹  カー・スタント マエダ・オートクラブ 竹内雅敏 海藤幸広

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:小川英 尾西兼一
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:関良平 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:斉藤能子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:イトーヨーカドー
監督:高瀬昌弘
制作:東宝株式会社

覆面車:ビスタ(19-31)セリカ(17-53)クラウン(62-40)

ロッキーのハンカチ。
5年前にやり直せと繰り返し説得した。
令子と結婚した頃だと思いますけど、ロッキーが更に人情派に磨きがかかった時期だと思いますので、
納得できます。
それにしても、ひげの亭主直伝のハンカチ攻撃というか・・・
そういう意味では、あの頃ロッキーの長さん化は加速していたと思います。
それを引き継ぐ形でマミーがいる格好になっているのは、実は「マミー」登場当初からありました。
ただ、それを正式に宣言した作品という意味で、この話は感慨深いものがあります。

そもそも、
過去を背負っているが真っ当にに暮らす2人の男女に忍び寄る「過去」に、
マンション族の「隣はなにをする人ぞ」という無関心な現代人間性を加味していますので、
ジックリと考えさせられます。
日高殺しの方はよくあるいざこざなんですけど、しのぶの遺棄致死に関しては被害者も加害者もかわいそうです。
噂というのも怖いですが、勝手に抱く恐れというのも怖いです。
しのぶだって、背負った過去があったからこその日高や吉岡夫人への恐れですから、
過去っていうのはそれだけ人を振り乱すものなんだなぁ・・・と。

マミーの捜査方法、ロッキーに似てきましたね。
しのぶに感じた「慣れ」と「見せつけ」。
デュークも指摘した「過去を暴く事の嫌気」を乗り越えること。
殉職迫った山さんが最近フォローに廻る事が多くなっていますが、
そのフォローをちゃんと生かしています。
前主演編もそうですが、マミーは若手刑事から中堅刑事へ着実にステップを踏んでいます。

=コネタ=
*藤田を演じる増岡さんは云わずと知れたマスオさん。太陽では運転手、そして刑を終えて真面目に働く人を十八番にしています。長さん現役時代は専ら長さんに世話になった人でした。
*マミーとコンビを組むことが多いデューク、口数も増えてきました。
*ロケ地の特定は出来ていませんが、新宿駅近辺と世田谷周辺といういつものパターンでしょう。ゴールデン街の「ロミ」看板が久々に画面に映っています。また、しのぶが以前勤めていたスナックは「拳銃とトランペット」「霧の旅」「テキサスは死なず!」などで出た青いタイルが貼られた建物?
*ゲストの年齢設定がおかしい・・・みんな30代前半・・・日高はどう見ても31歳には見えない(^_^;)
太陽ではよくあることです。
*潮健児さんが改名して御出演です。
云わずと知れた(また言ってる)死神博士&メフィストですが、主に東映系に御出演の潮さんが太陽に御出演されていたということに気がついたのが北海道の再放送でのこと。
いつもの管理人とは違って、おしゃれです。
*あぶ刑事ファンには堀内さんを・・・・赤いベストが派手すぎる・・・口調は港署に行っても変わりませんが(^_^;)

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知らない街で・・・・

2010-09-26 16:25:55 | ファミ劇日誌
『♯42  知らない街で・・・・』
主演:竜雷太(石塚誠)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)関根恵子(内田伸子)露口茂(山村精一)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)
小栗一也(古山喜平)神田隆(黒岩社長)久富惟晴(新谷裕二)戸部夕子(黒岩の愛人)京春上(古山洋子)貫恒実(宮本刑事) 松本伊佐武(西次郎)久本昇 石川隆昭 岡本隆 築地博 金子富士雄 ※以下クレジットなし 新井和夫 大宮幸悦 

プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一(東宝)
企画:魔久平  脚本:中野顕彰
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:吉高勝之 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:中村賢一 現像:東洋製作所 アシスタントプロデューサー:梶山仗祐 
協力:国際放映 制作協力:渡辺企画 企画協力:ジャックプロダクション
監督:土屋統五郎
制作:東宝株式会社

喫茶店でナポリタンらしきものを食べている刑事・誠。
その目前に警官も観てとてつもなく「ギク!」っとした男。
その男を追う刑事・誠。
あれだけ「ギク」っとすれば当然怪しいと思います(^_^;)

七曲署の管轄を出て暴れまくるのはゴリさんお得意ですが、
今回はゴリさんのワンマンショーですね。
というのも、恐らく撮影調整の穴を補うための苦肉の策だと思いますが、一係のメンバーとの絡みを極力少なくした割にあまり違和感を覚えさせないのは、既にゴリさんが太陽の柱だったことをうかがわせます。よく「逆転」あたりがその「苦肉の策」の例に挙げられますが、マカロニ編は既にゴリさん絡みだけで#10や#26があります。
ただ、主役刑事オンリー的な作品に仕上がるので、その点はうれしいことです。

ゴリさんはチンピラに化けたり、刑事として暴れまくったり、大変です。
自ら「懲戒免職なんてへっちゃら」と言ってますから(^_^;)
古参の古山刑事が気にいるのも至極当然だと思いますが、係長の新谷がああいう感じですからね。
本来、毒を以て毒を制す的やり方で地回りと繋がっていた古山ですが、
黒岩の方が欲を出してその関係が破綻して決着をつけなければならない事態になってしまった責任はどこにあるのか。
善と悪の調整を均等に図らなかった新谷なんでしょうか
古山なんでしょうか
戦後どさくさな時代にお互いの利害関係が結びついて20年間続いていた関係、
間違いなく、古山と黒岩が悪いわけですけど、
それじゃ、必要悪という事での黒岩の存在はいかに・・・黒岩の欲がわるいのか。
暴れ猛者を束ねる黒岩と共存してきた古山が悪いのか。
難しい問題ですね。

この話、ゴリさんが居なかったらどうなっていたんでしょう・・・。
ボスもそのあたりを十分踏まえて、
「俺は幸せだよ、良い部下を持って」ということだと思います。

マカロニ欠場とゴリさんワンマンショーということで、ゲストが豪華です。
小栗さんに久冨さんはゴリ編でも常連になっていきますが、神田さんも戸部さんもゲスト主役級の俳優さんですから。

=コネタ=
*「よぉ、ゴリさん」
この頃はまだ大人しくなかった殿下。
今回はゴリさんのお目付け役みたいな立場です。

*尾行が「怒りのテーマ」バック。初期にはありがちなパターンですね。

*たばこを吸うゴリさん、思い出しても10本の指に入るぐらいの数ですから貴重なシーンです。

*まだエビスビール映せる・・・これで終わりですが。

*「可愛いあの子はルイジアナ♪」で、チークしか知らない刑事・誠。

*ステーキ、パンと牛乳、コーヒー代わりの天丼。

*赤いカローラ・スプリンター。ぼちぼちトヨタ車が出ていますが、これも中古車。

=ロケ地=
神奈川県泰野市のようです。
劇中では北泉という設定


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