「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

名作は時に強烈に苦し

2010-09-22 21:09:04 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい<あやしい】

*HDリマスター マカロニ編

2010年09月25日(土) 19:00 - 20:00 『#43 きれいな花にはトゲがある』
連続ゴリさん編ですが記念すべき一編でもあります。
トヨタ車(といってもボロですが・・)を本格的に使用&太陽史上初の壮絶なカーアクション。
ゴリさんが結婚詐欺?
久々の全員集合。
斎藤光正氏初監督。
ということで、結構ハードな展開なのですが、軽快です(^_^;)


*2話連続再放送プリント デューク編(カウント、欠番6話除く)


2010年09月25日(土) 22:00 - 24:00 『#683-684 キラウェア・大追跡/私が七曲署の藤堂だ』
●後篇でトシ・マミ・ブルがハワイに飛びます。
ハワイでは外出しまくりのボス。
え~・・・とても東京の刑事には見えない面々(^_^;)
●そしてニセ・ボス登場・・・といってもトシさんですが。
堀内正美氏の見事なストーカーっぷりをご堪能ください。
ボスの外出シーンはこの作品で見おさめです。

2010年09月25日(土) 24:00 - 26:00 『#685 さらば!山村刑事』
●・・・・この作品は露口さんが精魂を込めた「映画」だと思って差し支えないと思います。なので、あまり手軽に放送されても・・・とちょっと前に何の脈略もなくファミ劇で放送された時に思いました。
ぶっちゃけた話ですが、個人的にはVAPのビデオを購入していただいて、構えて観て頂きたい名作です。
その方が覚悟ができるから。
気軽に見たら山さんに感情を引っ張られるので、流し観していても一度画面にロックオンするともう辛くて辛くて・・・。

放送当時は無論ずっと正座して観ていました。
ゴリさんの殉職の時はずっと緊張しながら観て、多分泣いたんでしょうけど、殉職シーンあたりから記憶が飛んでいました。
その経験から、無論緊張するとは思っていましたが、まさか「太陽にほえろ!スペシャル」の白文字青バックから泣くとは思ってもいませんでした。
いや、2時間ずっと泣きっぱなしでした・・・。
しかし、しっかり最後まで記憶が飛ばずに観ることが出来ましたが。

いまだに、直ぐ泣けます・・・。

ゴリさんの時もそうでしたが、
物凄い喪失感に襲われました。

ただ、岡田さんが書かれていた太陽が沈む感覚は無かったですが、少なくとも太陽がこれからどういうことになるのか全く解らなくなった(想像できなくなった)のは確かです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年がいのない無茶なのか

2010-09-22 12:38:37 | 「けぶのたわごと」
「絶叫」・・・。
太陽中毒者にとってはトップクラスの名作207話。
何なんでしょうね、あの作品の魅力は・・・。
長さんの喜怒哀楽の激しさではカナダも負けてはいませんが、
カナダの場合は怒りを静かに溜めている魅力なんですが、
こちらは、長さんの中の野獣剥き出しという意味では最高峰ですし、風間杜夫さんのグレた漫画家志望の青年との切ない絡みも魅力なので、多分ダブルパンチなんでしょう。
最初は信用していなかった松木の為に漫画の仕事を探してやる長さんと、
自分を信じて危険な仲間に自首の直談判を松木にさせてしまい、死なせてしまって豹変する男・太郎と・・・。
長さんは、自分が怒りだすと手におえないことを自らでわかっているから「平凡な男」という皮を被っているんだと・・・多分、それは自らへのけん制でもあると。

長さんの激走、ナイフ握り、扉破り、首絞め・・・・ある意味唯一、長さんが一線を越えてしまいそうになった事件かもしれません。

万が一、長さんを軽視する向きが居たとすれば、
やっぱり真っ先に見せたいのがこの作品ですね・・・。

ラストのボスと二人っきりの港の夕日もいいですし、
俊一のパチンコというスパイスもありますし、
この話を200回記念時期に放送したということにも唸るものがありますし、
んん・・・いつ観ても素晴らしい作品です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しき花の誘惑

2010-09-22 01:08:55 | ファミ劇日誌
『♯684  美しき花の誘惑』
主演:地井武男(井川利三)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)露口茂(山村精一)神田正輝(西條昭)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)
平泉成(工藤) 寺田路恵(工藤の妻) 剣持伴紀(園山豊) 江藤漢(井沢) 志賀圭二郎(倉田) 小倉雄三(柏木) 藤悦子 松本真季 監物房子(白井婦警) 門谷美佐 大木史郎 山本寛 荒瀬寛樹 山田博行 カー・スタント マエダ・オートクラブ 竹内雅敏 海藤幸広

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:小川英 鴨井達比古
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:関良平 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:斉藤能子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:イトーヨーカドー
監督:高瀬昌弘
制作:東宝株式会社

覆面車:ビスタ(19-31)セリカ(17-53)クラウン(62-40)

しかし、いきなり婦警をクルマで轢くとは・・・トシさんの古馴染みのビジネス野郎・園山は、ヤクザじゃないので逆に始末に負えない怖いところがあります。
ヘロですか・・・(Byデューク)
しかし、インテリが悪に染まると本当に怖いというのが・・・。
やり方も医者を通して中毒にさせたり、不要な人間は容赦なく始末したり・・・。

工藤にしても、もともと善人だとは思いますが、度胸(思い切り)は凄いのでこれも足を踏み外すとどんどん泥沼に嵌る人物。
心意気は良いんですけど、無鉄砲なところが危うい・・・その点はトシさんもちゃんと知っていたと思います。
ただ、信じたからこそ、廻りくどい尾行などせず直接工藤に会ったんでしょうけど、やっぱり工藤の性格を考えると、いつかトシさんに恩返ししようというチャンスが目の前に転がっていれば、間違いなく工藤は動くことはトシさん、考えることが出来たと思います。
なので、トシさんは甘んじて工藤のカミさんの非難を甘んじて受けたのだと思いますが・・・。
事態の最悪化は以外にもクスリをどうしても拒否した工藤が傷を負って病院に運ばれた後に、起きてしまうという不条理さ・・・。

医療で使われているものでも危険なものは沢山ありますが、モルヒネもその一つですね・・・。
覚せい剤というのは、一端自らの身体に入ってしまうと、一所懸命に抜いてもいつでもまた元に戻ってしまうという恐ろしさ、いつものクスリ絡みの事件とは違った角度で描かれているのが興味深い作品です。

平泉成さんは、常連ゲストですが既にトシさんと3度目の競演です。
個人的には平泉さんが一番ハマっている役だと思います。
(「護送」も「エーデルワイス」もいいですが)
それに禁断症状の演技も凄まじく、手錠で繋がれている地井さんも迫真の演技でした。
へろへろになっているトシさんもなかなかです。
まじめに声枯れてますし。

【コネタ】

ボスはまるで#718スタイル。
「お前さん、2度目だろ」

=ロケ地=

新宿公園周辺
歌舞伎町
世田谷周辺


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

獲物は狩人を誘う

2010-09-22 00:25:52 | ファミ劇日誌
『♯683  獲物は狩人を誘う』
主演:神田正輝(西條昭)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)露口茂(山村精一)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)
中野誠也(守山雄一郎) 深水三章(木本剛志) 千波丈太郎(平川良一) 佐野すえこ 吉田憲司 岸本功 沢柳迪子 武田みえ子 村瀬洋子 清水進一 秋元政志 土居麻衣子 カー・スタント マエダ・オートクラブ 竹内雅敏 海藤幸広

プロデューサー:梅浦洋一 服部比佐夫 新野悟
脚本:柏原寛司
撮影:内田清美 美術:古谷良和 照明:原裕慈 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:芝山隆二 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:加藤美代子 制作主任:岩堀光樹
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:イトーヨーカドー
監督:鈴木一平
制作:東宝株式会社

覆面車:カムリ(21-19) ビスタ(19-31)セリカ(17-53)クラウン(62-40)


柏原寛司氏脚本ということは、ハードな展開になるか、お気に入りのヨコハマ編かということになりますが、今回はハード路線の方です。
それに鈴木監督のシャープでスピーディな演出も出色です。

しかし、いきなりドックがプロっぽい行動とってるものだから・・・というよりはかなりマジメというか・・・ファーストシーンのブルの口数の多さはドックの雰囲気を察した阿吽の呼吸とでも言いましょうか・・・。
ただ、トシさんもマミーも真面目に笑ってます。
それに、ドックとしてはちょっと考えられないコーディネート(赤ネクタイに紺ジャケット)。
申し訳ありませんが、あまりにも違和感ありあり・・・。
但し、ドックに確信的気合の入り方をしていたという時期であれば、納得出来ることですが。
というのもドックが突如ネクタイをするとあまり良いことが起きないという厄介な歴史があって、エンジにストライプネクタイに紺ジャケットと今回と似たようなコーディネートをしたら・・・(#525)、いつもの軽さは影を潜めてしまいました。
前回の場合はしばらくネクタイ着用でしたが、今回は本当に久々の着用で悲惨な目に遭ってしまいます。

事件からすると、ジプシーの「生いたち」と同じパターンの誘拐です。
ただ、ここで決定的に違うのは犯人(当然なんですけど。)
どちらの事件もドックとジプシーの刑事生命を絶たせるための犯行なのですが、ジプシーの場合は内村の性格がある程度わかっていたし、内村は殆どジェラシーで動いていたので、かなり「わかりやすい」感じでジプシーも自らや内村の行動を先読みできたから無傷だったのかもしれませんが、今回は殺人を隠ぺいしようとする守山が木本を雇って犯行をさせた、さらに渡辺というダミーまで用意し周到に計画された犯行だったわけですし、ドックとしても引き回された時点で何もわからなかったわけですから、あれだけボロボロにされても仕方ないでしょう。
しかし、あのバイク引き摺られシーンは迫力ありました。

【コネタ】
=ブル、バクシン!=
「ねこも虫の居所がわるかったんだろうな!」
「犬が訴えてくれば考えましょう!」
ボギーテーマがバックというのも、なかなか(^_^;)
BGMでは、#399以来?「雨上がりのシーサイド・バリエーション」
それに「ドックテーマ群」「追跡ハイウェイ・メロ抜き」
など多彩な選曲。
この状態はちょっと続きました。

=デュークはコーヒー?=
デュークもちゃんとみんなと一緒に昼飯食ってます。
この人もジプシー同様、あまり人嫌いってわけじゃないもよう。

=正気(゜-゜)に戻るドック=
ラストではいつもの調子に戻るドック、傍観するデューク(^_^;)
ダジャレも炸裂し、
井川「それは職業じゃなくて人間次第だろう(笑」
昭「トシさんにはないじゃないですか(笑」
ひらがなのラブレターでおしまい(^_^;)

すっかりいつもの調子です・・・なにかにとりつかれていたのか?ドック・・・。

=ロケ地=

渋谷駅~周辺
多摩川近辺


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする