ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

誤解…

2025-01-08 18:29:45 | つぶやき
あらためて吉沢亮、気の毒すぎる…。

お酒の上で、しかも完全に故意ではないのに書類送検…?多分、不起訴にはなるんだろうけれど、隣の人も吉沢亮だと判明した時点で許してあげても良さそうなのに…。つくづく世知辛い世の中になったなと思う。これを聞いて思い出したことがある。

あれは2022年だったと思う。コロナ禍のタイミングで、当時、全国各地で旅行支援をやっていて、度々、それを利用していた。その時は伊勢志摩にある温泉ホテルを利用した。支払額の合計が家族3人で1万2000円くらいだったか。しかも朝夕食付。これに一人1000円のお土産代まで付いた。今では考えられないほど…。ホテルは昭和の面影を残した大型の温泉ホテルで古臭いけれど、大きな露天風呂が売りだった。1泊して翌朝のこと、朝の6時ころに目覚めたので、ボーっとしつつ浴衣姿でそのまま前夜に入った露天風呂に向かった。入ると脱衣場があり、扉を開けて入る内風呂と内風呂を通らずに入れる露天風呂があった。内風呂には誰かが入っているようだったが露天風呂には誰もおらず、そのまま露天風呂に直行した。
しばらくすると、その露天風呂に年配のおばあちゃんが入って来た。かなりびっくりしたが、その時は、どうせボケちゃったおばあちゃんなんだろうなとか、そんな風に思い、大きな露天風呂だったので隅の方で顔を外に向けたまま入っていた。

しばらくして、ふと我に返った、というか考え直してみた。

「これって、もしかすると私の方が間違っている……?」
「いや、でも、昨日と同じ風呂に入ったのは間違いないし…」

というのも、男湯と女湯は階が違っていたからだ。男湯は2階にあり女湯は1階だった。

しばらくすると、脱衣所の方から女性の声が聞こえた。その時点で間違いはほぼ確信に変わった。間違っているのは私の方だった。時々、宿によっては男女の風呂の位置を変えるところがある。入口の暖簾を変えることで、交互に利用できるようにしている。おそらく両方の景観を楽しんでもらえるよう、サービスの一環なんだろう。それをボーっとしていたので暖簾を確認せずに入ってしまったのだと思う。

もう心臓がドキドキして、風呂どころではなかった。どうやってここから脱出するか、脱衣所で人と出会ってしまったらアウトだ。露天風呂にいるおばあちゃん一人ならなんとかやり過ごせそうだった。ただ早くしないと時間的にどんどん人が来そうな気がした。露天風呂から脱衣場は見えないので、人の気配がないことを100%確認できないが、気配がしないかどうかだけを確認して、一気に風呂を上がり脱衣場を目指した。途中、入浴中のおばあちゃんと目が合ってしまった。タオルで下半身だけは隠していたが、間違いなく男だと気づいたはずだ。幸い脱衣場には誰もいなかった。濡れた体も拭かず、下着もはかず、浴衣を巻いて一気に出入り口へ向かった。そこでちょうど2人組の女性が入って来た。とっさに顔をタオルで隠してやり過ごした。急いで部屋に帰って妻と娘に事の顛末を話すと大笑いされた。

けれど、これってひとつ間違えれば大ごとになっていたはず。もしもあのおばあちゃんが、もう少し若い女性だったら、ホテルの人や警察に通報されていたかもしれない。故意ではなくても、それを証明するのはなかなか難しい。

あやうく、「50過ぎの変態おやじ、ホテルで女性風呂に入浴して捕まる…」というニュース記事になるところだった。そう考えると、今回の吉沢亮が心底、気の毒になってくる。

故意で無ければ、すべてが許されるということではないが、人なんてうっかりもあるし、間違いもある。お酒が入れば、尚更、そういうこともあるだろう。

やっぱり日本人って、人の足を引っ張ることを好むのかな?

もうちょっと寛容な社会だったら良いなと思う。

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