ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

帰国しました

2022-05-02 20:52:40 | つぶやき
2年ぶりのタイ。変わらないのは暑さだけだったかも…。

いや、いやそれは冗談。この2年でバンコクもチェンマイもすっかり変わってしまった感じがした。ツーリストを相手にしていた店や施設などが軒並み閉鎖や閉店に追い込まれ、そこだけが廃墟や空洞化してしまっていて、さらにそこが再開発されつつあったり…。タイがいかに観光客で持っていたのかがわかる。欧米人はちらほらいたけれど、バンコクでは中国人から、それがインド人にとって変わってしまったかのように増殖していたように見えた。市内の車の渋滞も通勤時間帯を除くと、目に見えるほど少ないのがわかる。商業施設内も軒並み閉店と閉鎖中。中にはフロアーの半分以上も。人と車でごった返すバンコクがこんな風になるなんて、現実を目にすると、日本の被害なんてたいしたことないのではないか…と表向きは思えてしまう。

チェンマイはさらに酷かった。中心地では3分の2くらいの店が閉鎖。まるでチェンライかと思うほど静かだった。ツーリスト相手以外にもコンビニまで閉店していて見る影がない。車も減り道もスカスカ。かつての高級ホテル、メーピンを始め、中心地の外資系ホテルも閉鎖、いつもそこにあったゲストハウスもたくさん閉鎖中だった。少し前はさらに酷く、これでもまだ良い方だと言われた。

変わらないのは市場周辺だけ。地元の人が利用する場所だけは、無傷で何も変わっていなかった。物価は思ったほど上がっていなかったと思う。扱う服飾品などで2割程度、屋台などで5~10バーツ(20円から40円程度)反面、果物や野菜などは、職を失った人らが畑をやったり果物を植えたりして市場では軒並み下落していたのだとか…。滞在中にも円安が進み、到着日翌日で1万円で2,650バーツ、帰国前は2,450バーツになっていたのは驚きだった。ついてすぐに全額換金しておいて、まだ良かった。

それからちょっと、タイの出入国のいい加減さを記しておきたい。

入国初日の隔離。本来は到着後、防護服を着た運転手の専用車でホテルへ向かうとなっている。それが私の場合、車がなく一般のタクシーを拾って行くことに。係の人は「ユーアー、スペシャルね…」と笑っていた。他のホテルの人は皆、見る限りちゃんと規則通り防護服と専用車だった。到着したホテルでは、夕方6時にPCR検査の人がやってくることになっていた。が来ない。7時になって連絡すると8時に防護服の人がようやくやってきた。同時にまずい焼きめしの弁当も。少し食べた後、うっかり弁当を床に落としてしまい、フロントへ連絡すると「何か買ってきていいよ…」と。「外に出ても良いの?」と聞くと、「ちょっとならね…」と。ありがたく外出。結局、屋台で食事を済ませ、果物を買い、1時間以上散歩をして帰ってきた。実質、隔離などない感じだった。翌朝8時に「陰性でした…」と連絡が来て、晴れて解放。いや、そもそも隔離されていないけれど…。

5日目の抗原検査。

初日のホテルでキッドを貰い、モーチャナというアプリをダウンロードさせられる。決まりでは5日目に自分で検査した後、写メをしてこのアプリに添付して送ることになっている。私の場合、このモーチャナアプリが、なぜかダウンロードできない。何度やってもダメ。ずっとぐるぐる回ったまま。5日目、とりあえず陰性結果を写メして、ホテルあてにメールで送っておいたけれど、何も返信はなかった。結果、おそらくだが何をしなくてもOKだと思う。出国時にも何もチェックがなかった。

72時間以内のPCR検査。

知る限りバンコク最安のクリニックで1500バーツ。検査して4時間後にはメールで返信がくる。日本政府指定の用紙はクリニックにおいてあり、検査だけして、そこに病院名とか医師のサインがしてある用紙だけをその場で貰う。その後、返信されたメールの内容に沿って自分で記入することになっている。なんだか診断書を自分で書いている気分で、ちょっと心配になるが問題はなかった。実にいい加減な気もするが、これがないと帰国便に乗れないほど重要なものではある。

いずれにしろ、タイのルールは本当にいい加減だった。宿泊するホテルによって全然違うかもしれないけれど…。

日本帰国。

絶対にやるべきは「MYSOS」なるアプリを帰国便に乗る6時間前までに済ますこと。これは自分のワクチン接種情報や72時間前に受けたPCR検査情報をあらかじめこのアプリに情報提供することで、日本に着いた後、可能な限り早くPCR検査を受けて帰れるというもの。これをするかしないかで、1時間程度は早く解放されると思う。同じ便で帰ってきた方々でも案外やっていない人も多かった。

今後はどんどん緩和されていく方向にある。早ければ6月からなんていう話も。インバウンドを期待するタイでは、結局のところ中国人が来てくれないと潤わないのは、皆、理解している。それまでの繋ぎとして日本人と韓国人に…というのが本音らしい。

往路も復路も機内はガラガラ。

3列一人占め。復路は深夜便だったので足を延ばせて寝てこれたのがありがたかった。

それにしても暑かった。どうも今年の4月は異常に暑いらしい。

6月くらいから成田や福岡からLCCも飛ぶし、7月からは入国条件が完全緩和となる。
この夏は多くの日本人が行けるようになれば良いと思う。

コメント