CSで根岸吉太郎監督の傑作『遠雷』を放映してました。
わたくしが大学生の頃、痛く痛く感動して、日本映画にのめり込むきっかけになった映画でもあります。
青白い映画青年であったわけではありませんが、年間百本を越える映画をスクリーンの暗闇で見続けてましたから、それなりに偉そうに映画とは・・・なんて語っていた頃です。
わたくしも北関東の農家で育ちましたので、一層この映画で描かれる青春群像は身に染みたのかもしれません。
今村昌平が追い続けた日本人の土着性に似た土の匂いを感じることが出来ました。
あれから30年経って、わたくしの感性がどれほど変わっただろうと心配でありましたが、全て杞憂に終わりました。
あの瑞々しさは全然損なわれていません。わたくしの心も枯れていなかったという事でしょうか?
ラスト、稲光の中で戯れるように農作業をする若き夫婦二人を、未だにわたくしは愛おしく思うことが出来るのです。
わたくしが大学生の頃、痛く痛く感動して、日本映画にのめり込むきっかけになった映画でもあります。
青白い映画青年であったわけではありませんが、年間百本を越える映画をスクリーンの暗闇で見続けてましたから、それなりに偉そうに映画とは・・・なんて語っていた頃です。
わたくしも北関東の農家で育ちましたので、一層この映画で描かれる青春群像は身に染みたのかもしれません。
今村昌平が追い続けた日本人の土着性に似た土の匂いを感じることが出来ました。
あれから30年経って、わたくしの感性がどれほど変わっただろうと心配でありましたが、全て杞憂に終わりました。
あの瑞々しさは全然損なわれていません。わたくしの心も枯れていなかったという事でしょうか?
ラスト、稲光の中で戯れるように農作業をする若き夫婦二人を、未だにわたくしは愛おしく思うことが出来るのです。