2024年はNHKの朝ドラ・大河含めて23本のドラマを楽しんだ
途中何本かのリタイア作品もあったし、配信系のドラマも含めると30本近く観ようとしていたのかと思うとずいぶん暇だったんだな。最近テレビ局がドラマ枠を増やしているので玉石混交ではあるが、選択肢が増えることはいいことだ。その分、深夜枠もチェックしながら良いものを見極める審美眼を一層磨かなければならない
制作テレビ局だけではなく、プロデューサー・脚本家・演出家・役者にも目配りしながら優良なコンテンツを引き当てた時はそれなりに嬉しいものだ
今年の一等賞はやっぱり生方美久脚本「海のはじまり」だろう
医療関係の仕事をしていた経験値が生きていたし、三作目とは思えないほどに周到な人物設定とストーリーの展開は見事としか評価のしようがない。途中、目黒連の体調不良による番外編も含め一話ごとの完成度も高く、処女作の時ほどには絶賛されることはなかったけれどわたくしとしては今時点での最高傑作だと思っている
主役の目黒連はまだまだ伸びしろたっぷりではあっても発展途上だからこれ以上を望むのは酷として、有村架純の今カノ、古川琴音の元カノ、図書館員の池松壮亮、母親大竹しのぶ、そして何と言っても娘をやり切った泉谷星奈たち脇を彩る役者たちが凄かった
音楽の得田真裕(最近のドラマ音楽は殆どこの人だ)が書くスコアが切なくも懐かしさを感じさせてくれる
プロデュースと演出も「silent」チームだから品質保証の布陣で作られた2024年を代表する作品だった
二番目に挙げるのは「アンメット」
あいみょんが主題歌歌うので期待せずに観ていたドラマだったから、かなりのお買い得ドラマだと言っていい。主役の杉崎花と若葉竜也は映画で映える役者だから最近の出演映画は結構観ている。この二人でなければ映像化できなかっただろう長回しシーンは、連続ドラマ史上語り継がれるべき名場面として記憶に残る
奈緒と木梨憲武が親娘を演じた「春になったら」は、木梨が自分と同じ歳であることもあり親近感があった
ジワジワと別れの季節が巡ってくるお話は辛いけど愛情にあふれ、自分の最期もこんな風な関係性の中で旅立てると理想的だと思った
久しぶりの大河ドラマ「光る君へ」は期待に違わずNHKの力量を示した
舞台、衣装、小道具 どれもが手抜きなく再現されており、平安時代の内裏にタイムスリップすることになった。吉高由里子も堂々とした演技で紫式部を魅せてくれた
最後に、ドラマの質としてはもう少し直すべきところもあったけど「不適切にもほどがある」は如何にもクドカンワールド
過去と現在を対比させ、笑いの中にもそれぞれの時代に対するアンチテーゼを挟み込む外連味は流石だ。河合優実が認知されたことも忘れてはいけない
プロデュース
「不適切にもほどがある」磯山晶
演出
「お別れホスピタル」柴田岳志
主演俳優
「アンメット」杉咲花
「アンメット」若葉竜也
助演俳優
「海のはじまり」池松壮亮
「海のはじまり」古川琴音
期待の俳優
「不適切にもほどがある」河合優実
「海のはじまり」泉谷星奈
途中何本かのリタイア作品もあったし、配信系のドラマも含めると30本近く観ようとしていたのかと思うとずいぶん暇だったんだな。最近テレビ局がドラマ枠を増やしているので玉石混交ではあるが、選択肢が増えることはいいことだ。その分、深夜枠もチェックしながら良いものを見極める審美眼を一層磨かなければならない
制作テレビ局だけではなく、プロデューサー・脚本家・演出家・役者にも目配りしながら優良なコンテンツを引き当てた時はそれなりに嬉しいものだ
今年の一等賞はやっぱり生方美久脚本「海のはじまり」だろう
医療関係の仕事をしていた経験値が生きていたし、三作目とは思えないほどに周到な人物設定とストーリーの展開は見事としか評価のしようがない。途中、目黒連の体調不良による番外編も含め一話ごとの完成度も高く、処女作の時ほどには絶賛されることはなかったけれどわたくしとしては今時点での最高傑作だと思っている
主役の目黒連はまだまだ伸びしろたっぷりではあっても発展途上だからこれ以上を望むのは酷として、有村架純の今カノ、古川琴音の元カノ、図書館員の池松壮亮、母親大竹しのぶ、そして何と言っても娘をやり切った泉谷星奈たち脇を彩る役者たちが凄かった
音楽の得田真裕(最近のドラマ音楽は殆どこの人だ)が書くスコアが切なくも懐かしさを感じさせてくれる
プロデュースと演出も「silent」チームだから品質保証の布陣で作られた2024年を代表する作品だった
二番目に挙げるのは「アンメット」
あいみょんが主題歌歌うので期待せずに観ていたドラマだったから、かなりのお買い得ドラマだと言っていい。主役の杉崎花と若葉竜也は映画で映える役者だから最近の出演映画は結構観ている。この二人でなければ映像化できなかっただろう長回しシーンは、連続ドラマ史上語り継がれるべき名場面として記憶に残る
奈緒と木梨憲武が親娘を演じた「春になったら」は、木梨が自分と同じ歳であることもあり親近感があった
ジワジワと別れの季節が巡ってくるお話は辛いけど愛情にあふれ、自分の最期もこんな風な関係性の中で旅立てると理想的だと思った
久しぶりの大河ドラマ「光る君へ」は期待に違わずNHKの力量を示した
舞台、衣装、小道具 どれもが手抜きなく再現されており、平安時代の内裏にタイムスリップすることになった。吉高由里子も堂々とした演技で紫式部を魅せてくれた
最後に、ドラマの質としてはもう少し直すべきところもあったけど「不適切にもほどがある」は如何にもクドカンワールド
過去と現在を対比させ、笑いの中にもそれぞれの時代に対するアンチテーゼを挟み込む外連味は流石だ。河合優実が認知されたことも忘れてはいけない
プロデュース
「不適切にもほどがある」磯山晶
演出
「お別れホスピタル」柴田岳志
主演俳優
「アンメット」杉咲花
「アンメット」若葉竜也
助演俳優
「海のはじまり」池松壮亮
「海のはじまり」古川琴音
期待の俳優
「不適切にもほどがある」河合優実
「海のはじまり」泉谷星奈
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