映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

清須会議の真相

2013-11-23 09:14:53 | 新作映画
三谷監督最新作品を見て参りました。
前にお書きしたかもしれませんが、三谷作品の法則として面白いつまらないの波が交互に現れますので、それに習えば今回はつまらない筈なのですが、、、
信長が討たれるくだりからお話しが始まれば、どんな歴史音痴でも会議の意味は分かりますね。わたくしも自慢できる程歴史好きなわけではなく、どちらかと言えばNHK大河ドラマで補足する程度の人間です。だから、清須会議で何が話し合われたのかどころかそんな会議があった事さえ最近まで知りませんでした。やれやれ😥。
状況説明人物紹介が一通り終わって、そろそろバッコンバッコン笑わせてくれる頃かと待ち構えていたのですが一向にその気配がありません。「失敗しちゃった」と感じた旗とり合戦終了の後、物語が違う方向に動き始めわたくしにもこの映画がお笑いじゃなくて、本気で歴史物ドラマを作ろうとしていることが分かりました。そうやって観てみれば三谷脚本は良くできていますから、登場人物が魅力的で愛すべき人々ばかりです。
期待していた「有頂天ホテル」時代劇編とは違いましたけど、楽しめる歴史ドラマとして最後は風格さえ感じたものです。