今年もクリスマスの季節 誰かと一緒ならいいね
わたくしが浮かれていた頃に比べると、クリスマスは随分おとなしくなりましたね。
所謂バブル真っ只中に20代を過ごしましたから感覚が違うのかもしれません。
それに、昨今の若人はカップルでいることにある種の息苦しさを感じるのだとか。
気を遣って地雷踏まない様デートするより、一人部屋でゲームしている方が良いのかな。
それでも、一年で一番ロマンティックな一週間の始まりです。
イブの夜、シャンパン頂きながら二人で観るにはちょうど良い付け合わせを紹介します。
「ノッティングヒルの恋人」
ロンドンの片隅にある旅行専門書店を営む冴えない中年男の店に、ふらりと訪れた美女はなんとハリウッドの大スター。偶然の出会いが重なり、中年男には忘れ難い女人となっていく。でも、現実に気が付き正気に戻って再度お店に現れた女優に告げる。
「僕の心は君を受け取りきれない」
女優は素の女として答える。
「好きな人の前では、ただの女の子よ」
途轍もない失くし物をしたことに気が付いた男を彼の友人達が手伝い、帰国寸前の記者会見会場へ送り届けると、記者に紛れた男が質問する。
「過去の間違いに気付き、留まってくれと願ったら叶うのだろうか」
女優は恋する女の子として答える。
「そうなって欲しいと願っていたの」
ヘプバーンの「ローマの休日」を彷彿とさせる記者会見シーン。
王女がハリウッド女優に置き換えられ、ハートウォームな物語が展開されます。
ヘプバーン繋がりでいえば、ジュリア・ロバーツの出世作「プリティーウーマン」は「マイフェアレディ」が元ネタでしたね。良いものはちょっとシチュエーションを変えるだけで、何度も使い回しが効くものなんでしょうか。今日紹介した四作品、どれを選んでも幸せな気持ちになれますよ。
恋する二人で観れば、なんでもありですか?
身も蓋もありませんが。