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映画と渓流釣り

あいみょん 75.5 全ての歌に愛の花を


あれから幾ばくか経ってひと月が過ぎ、少し冷静で平凡な日々が続いています
たった1週間のうちに3公演も参戦したライブコンサートを振り返って、一期一会の75.5曲を反芻してみましょう









改めて感じたのは、ライブ定番になっている歌の強さでしょうか
貴方解剖純愛歌〜死ね〜 ふたりの世界 マリーゴールド 夢追いベンガル 愛を伝えたいだとか ハルノヒ 空の青さを知る人よ GOOD NIGHT BABY
高確率で演奏される楽曲は会場全体が一体感に溢れ、参加して良かったと実感できる強みがあります
追い焚き公演でも印象的なパフォーマンスでした

去年の「ま・わ・る」ツアーの構成と同じく、派手に入ってじっくりしっとり聴かせて派手に終わる演出でしたが、ソウルフルな黒さが減ってしまったのはすこし寂しく感じました。ペルソナの記憶 と同程度の重い曲があっても良かったように思います。強くなっちゃんだ、ブルー  初恋が泣いている 二人だけの国 みたいな重い曲をアレンジしても面白いかもしれません

ら、のはなし 風のささやき ポプリの葉 ミニスカートとハイライト の様な小品が所々に挟まるとホッとしますね
新しいアルバムの中でも白眉な曲 3636も聴くことができました。姿 も今回は聴くことのできるだろうとも思っていたので嬉しかったです

歌の上手さを感じさせるのは、 裸の心 愛の花 のように歌詞の意味が伝わる曲だなと改めて感じるのです

また、皐月 のようなAIM受けする曲に仕込みを試みたり、追い焚き公演のベストパフォーマンスじゃないかとさえ思える 彼氏有無 からのマシマロ 繋ぎにはアドレナリン放出MAXです

会場全体が待ち続けていた 君はロックを聴かない の大合唱には、観客以上に演奏している方たちは思うものがあったのではないでしょうか

公演初日に電撃的にリリースされた ノット・オーケー
個人的には五本の指にカウントされるほどの名曲だと思っていて、いち早く生で聴けたことに感謝しております






久し振りに声を出して応援できることの一体感は、ライブにとって掛け替えのないものなんだとつくづく感じた次第です。観客がそう思っているからでしょう、彼女のMCも伸びやかで歌の数減らしてもいいから客席との対話を続けて欲しいとさえ思ってしまいました
あれだけ歌いきって声にブレが無いのはすごいですね。喉が強いんだと感心しました
因みにジャンケン(行った人しか分からん)は3戦全勝でした

よく言われているようですが、彼女のライブに参加して感動するのは先ずお歌が上手であることなんですって。確かに音源以上のライブパフォーマンスができる人って本当に歌唱力があるんでしょう。次に心動かされてしまうのが、彼女のパーソナリティでしょうね。この娘は裏表のない明るくて温かい性格なんだろうなと伝わってきちゃいますもん
歌詞を家出させてやり直しても、愛嬌と真摯さが故に微笑ましく感じてしまいます
また必ず逢いに来ようと思われてくれる天真爛漫さがあるのです

さてさて、マジバスツアー追い焚き公演を3日参戦し✖️25曲➕マリーゴールドやり直し(サビ) 75.5曲を聴いて気が付いたことがありますので、忘れてしまわないようにメモっておきましょう






今回のライブで披露された彼女の歌の中から、(詩)の特徴をわたくしなりに紐解いてみました
万葉の昔から詩は恋心を装飾して伝えるツールでしたので、その技術的な表現方法はいろいろ開発されていますし
現代のJ-POPと総称される流行歌も、そのほとんどが恋愛について歌われていることに異存はないと思います

彼女の詩も例外ではなく、男の子からの目線であったり女の子の心情を吐露していたりはしますが、恋しい気持ちを歌っています。仕事ばかりで優しくない彼に抱く嫌いになって欲しいと逆説的な恋心だったり、麦わらの帽子の君を恋しく想う男の子が登場する成就した恋愛が描かれたハッピーソングもありますが、多くを占めるのは結論の出ていない(片想い)又は終末を迎えつつある幸せ未満な恋の歌です

・君は僕の好きなロックなんか聴かないと思うけど、恋人のように寄り添って欲しくて
・ミニスカートの君の彼氏が俺だったらいいのにな
・この恋が実りますように少しだけそう思わせて
・結局忘れられなかった香りを求めて渋谷へ出かけ
・宅配ボックスに閉じ込めてしまった二人の恋心の扉はもう開かない
・そうであったら、の話を夢想する男の子
・僕に愛される気あるのか分からない女の子に今日は逢えるの?
・心臓をえぐり出しペンダントにしたいほど好きなのに

どれもが、片恋を拗らせているか、別れてしまった訳じゃないけど冷めた二人を冷静に見つめる描写ばかりです
その極め付けが

・2日目の透き通った湯舟を見て、残された二人の日々をせめて繋ぎ止めよう

と歌う無常観なのです
このどっちつかずの情景に10代20代の女性始め、還暦過ぎのオジサンにも共感させる何かがあるのではないでしょうか

ユーミン、中島みゆき、竹内まりや、吉田美和、aiko 、宇多田ヒカル等に近付きつつある彼女のこれからに期待して、明日も配信動画を観ましょう

新曲 あのね も涙を流しながら聴ける良いお歌でした
ボヘミアンラプソディーやホテル・カリフォルニアよりも長尺なこの大作は、新しい年に向けての挑戦のようです
NHK紅白5才のパフォーマンスも楽しみです


あいみょん、メジャーデビュー7周年おめでとう。明日も元気でね
ヨコハマのお父さんも楽しんで生きる!









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