四十数年前、わたくしが中学生の頃
僻地の中学校は代わり番こに先生の当直(学校に寝泊りする)があり
人気の先生が当直当番の日には生徒の我々も泊まりに行った
先生が薄給の中、出前のかつ丼なんかを取ってくれるのも嬉しかった
あるお泊り会の日、味噌汁くらいは用意しようと家で作っているナメコと味噌を沢山持って
大きな鍋いっぱいに作ってみたが・・・不味い
家に帰ってお袋に話すと、出汁を取ってないのだと諭された
そういえば鰹節を鉋を反対にしたような道具で毎晩削らされていた
結婚し料理当番になって30年近く、あれから何杯の味噌汁を碗に盛ったろう
ふと思い出したあの時の味噌汁の味が無性に懐かしい
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