エヴァは湧き出るように出現する使徒と戦う巨人だった
何だ、元ネタはウルトラマンだったのか
それは新しい発見
謎の巨人が活躍する物語の原型に気付けたのが一番の収穫
ウルトラQや怪奇大作戦のおどろおどろしさに怖気ていた。子供心にも不思議でなんせ怖かった
そこへいくとウルトラマンやセブンは人類の味方だったし、毎週怪獣をやっつけてくれるから楽しかったな。何で次から次へと日本ばかりに破壊を繰り返す怪獣が現るのかなんて考えもしなかった
怪獣という世界に誇る日本のサブカルを同世代である庵野氏がどの様に蘇らせたのか興味があるし、何より手垢のついたゴジラを洋邦どの作品よりも面白く作り変えた事に期待していた
初っ端、そのスピードについていけない程の速さで次々怪獣が日本国土を蹂躙する辺りはワクワクさせられて、これは楽しめそうだと思ったのだけど
樋口監督の人間描けない致命的な演出力の不足と、庵野脚本もエヴァ最終話やQの様な悪い自己満足に陥ってしまい酷く退屈な映画になってしまった
巨人化した長澤まさみお姉ちゃんのパンチラが見えそうで見えなかったことの方が印象に残っちゃってるのって、完全な失敗作でしょ。朝早くからシンゴジラ同様の期待をして劇場に集まった人たちはさぞかしガッカリしただろうナ
さっきCS放送でウルトラマン傑作集を放映していて、ジャミラの話を観たけどあの視点は半世紀たっても色褪せないどころか、一層身につまされる痛みを伴い迫ってくる
あの志し高かった名作を汚す様で、悲しみより静かな怒りの方が大きい
仮面ライダーかぁ・・・
観るだろうけど、全く期待しちゃいけないことを忘れないでおこう