むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

賞の柩(帚木 蓬生)新潮文庫

2009年03月08日 | 読書

ここで言う賞とはノーベル賞のことです。
日本人が4人受賞したと言うことで、テレビなどで受賞の様子が放映されていたので、雰囲気など想像出来てタイムリーでした。

あるノーベル賞受賞学者に不信を感じた日本人の医師がそれを追求するため、ヨーロッパに渡り、真実を知る話です。
パリから南ヨーロッパを経てイギリスまで、旅をする話は、作者の風景描写の巧みさもあって、旅情的な楽しみも味わえました。

帚木蓬生は、すごく頭の良いキャラも、壊れたキャラもリアルに描けるので、すごい作家だと思う。
コメント
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