アーマーモデリングの11~1月号を頂いて読ませて頂きました。
プラモキットがオマケについていたので、2冊以上買った人もいらっしゃったようです。
わたしは、創刊号から読んでいたのですが、もう何年も前から買うのを控えていて、この機会に、じっくり読ませて頂きました。
編集長も替わり、雰囲気も幾分変わっていましたね。
古い人間には、ちょっと気になることもあったので、書いちゃおうかな。
気になったのは、低級モデラーという言葉。
謙遜ということもあるでしょうし、超級だの上級だの言っているモデラーへの皮肉でもあるのでしょうが、商業誌で恒常的に使うのは違和感を覚えます。
自分を低級モデラーと言うのは、勝手なのですが、商業誌でやると、読者に対して失礼でしょ。
もし、ほんとうに低級だったら、お金を取る雑誌に載せちゃいけないくらいは誰でもわかりますよね。雑誌に載るくらいだから、うまいのです。雑誌に載るくらいうまい人が、自分を低級だと言ってしまえば、その雑誌を買って、お手本にしようとしているその人よりへたっぴな人(ボクも含まれるけど・・・)は、低級以下ってことでしょ。
プラモ程度のことで低級でも、級外でもなんでもいいですけど、読者に対して、低級以下って言っているのと同じです。少なくとも、わたしが編集なら、表現方法を考え直しますよ。
昔、わたしは、漫画の同人誌していたのですが、その時の編集会議での決めごとの一つに、手抜きですとかへたっぴですとか書くのはよそうということがありました。同人誌には言い訳じみた、「手抜きで済みません」「へたくそです」とか書いてあることがよく見かけられましたけど、その人の作品を見てうまいな~と思った人は、それを読んでへこんじゃうんですよね。
後進の人や、これからその道に入ってくる人の気持ちを考えれば書いちゃいけないことなのです。
その意味で、今のアーマーモデリングの編集は、商業誌レベルではなく初心者が作ったような同人誌レベルだということで、残念に感じました。
同人誌っぽい雰囲気は好きなのですがそれはある程度のレベルでの話です。日本を代表する模型雑誌に、初心者的な同人誌編集の雰囲気は、取り入れてもらいたくないです。
(初心者の方でも、キチンと編集されている方もいらっしゃいます。一般論でしかないので誤解のないようお願いします)
今後もアーマーモデリングに期待していますので、読者の立場に立った編集や表現方法を考えてください。