これで、絲山秋子の本は4冊目です。
芥川賞の『沖で待つ』、文學界新人賞『イッツオンリートーク』、文芸選奨新人賞『海の仙人』、そして川端康成賞の本作になります。
何が良いのかよくわからないのだけど、なぜか読みたくなる不思議な作家さんです。
3本の短編が収められていて、そのうち2本が同じ登場人物による連作になっています。小説家を目指してプータローしているイケメンな男に惚れてしまった女子の話です。まー、どうしようもない話ですね、ハイ。
もう一本は、姪の女子中学生と文通をする40代独身のおじさんの話……こっちもどうしようもない話ですね、ハイ。
だけど、読んでしまうのはなぜでしょう。
男としては、ダメなヤツでも、女の子にソフトに相手にされてみたいという願望だろうか……こう言ってしまうと身も蓋もないですね😌