むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『背の眼』道尾秀介(幻冬舎文庫)

2021年01月16日 | 読書
あまりミステリー小説は読まないのだけど、この作家さんだけは、心理の描き方が好みなのでハマりました。
主人公が作家と同姓同名の作家で、ホームズで言うとワトソン役となります。
ホームズ役は心霊探求所を経営する主人公の大学時代の友人で、ホラータッチで話が進んで行きます。
犯人は、登場人物が少ないこともあり、この人以外考えられない人が犯人なので、謎解きの面白さは少ないですが、心理ロジックが魅力的に描かれているところが好みなのです。
もともと、ミステリーの犯人なんて興味がなく、心理学に興味がある私としてはそこが好きなのです。
舞台が福島県の山奥の村というのも田舎暮らしにはイメージしやすくて、その世界にどっぷり浸れました。

コメント
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