むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『老人と海』ヘミングウェイ(光文社古典新訳文庫)

2021年07月07日 | 読書
あまりにも有名なヘミングウェイの傑作小説。
学生時代に読んだのですが、数十年ぶりに再読しました。
大自然、大海原の中に小舟で繰り出した老漁師が、巨大なカジキと格闘の末、サメに襲われカジキを食べられてしまう話です。
老人を慕う少年が船に乗っていないことで、一人で戦う老人の孤独感が強調されていました。
また、自然の驚異。自然から恵みを得るための苦闘もよく描かれています。
ただ、苦労するだけの物語のようですが、人生の楽しさは、その苦闘の中にあるのだと語りかけてくるような本です。

コメント
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