人生は積み重ねではなく、詰み減らすべきだ。
道の分岐では、安全な道ではなく、危険な道を選べ。
など、常識とは真反対の主張をする太郎さん。
いや、そんな、いくらなんでもそれは無いでしょうと思うのだけれど、ある程度は正しいと思ったりします。
しかし、そんな甘い考えではいけません。
中途半端が一番いけない! とやられます。
いつもと同じ、何の新しみもない道をなんとなく歩いているのが生きているといえるのか?
ごもっとも。だからと言って、危険極まりない道を戦々恐々として歩くのもすトレス貯まるよ~。
いやー、すごく考えさせられて、刺激をうけました。
わたしは、中途半端な中道を行きたいタイプなので、太郎さんのような命を爆発させて本当に生きる生き方はできませんが、あこがれる面もあります。
ダメだと言われても、いつもと違ったり、少し危険だったりする道を歩きながら、そこそこ楽しく、偽りの生かもしれませんが、腹八分目、生きるも八分目で生きたいと思うのでした。
安全で、つまらない日々を過ごしてしまいそうな人には、刺激剤として良い本です。