むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『告知』久坂部洋(幻冬舎文庫)

2021年10月17日 | 読書
在宅医療は、病院で治療しても回復の見込みがない患者が自宅で看取られるための医療になります。
末期ガン、アルツハイマー病、ALSなどの患者を1軒、1軒回っていく医師と看護師のお話です。
6つの短編で構成されており、主人公は中堅看護師。相棒の先生はベテラン先生と若手の先生に話によって変わります。
久坂部氏は、13年間在宅医療に携わっており、それをもとに書かれたということでした。
久坂部氏はブラックユーモアの短編が得意ですが、この作品にはそれがありません。しかし、家族との別れなんて、そんなきれいなものじゃないよというメッセージが込められていて、さすがだなと思いました。


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