昨日のことですが、スーパーに買い物に行きました。
バレンタインデーも終わり、チョココーナーで売れ残りの安売りでもしていないかな~と思い覗いてみました。
売れ残りっぽいチョコが並んでいましたが、看板の文字が「ホワイトデー」に変わってました。
うわぁ、変わり身はやっ
わたしは、ワインの味が解らないことについて、かなりの自信があります。
とにかく安ければ何でもいい
ワインを飲みたくなると500円未満で買えるビンの中から面白そうなのを選んで買います。
今回は、「アルパカ」というワインを見つけました。
マジで、アルパカのシルエットがデザインされています。
面白いので飲んでみましたが、うまかった~
よく見たら、チリ産ワインでした。
前に飲んだ安ワインもチリ産だったことを思い出しました。
チリ産ワインは安くておいしいですね!!
今更ながら読みました。
ベストセラーにもなった芥川賞受賞作です。
モラトリアム時期が終わっても、学生時代のようなアマチュアとプロの間で生き続けることができる人を天才というのなら、神谷さんはそれなのだろうと思いました。
劇場へ出演するのも、依頼ではなくオーディションから入らなければならない無名芸人たち。学生時代が終わっても、延々と就活しつづけることを選んだようなものです。
世間から見たらただのプータローでしかない状態、自分は何者かと問われれば、100%芸人であると体全体で言える脂質が天才芸人なのでしょう。
長すぎたモラトリアムが終わり、まっとうな道へ歩んでいく仲間たちを芸人の世界にとどまり見届けながら朽ちていく神谷さんはそれでも活き活きとしているのは、普通の人には理解できない状態です。
主人公は、売れてきたときに相方の結婚を機に、芸能界から足を洗いますが、神谷先輩に畏敬の念を残すことになります。
まっとうな常識人には理解できそうもない尊敬の念を小説の形で浮き彫りにした作品です。
著者がお笑い芸人だけあって、言葉選びなどにも卓越したものを感じました。
ブログお題です。
どんな海苔が好き? と言われてもあまり食べないかな。
でも年に一度はかならず食べる時期があります。
それは正月。
おもちの一番好きな食べ方があります。
もちを2枚焼いて、チーズを挟みます。
焼き海苔に醤油をたっぷりつけて、それを巻きます。
手のひらで、パンパンと叩き、チーズが半分くらい溶けてきたらいただきます。
一人でもちを食べるときは必ずこの方法で食べます。
チーズの海苔巻き餅大好き
天才細菌学者曾根次郎が作り上げた関東軍防疫給水部が行った細菌兵器の開発と使用。
それに伴う人体実験、得られた貴重なデータ、それを巡るアメリカとソ連の動きを描いた問題作です。
題材が、スキャンダラスなため普通の作家なら、好奇な目で読んでしまうが、吉村昭の筆は、その淡々な語り口により、より真実に迫ってくる迫力があります。
曾根は、その知識と独創的な発想により、どんな汚染された水でも清浄化する給水器を発明し、その功績で急速に力を付けていきます。
海外視察により、細菌を兵器につかえることを知り、その製造に力を尽くすことになります。
そして、開発に地の利を発揮できる満州へ赴任。スパイや匪賊などの死刑囚を利用した生体実験を繰り返します。
ネズミや蚤を飼育し、ペストやチフス、壊疽などの病原菌を培養し、様々な細菌兵器を開発します。
それを実戦で使用して実験的な成果を上げることに成功した曾根はそれらを量産、日本は世界一の細菌兵器保有国になるのです。
ドーリットルによる東京初空襲、風船爆弾の開発など様々な事象がからみ、歴史の裏部隊で活動する給水部。
終戦直前に満州になだれ込むソ連軍から秘密を守るため、跡形もなく破壊される実験施設。
そして逃亡する給水部隊。
戦後、データを得ようと暗躍する米国とソ連の諜報部と物語はづづきます。
そして、曾根次郎の死去まで語られることになります。
本当の狂気は理性が無くなったときではなく、理性だけになったときだ。と言う言葉をそのまま行く物語となっています。