表題のとおり、「なぜ、ブロックチェーンなのか?」が重要だという本。
ビットコインのシステムとして有名になったブロックチェーンを取り入れようという企業が多いが、既存の技術でうまく行っているところをブロックチェーンに変えるのは意味がない。ブロックチェーンじゃなければならないところに取り入れようというのが著者の主張です。
ブロックチェーンが普及していかない理由や、利用の仕方を提起していて、社会の第一線のブロックチェーン事情がよくわかりました。
ブロックチェーンは、中央集権的な社会とは真逆の個人(法人等含む)をつなぎ、そこにトークン(定量化されてこなかった価値を数値化したもの)を発生流通させることによって真価が発揮されるようです。
ブロックチェーン技術が普及していけば、gafamのような中央集権的な社会はやがて廃れて、個人の活躍の時代がくると著者は言います。
そのときに備えて、個々の魅力をアップしていくことを怠らないように精進しなければなりませんね。