


こんにちは。
2011.3.3のNHKニュースから
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去年1年間に自殺した人は13年連続で3万人を超えましたが、警察庁が動機を分析したところ、就職の失敗による自殺が3年連続で増加し、学生の就職難を背景に20代の若者が153人と、前の年よりも25%増えました。
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20代の若者へ言葉を贈ろう。
今日はそれだけだ。
◆二十歳の勇気
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コーシャン病院で死を目前に控えたガロアが、彼を看取りにきたアルフレッドにこう言ったという。
「泣くな。二十歳で死ぬためには あらん限りの勇気が必要なのだ」
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加藤文元「ガロア」~天才数学者の生涯 中公新書2010年から
エヴァリスト・ガロア(1811- 1832)
は群論で有名な天才数学者です。
早熟な天才ではない
普通の人生キャリアにとって
二十歳の勇気というのは死ぬための勇気なのではなく
生きるために、あらん限りの勇気を必要とするものだ。
◆卒業したら、あらん限りの「生きる勇気」を
就職に失敗して、一人で悩んでいるときほど
世の中は非常に小さな世界に映る。
リアルタイムな自分と周囲の人間関係だけになる。
本当にそれだけが「世界」なのだろうか?
たとえば
ニュージーランドでは何が起こっているか?
中東では何が起こっているか?
ただ自分の悩みだけが勝手に大きく
映っているだけなのでないだろうか?
あらん限りの生きる勇気を出す、ということは
自分のためよりもむしろ、他人のために
生きねばならないと思うことかもしれない。
★★★★
自分のことで悩むな、とは言わない。
悩む以上、解決策はただ一つ。
「あらん限りの『生きる勇気』を出すことなのだ」
前向きに生きよう、と決意して進む時
その姿勢を見て、他の人も勇気を貰うだろう。
就活生の中から
勇気の連鎖を始める最初の一人になってみよう。
それが世界を救う力になるかもしれないのだから。

2011年3月3日
ひなまつりの日に