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人間通の就活術◆関西大名誉教授:故 谷沢永一先生インスパイア◆

2011-03-11 09:31:32 | 日記
こんにちは。
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※※※
辛口の社会批評で知られた保守派の論客で文芸評論家、関西大名誉教授の谷沢永一(たにざわ・えいいち)さんが8日午後11時23分、心不全のため兵庫県伊丹市の病院で死去した。81歳。大阪市出身。
※※※
スポーツニッポン2011.3.10記事から


谷沢永一さんの著書「人間通になる読書術」
で覚えた印象的な言葉があります。

E.H.カーがマルクスの伝記を書いていて
その文章の英文を谷沢さんが紹介しています。



「個性的でありたいとする人間生来の傾向」
“the inveterate tendency of man to individualize himself”


私が理解している谷沢さんの解説の趣旨です。
(多少違うかもしれません)


「個性的でありたいとする人間生来の傾向」
がある限り、人は共産主義や全体主義のような自由のない社会で
生きていくことは結局無理なのだ。

それを正確に見抜いたのは多くのマルクス伝記作家で
E.H.カーだけだ。


◆就活生も個性的であれ


谷沢さんのご冥福を祈りつつ、この言葉を借りてみようと思います。

「個性的でありたいとする人間生来の傾向」


就職活動をしている学生を
昨日も東京駅の丸の内線改札の近くの
スタバの店内で夕方見かけました。

面接帰りだったり、OB訪問の準備だったりしますね。
彼らのしぐさや会話を見ながら


多少ほっとしたのは
「何とか個性を出そうとしてチャレンジしている様子」
でした。前向きな感じを受けたんだ。



◆創造的な経済繁栄のベース


だれでも他人と違う個性があります。
「人間生来の傾向(the inveterate tendency)」
なのだから、まったく自然なことでしょう。


簡単に押しつぶされるようなことがあってはダメだよ。


エントリーシート提出先の
会社の社風を理解することはもちろん大切だけど
心のどこかで

「私は簡単に個性を押しつぶされないぞ!」
というイメージはずっと持っておいて欲しいんだ。


クリエイティブな発想がこれからの経済発展のカギになります。

就活生は、ただ内定取ることを目的にするよりも
内定してからその会社で
クリエイティブに活躍をして欲しいんだ。

そのための個性はどうしても大切にしてほしいと思うよ。



◆会社もいろいろある中で


CMも流して非常に有名だった
ある伝統的なメーカーが会社更正法の適用を申請したことに関連して

※※※

老舗研究をする専門にする光産業創成大学院大学の後藤俊夫教授は「明治期の経営者は、いかに権力者である家長を律して、家を永続させるかに腐心した。その知恵の結晶が家憲・家法だ。これらはトップの独裁を防ぎ、チェックアンドバランス(抑制均衡)を働かせる仕組みでもあった」と語る。


世界に誇る研究開発力を持つ現代の企業が、明治の商家に透明性やコンプライアンス面で劣る。ここに戦前の商家の伝統と、戦後のオーナー経営との断絶が見て取れる。

※※※
日経BP社「日経トップリーダー」2011.3号から


◆「国民」として国を選ぼう。


会社というのは一つの国でもあるんだ。

社風も一党独裁の共産主義から
自由主義・資本主義まで様々だ。


経営者も社員も、どんな国なら自分たちが
一番繁栄できるかを考えていこう。



明治の商家の家憲・家訓というのは
「個性的でありたいとする人間生来の傾向」
を踏まえて

時には強い個性が他の個性を押さえつけてしまうことを
バランスよく調整するための原理でもあったんだと思う。



社員も経営者もそれぞれの個性を
「お互いによりよく発揮できる強みとして」
自由をベースに道徳で律するスタイルのほうが良いよね。



★★就活のヒント★★

就活は、なるべく
そういう社風の会社に入ろう。

または、そういう会社にしていこう。

3月の卒業直前に内定が決まることも
毎年必ずあるパターンだ。
最後まであきらめずに!!
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ではまたね。