フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

つがに汁と梅ねぇやん

2010-02-03 19:47:48 | Weblog
鏡川の上流にある村につがにそうめんを食べに行った。この村は大好きな村の一つで1年に何回かは訪れる定番の村だけどつがに汁を食べさせるのは知らなかった。仁淀川の流域かなと思っていたから気にもしていなかったんだけど考えてみれば少しきれいな川だったらつがにはいるのだからどこの川でも漁があれば食べさせてくれるところはあるんだろう。でもつがにそうめんはじめましたなんて広告を見ると「行ってみるか」ということになってきたんです。ここの食堂は、村の有志でやってるのかどうか知らないけど「梅ねぇやん」というのが店の名前だ。入ってみると「ねぇやん」と気持ちは分かるが梅干ばぁさんばかりが和気藹々とのんびりやっていました。


今日は節分でこのところコンビニやなんかではやってきた「恵方巻き」という巻き寿司をみんなで巻いていました。ここでも予約販売をしてるらしくその数や半端でない。ここでのレベルだけど。つがにそうめんを頼んで様子を見ていると楽しそうに巻いてます。はじめは予約の分を間に合わすためと思ってたけど「あれ、売ってくれる?」と聞いたら「はいはい」って相好を崩した。その顔のしわくちゃなこと。嫌いじゃないなと好感をもって1本貰った。中には、焼き卵とほうれん草と和人参しか芯がはいってないけど寿司飯が空き地がないくらい入っていて良心的というか素朴。勿論、土佐には恵方巻きなんて習慣がなかったから方角がどうのこうのとか食べ方がどうのこうのとかに係る着には更々ないけど。米がこういう形でも消費されていくのはいいことだと思うな。つがにそうめんはね美味いな。うめばぁさんが作ろうがうえねぇやんが作ろうがこのカニが美味いんだろうかね何か寄生虫の宿主という危ないカニだからよけいに美味いのかな。生で食わなきゃ大丈夫なんだから熱い汁は昔はこの川っ淵に住む者にとっては貴重な蛋白源だったことだろうなと思いつつ自分としては珍しいことに汁を一滴も残さず飲んでしまった。食堂から見える川向こうの学校に陽が当たって気持ちよさそう。きれいな川、陽だまり、美味いつがに汁、しわくちゃな梅ねぇやん 今日も幸せな時間が過ぎていく・・・・。
コメント
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