今日は、雨が降っていて、昨日久しぶりに昔の本を思い出したからか、雨の中で突然「赤と黒」かと呟いた。ジュリアンソレルと何とか夫人の恋の行くへだったっけ。若い時は、そんなに面白いとは思わなかったけど今になって面白かったんだと思うから不思議だ。これとは違うけど「赤と黒とのドレスの渦にナイトクラブの夜は更けて、疲れて眠るモロッコ椅子に落ちた涙を落ちた涙を嗚呼誰か知る・・・」なんて思わず口ずさんでナイトクラブかいい響きの言葉だね。少年と大人の遊び場がはっきりと区別されてた時代のもっとも大人臭い憧れの場所と言うイメージかな。ピンストライプのスーツなんか着て颯爽と出入りする玄人という感じが粋だったね。そんな大人の恋に目覚めて行くのがスタンダールの「赤と黒」だ。
「若きウェルテルの悩み」にも似てるけど「本当の恋とはたった一度のものだというけれど・・・・」ということを人生の野望と若気の至りを織り交ぜながら本当の恋に目覚めていくジュリアン。赤と黒は、色彩心理学では「母」のイメージだからジュリアンソレルも何とか夫人でなくてはいけなかったんだろう。でもこういう話、自分は好きですね。区別がある恋というのも純粋でいいんじゃないかな。くたびれ果てて赤だか朱だか黒だか灰だか分からなくなった身にとっては昔の作品ってとても新鮮で刺激的。と今勝手に脚色して想いを膨らませているだけだろうけど。
「若きウェルテルの悩み」にも似てるけど「本当の恋とはたった一度のものだというけれど・・・・」ということを人生の野望と若気の至りを織り交ぜながら本当の恋に目覚めていくジュリアン。赤と黒は、色彩心理学では「母」のイメージだからジュリアンソレルも何とか夫人でなくてはいけなかったんだろう。でもこういう話、自分は好きですね。区別がある恋というのも純粋でいいんじゃないかな。くたびれ果てて赤だか朱だか黒だか灰だか分からなくなった身にとっては昔の作品ってとても新鮮で刺激的。と今勝手に脚色して想いを膨らませているだけだろうけど。