アウシュビッツってドイツの田舎にあると思っていたらポーランドなんだってね。「アウシュビッツを訪れる若い日本人は少ない」「ヨーロッパやアメリカは先生が少年達を引率してやって来るけど」と言われても日本人は漠然と思っていてもナチスの狂気の惨事の一つくらいの認識だろう。本で知ったんだけど収容所に続くポプラ並木があるんだって。「想像してたよりずっときれいなところなんですね。これは戦後植えたんでしょうか」
と作者が尋ねると「いいえこれはナチスが植えたんですよ。人は大量殺戮という計画を推し進めながら同時に景観を考え美しさを保つために建物の横に樹を植えることができるんですよ」ここを考えて欲しいとガイドが言う。不可解な感性。これが人が持つ怖さなのだと作者はその前で佇む。ヒトラーはユダヤ人撲滅を訴えロマ(ジプシー)、身体障害者、同性愛者、エホバの証人をも抹殺しようとした。アウシュビッツで殺害されたのはユダヤ人に次いでポーランド人が多かった。ヒトラーはただ叫んだドイツ国民が不況で苦しんでいるのは過去の政治家の判断とユダヤ人のせいだと。この言葉が正当性を持ち人々の心に刷り込まれていった。これがアウシュビッツの始まりなのだと作者は言う。そしてビルケナウ第2収容所。この名前は初めて知った。ここもきれいな森の中にある。ここでも不可解な感性。アウシュビッツの周りに商業施設を建ててはならないと法律でポーランドは決めたという。日本では考えられないね。経済優先で観光地化して一大観光都市となってるだろうな。これもまた不可解な感性のなせるところか。ヒロシマの原爆ドウムにヨーロッパやアメリカの先生が生徒を引き連れて見学に来てるだろうか。やられたことだけ戦勝国がとりあげる戦後風潮はもう終りにしなければ。不可解な感性はどこの国にもあることだから。気をつけることは「政治家の叫び」だ。「日本国民を守るために」とか「平和国家を築く」とか叫び出したら要注意。「従軍慰安婦」と叫び続けているヤツも要注意とアウシュビッツの並木道が僕に教えてくれた。
と作者が尋ねると「いいえこれはナチスが植えたんですよ。人は大量殺戮という計画を推し進めながら同時に景観を考え美しさを保つために建物の横に樹を植えることができるんですよ」ここを考えて欲しいとガイドが言う。不可解な感性。これが人が持つ怖さなのだと作者はその前で佇む。ヒトラーはユダヤ人撲滅を訴えロマ(ジプシー)、身体障害者、同性愛者、エホバの証人をも抹殺しようとした。アウシュビッツで殺害されたのはユダヤ人に次いでポーランド人が多かった。ヒトラーはただ叫んだドイツ国民が不況で苦しんでいるのは過去の政治家の判断とユダヤ人のせいだと。この言葉が正当性を持ち人々の心に刷り込まれていった。これがアウシュビッツの始まりなのだと作者は言う。そしてビルケナウ第2収容所。この名前は初めて知った。ここもきれいな森の中にある。ここでも不可解な感性。アウシュビッツの周りに商業施設を建ててはならないと法律でポーランドは決めたという。日本では考えられないね。経済優先で観光地化して一大観光都市となってるだろうな。これもまた不可解な感性のなせるところか。ヒロシマの原爆ドウムにヨーロッパやアメリカの先生が生徒を引き連れて見学に来てるだろうか。やられたことだけ戦勝国がとりあげる戦後風潮はもう終りにしなければ。不可解な感性はどこの国にもあることだから。気をつけることは「政治家の叫び」だ。「日本国民を守るために」とか「平和国家を築く」とか叫び出したら要注意。「従軍慰安婦」と叫び続けているヤツも要注意とアウシュビッツの並木道が僕に教えてくれた。