フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

晴天、鎌滝山

2015-05-14 07:39:21 | Weblog
大渕の集落にある登山口から鎌滝山に登って来ました。

登山口にある駐車場に車を止めていると下の家からおばちゃんが犬を連れてやってきた。

ソフトバンクのお父さんをぐんと小さくしたような犬だったけどこれがまた人懐っこいの可愛がられているんだろうなということが一目で分かる。この道の下でサルを3匹見つけていたから「サルが来ても番にはならないね」とこの犬の頭をなでてやると「ならんならん」とおばちゃん。「鎌滝山へいくの?」「うん」「ここからどれくらいの時間がかかるの」「そうねぇ、わたしらぁがごとごと行って1時間くらいかね」とおばちゃん。
「そう、ありがとう」と言って軽い気持ちで登り始める。ハウスのそばを通り抜ける。あれ、はやくも道がワカラねぇ。ちょうどハウスから出て茶摘をしてるおじさんに聞く。「この草むらの道を真っ直ぐ行ったら林道にでる」と教えてもらう。林道をしばらくいくとまた「鎌滝山登山口」の看板が。林道から来る人向きなのかな。おばちゃんが1時間って言ってたからとお気軽に登り始める。あまりの坂に息が上がる。ナンダこの山、キツイとお気軽さは吹っ飛ぶ。土地の人の1時間だもの2時間はみとかんといけなかったな。と反省。それでも距離はそんなに長くないからと急坂を登る。途中で見晴らしのいい岩の上で休憩。

ここからまた急登。「結構な山だね」とブツブツ。頂上に着いた。

蔵王権現が鎮座。

その下に昔はコレで登ってきたのかと思わせる鎖が伸びていた。今では使われないが修験道の山だったから往時の厳しさが垣間見えました。頂上は南面が開けていて早明浦ダムがきれいに見える。下山は来た道を降りる。いつも思うのだけど「こんな道を登ってきたのか」と感心するくらいの急坂だ。これが四国の山の特徴なんだよと一人納得させるようにつぶやく。手頃な山だと下りてしまえば思うんだが荷物が重かったらしんどい山だね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする