フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

人がいなくなった

2017-05-09 07:59:19 | Weblog

「人がいなくなった」限界集落から消滅へ。今朝の高知新聞の見出しは衝撃だった。高知県香美市物部町の中津尾という山の中の集落だそうな。2015年には2世帯2人が暮らしてるという調査結果だったが1人は94歳で昨年死去、もう一人は80歳で町の病院に入院となり今は誰もいない集落だそうな。物部町と言えば限界集落が多いところだから今後も消滅という集落が出てくるだろう。何にもできずにただ消滅を見守るだけの行政と住民。自給自足ができる村という構想で何かできるような気がするけどな。サバイバルクルーを呼んでそのノウハウを学ぶとか原始の種子を育てるとか限界集落ネットワークで「林業山の民」を結成するとか世界中から人を読んで国際村を作って運営し将来はバイリンガルは物部村からとかいうのもいいな。今の日本の体制なら限界集落には核のゴミ捨て場を作って道を整備し雇用を創成し村の存続に寄与しますと言いかねないけどそんなのは願い下げだ。このまま朽ちるほうが100万倍ましだと高知は言うだろうな。原発とか核のゴミとか反対投票で住民の意思を明確に示したのは高知だけだからな。「金は要らん、青い空ときれいな水と美しい緑の山があったらええ」と言い切ったのは高知だけだからね。「自由は土佐の山間より出ず」の精神は骨身にしみついているが「人が土佐の山間より出ず」はちょっと困ったよ。そうじゃトランプにでも言うたら「ババ抜き」なんてぬかしよるかのう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする