あの高橋由一の同門で30歳も年下の先輩の五姓田義松。明治期には凄い活躍をして日本人としては初めてサロンドパリに入選した洋画家であるのに世間的にはあまり知られてないというか業績が讃えられてないのはなぜなんでしょう。わずか10歳で西洋絵画を学び驚くほどの上達ぶりを発揮したというからまさに天才。彼の目はいまのカメラそのものだった。「老母図」が有名なんだけど自画像に天才性を感じる。ひょっとしてサヴァンかなとも思ったのは自分だけだろうか。では、なぜ消えたんでしょう?NHKで五姓田義松の番組を2月にやったらしいけど見てない。その頃は知らなかったから。知ったのはつい最近、写実絵画の番組でだ。見た絵は「老母図」と10代で描いた「自画像」。これにたまげたから興味を持ったんだ。当時は天才と言われ実績もあり本来なら日本洋画の先駆者として名前が一般に知られてないといけないのに何故黒田清輝にほうが有名で日本洋画の父みたいに言われているんでしょうね。高橋由一も江戸時代の洋画家で「鮭」で有名なのにね。彼等の写実画を見ていてつくづく思う。リアルが描けなきゃアートじゃないって。そして日本人にしか描けない西洋画が今もあるってことを。
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