フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

見学人

2017-05-14 06:47:05 | Weblog

昨日絵画教室が始まって1時間くらいたった時だった。「こんにちわ」と見学に人が来た。珍しいこと。若い人か?と思いきや高校の同級生の年寄りだった。若作りだからおジイには見えないのが俺たちの年代。ボーリングに凝って週3回は投げるということで体脂肪が減って以前より若々しくなってる。ボーリングは効くぞとボーリングの効用をひとしきり述べてから勧められた席に着き鉛筆で模写をやりだした。描きたいらしい。入会人ではなく見学人というポジションだから自由にやらす。家で描いていたというから描くのには抵抗がないらしい。オレも自分の絵を描きながら少しは気にしていたけどなかなか熱心にデッサンしている。入会する気があるんだなと紙や絵具の説明をしてやる。セッちゃんは入会の意志がはっきりしてないと教えないスタンスだからオレのガイダンスには参加しないが最後にデッサンを見て消失点の位置の間違いを指摘。さっさと線を引いて直してやった。彼、見込みありか。一人で描いているとデッサンの間違いにすら気づかないからこんなことよくあることだ。描くという意欲だけあればこの教室にははいれるんだ。思ってたより自分が描けないと知るのが絵画教室のいいところだからね。ボーリングを1回減らして絵を描きに来いよ。

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