みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

星座の話、水着

2005年08月30日 | 俳句・短歌
風涼し 星座の話 犬にして
(前原市 波多江敦子)

水着きて 縦縞太く なりにけり
(豊中市 鈴木ひさみ)

「悲しみよこんにちは」読む 水着かな
(長野市 木原 登)

青春を 病みて水着の 記憶なし
(宇部市 谷藤弘子)

戦争が廊下の奥に立っていた
(渡辺白泉)

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この週末、録画してた放送を見ていた。8/16分の放送で印象に残った句。
「風涼し」の句は、たいへん気に入った。好みだ。このほのぼのとした雰囲気。愛らしいワンちゃんと、満点の星空、涼しい夜風が吹いてきて・・・。素敵な情景。現代のメルヘンだ。とてもいい。番組でも特選だった。
「縦縞」の句も、お茶目な太りっぷり。

あと、この放送のゲストの窪島誠一郎さんが、たいへん雰囲気の良い方だった。
「自分は形容詞の塊のような男」「俳句は一汁一菜の芸術」などと気さくに語られるのが、いい感じ。
窪島氏が館長をされている長野県上田市の美術館、無言館は一度、行ってみたいなぁ。
コメント
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