「フジバカマ」は、秋の七草の一つとして、
その花の変化も楽しめますが、
私にとっては
「アサギマダラ蝶」を呼ぶための手段。
不思議なことに、この蝶「フジバカマの蜜のみを吸うために」
立ち寄るのです。
「2000kmも旅する蝶」として9月から10月半ばまで
毎日複数等が飛来、今年はしっかり楽しませてくれました。
奄美大島や台湾へ帰る復路の立ち寄りを期待してのもの、
今年はその目的をしっかり楽しませてくれました
昨日この花、根本から強切り、全部撤去(来春、芽を出します)。
「この冷え込みで、もう来てくれないことと」、
ご覧の通り
すっかり開ききり、朽ちる直前まで咲かせたものです。
「フジバカマ」はキク科ひよどり花の仲間、
現在は希少植物として環境省のレッドリストの一つになっています。
生の葉や花は、無香ですが、乾燥すると「桜餅の葉の匂い」を放つといわれています
(私は今一つわかっていません)。
「アサギマダラ蝶」が、なぜこの花のみの蜜を吸うのか?、
有害物質の「ビロジジンアルカイド」を含んでおり、鳥など天敵に襲われなく、
長旅に耐えられるようになっているとの説も、
又、雄ばかりが来るのは雌を呼び、子孫を残すためのフエロモンの役目にも
なっているのだそうです。
こんな役目を知れるのも、美しく、たのしい蝶です。