「この数字は国民皆さんの叱咤激励と受け止め努力します」、今朝の報道各社の内閣支持率調査結果を受けて記者会見での官房長官発言。一般庶民の言葉で言えば「とぼけたことを言なさんな」と言いたくなる内容。官房長官は選挙区は異なるが同じ県内、役目上とはいえ発言は支持できない。
共同通信:25%、新聞各紙は朝日:22%・毎日と読売:21%という内閣支持率。総理にふさわしいのは小沢民主党代表が麻生総裁を上回った。支持率は各調査とも急落、望ましい政権は民主党主体が最も多い。
支持率の急落についてその理由が分析・解説されておりその内容は概ね納得できる。それは「国民皆さんの叱咤激励」ではなく「国民皆さんから落第点をつけられた」と考えるのが普通の感覚だ。その理解ができないことが今の評価となっている。
100%の支持率を100点とすれば今の内閣は20点台ということになる。通知表の5段階評価なら「1」。それも10点台に近い点数で示された。地方が、国民皆さんがと遊説されてもこの点数、真摯に受け止めるべきではなかろうか。
「激流に馬を乗り換えられる状況にない」と官房長官、ならばいま激流を渡っている国民をどのように導くのか、総理自らの言葉で分かりやすく、丁寧に、国民が納得するまで話される以外に信頼を取り戻す方法はない。
解散総選挙は総理が決めることと言われるが、明快な根拠はないとする意見もある。それはさておき、国民が望むときに国民の声を聞く、これが最も大切な民主的な国作りに向かう方法と考える。
(写真:麻生内閣の支持率推移、朝日新聞より)