ブログを散歩をすると素晴らしい雲海の写真に出会う。撮影で苦心された様子と撮れた喜びも書添えられている。まだ実景を目にしたことのない者には想像が膨らむ。
収穫を終えた棚田に立ち込める霧を俯瞰撮影された写真が目についた。春も夏も、そして米の収穫期も撮られている方の作品に見とれた。通い続け、そして発見さた撮影ポイントから撮られた写真にはその人の思いも写されている。
市内北部で撮影された「晩秋の水墨画」と題された縦位置の1枚にも引かれた。左手前下半分に木立、広がる雲海の向こうにそこに浮ぶような峰が写されている。写真なのに水墨画を眺めている感覚だ。市内にもいい撮影ポイントがあることを教えられた。
雨上がりの朝、錦川沿いに上流へ車を走らせる。深い霧につつまれた錦帯橋も素晴らしいが、上るにつれいたるところで「川」と「山」と「霧」の三つが織り成す風景はハンドル操作を忘れそうになる。
9時頃に山間の町に到着。周囲の山は霧につつみ隠されていて通りは薄暗い、信号機の色だけが妙に鮮やか。霧に濡れた車体は長距離走で汗をかいたようにしっとりしている。街なかより気温が2度低い。外に出て深呼吸、冷たい空気が気持ち良い。さあ、講座頑張るぞ。
(写真:厚い霧に眠っているような町の様子)