「まもなく最後の催しの『もちまき』が始まります」と場内にアナウンスされた。ひょっとしたら仲間もこの時を待っていたのかもしれない。いや待っていた。片付ける手を休めて、イベント会場のグランドへ急ぐ。
今日は大雪、最低気温は今冬一番の冷え込みで零下2度近い。ダム湖近くで催される「文化健康まつり」にパソコンを抱えて10名ほどの仲間が連れ立って参加する。車のウインドウは曇る朝7時過ぎに出発した。
趣向凝らしたイベントの中で「すごい」と思わせたのは「宝くじ」。商品は「篤志農家の方の提供による農産物」とある。特賞は特産の「ハス」、それも1本1メートルほどのものが小山のように積まれており、当たると1本もらえる。自治会長さんのは「600から700本、もう少しあるかも」何気なく話される。
残念ながら特賞は射止められず薩摩芋が6~7個入った袋を受け取る。ハスを射止めた仲間も何人かいた。宝くじが終わってから各ブースは賑わい始めた。
今年最後のイベントへ参加、パソコン操作を体験してもらいながら多くの方と新しいふれあいが始まった。そして最後の催し、実行委員の「もちまきには全員参加してください」の合図で駆けつけ、わくわくしながら待つ。
仲間全員の成果はなんと100袋を越えていた。均等に山分け、子どものように嬉しそうな笑顔がいい。ことし最後の収穫、大収穫持って会場を後にした。
(写真:紅白のもちに豊かな年おさめを感じる)