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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

リーダーの面構え

2011年06月17日 | 自然 季節
                      

昨年、採種した種から育てている朝顔、日に日にツルの数が増えぐんぐんと伸びていく。合わせて葉も茂り始め、育ち具合がよくわかる。時期的に雨にもたっぷりと恵まれ水やりの手間もいらない。長年やっている我流の植え方育て方で特別な工夫などしていない。

ネットに巻き付きそこねた1本のツルに手を貸した。その先端を手にした時、日に照らされた短いが真っ白い産毛に気付いた。綺麗だから撮っておこうとレンズ向けた。

レンズ越しにアップして見えたその先端の「獰猛なつら」に驚いた。それは思いもしなかった顔つきだった。考えてみれば無理もない、そうなのだ、と納得した。獰猛(どうもう)とは「性質が荒く乱暴であること。または、そのさま」と辞書にある。

これから秋までの長い期間、1日も休まず花を咲かせ、猛暑を乗り切らなければならない生き物の覚悟、成長のリーダとして伸びていくツルの先端にそれを感じた。外見は優しそうだが、そこだけ見ると万難を排して引っ張っていく、受け継いできた芯に秘めた力を感じる。

朝顔は特別なことをしなくても、毎朝咲いてくれる。そして楽しませてくれる。難しい花のように消毒もいらない。そんなことから育てやすいと思っている。本当は立派なリーダーが先頭で引っ張っているのだ、と見直した。世論調査に見る内閣不支持の1番の理由は「リーダーシップが足りない」という。朝顔から学ぶことが在るかも知れない。

(写真:根性丸出しで伸びていく朝顔の先端)
コメント
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