日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

大きく育て

2011年06月23日 | 自然 季節
           

「あそこへ行けば見れる」何度か教えられたり撮られたのを見たりで知っていたが、初めて足を運んだ。場所は紅葉谷公園六角亭そばの池。かなりの数の白い塊が水面から1メートルくらいのところに下がっている。

正体は「モリアオガエルの卵」。泡の表面は乾燥した紙のように見える。どうしたのか少し汚れている。形はふくらんだもの少し細長くなったものもある。役目を終えたのか薄い発砲スチロール状のような姿になった巣がいくつか水面に浮いている。ちょっと哀愁を帯びた漂いに見える。

池の中には大きささまざまのオタマジャクシが遊んでいる。白い房の中でオタマジャクシになって池に落ちてくることを映像を見て知っている。木の上で飼えたオタマジャクシの天敵は水中の生き物。いたいた、赤い腹をしたイモリ。下半身を左右に振りながら水底を歩いている。イモリは餌に不足することはなさそうだ。

モリアオガエルは産卵の時期だけ池や沼に現れ、それ以外はひそっりと木立の中で生活する生き物という。国や県の天然記念物に指定されているとこもあるそうだ。この池のそれはどうなのだろう。オタマジャクシの生まれ落ちるところを見たかったがそれはかなわなかった。初めて足をはこんでそれは贅沢というものだ。

(写真:この卵から幾匹が生まれ出るのだろうか)
コメント (6)
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