
梅雨前線を北へ押し上げた太平洋高気圧の影響で、関東以西の各地の「暑い」さをニュースで見る。午前中、その暑さをじっくり全身に受けた。残っていた庭木の伸びた小枝などを切り落とした。剪定となどという文字は使えない仕上がり。それでもうっとうしかった周辺がサッパリとした。風通しがよく木も喜んでいるだろう。
暑さしのぎのインタビューについて、笑いながら「節電のため公共施設で過ごします」という主婦の答えがあった。トータルでは節電に協力したことになるのかもしれない。図書館や公民館など近くにはそんな施設がいくつかある。
一方で、北上した梅雨前線は震災で難儀をしている各地に大雨を降らせた。洪水による各種の被害や孤立など、二重三重の自然災害に見舞われた。震災前の何倍にも広がったというゼロメートル地域、その苦労を偲ぶしか方法がない。
真夏日の公園には人影もまばら。あるいているのは観光で見えた人たち。ソフトクリームと汗ふきか日傘を持った手で散策中。木陰に立ちずむ人も多い。吉香公園には大小いくつかの噴水がある。風に流されてくる水しぶきが心地よい。一服の涼を感じる。でもそれはほんのひと時。風は気ままに吹いているから。梅雨明けはまだだが、これからが暑さの本番へ向かう。気を引き締めていこう。
(写真:公園で涼を感じる場所から大噴水を見る)